[あくまでクジャクの話です。 感想]生物学の説得力とギャップ可愛いヒロインが魅力[漫画]
あくまでクジャクの話です。1巻の表紙

引用:あくまでクジャクの話です。1巻より

[あくまでクジャクの話です。 感想]生物学の説得力とギャップ可愛いヒロインが魅力[漫画]

記事内の作品おすすめポイント要約

  • 多少飛躍はあるものの妙に説得力のある生物学の観点からの恋愛論が面白い

  • クールで舌鋒鋭いヒロインのギャップ満載の可愛さ

  • メインの二人以外にもクセの強い登場人物同士のやり取りの多さも魅力

こんな人におすすめ!

  • 普段は勝気でクールなヒロインのギャップだらけの可愛さに惹かれる人

  • 生物学と恋愛論の組み合わせという発想に興味がそそられる人

  • 程よいニヤニヤ度のラブコメ作品が大好物な人

あらすじ

久々に出来た彼女に浮気され落ち込む高校教師の久慈先生。

しかも彼女曰く、昔から久慈のコンプレックスだったなよなよとした見た目が原因らしくより失意のどん底へと突き落とされる。

そんなある日、彼に近づいてきたのは同じ高校の生徒である阿加埜 九音。

久慈先生に生物学部の顧問になって欲しいと頼む彼女は事ある毎にお得意の生物学の話でその場を切り抜けていく。

イヤに説得力のある彼女の言動。
そしてやたらと久慈先生への好意を露わにしてくる態度。

はたして彼女の真意とは一体。

といった導入の生物学系ラブコメ。

作品、作者情報

2025年8月18日現在、既刊5巻。コミックDAYSにて連載中。

コミックDAYS公式サイトにて第1話と第2話の無料試し読みも可能。

作者は「小出もと貴」という方で過去に「AKATSUKI -朱憑-」や「iメンター」等を連載していた。

ここが良かった!

1.妙に説得力のある生物学の話が面白い

まず本作の軸である生物学の話が妙に説得力のある内容で凄く面白かったな。

全体的に目から鱗の生物学の内容も多くシンプルに興味深かった。

例えば1巻だと、見た目の大事さをクジャクの求愛の観点から紐解いたり、アデリーペンギンの利己性や結婚ゲームの話などなど。

様々な生物学の知識を用いヒロインである阿加埜が歯に衣着せぬ言い方でバシバシと第三者の論破していく姿も爽快だった。
アデリーペンギンの生物学的な例を用いて恋愛が如何に無法地帯であるかを相手を説いている阿加埜

引用:あくまでクジャクの話です。1巻より

生物学の話を用いて次々と相手を論破していく

一応、タイトルでも書かれているし単行本の表紙の袖の部分にもしっかり書いてある通り、あくまでクジャクの話であり、生物学用語そのものはあるけど解釈は作品独自の物とはしているけど、それでも説得力自体は凄まじい。

しかも巻末にもしっかりと参考文献まで乗せている辺り作品への本気度は伝わってくる。

人間も生き物である以上はある程度当てはまる部分や思い当たる節があるのはある意味当然と言えば当然という気はするよね。

実際、本作を読んで色々と参考にしたら自分もモテ人間になれそうかもっていう錯覚すら起きてくるし。

見た目の話なんて特に理解は出来るし。
ある程度モテる見た目の大枠が決まっているっていうのは絶対にある話だしね。

中でも尻軽すぎる人間が増えると結果的に種として、結婚という観点から見て、崩壊していく話とかは面白かったな。

2巻以降もどんどん興味深い生物学の理論が出てきて面白い。
喧嘩武力の話、ゾウアザラシの話、一緒にいる時間と興味の話、反応閾値の話などなど。

生物学という角度でどこまで話を続けられるのかは分からないけど、今後どんな生物学理論が出てくるのかは凄く楽しみだな。

2.ラブコメとしてのニヤニヤ度も高め

本作のもう一つの主軸であるラブコメ要素もニヤニヤ度がめちゃくちゃ高くて読んでいて楽しかったな。

基本的にはクールな装いで生物学に関する知識を披露する時と久慈に寄り付く悪い虫を追い払う時だけ異様に饒舌なヒロイン阿加埜。

恋愛においても久慈先生に対して割とグイグイ積極的な姿勢を見せていく。

所が実際の所はかなり無理しているようで少しでも気を抜くと乙女な表情を全開に覗かせて真っ赤になって照れまくり、モジモジしまくりなギャップがメチャクチャ刺さったね。

直前まで強気な態度で他の人に対して饒舌かつ口が悪かったのにも関わらず嘘みたいにもごもご喋るのが破壊力高すぎた。

異様に強いキャラクターのこういうギャップって愛嬌を感じられて良いよね。
直前まで饒舌だったのにも関わらず久慈先生に対してだけは顔を真っ赤にして照れてしどろもどろになっている阿加埜

引用:あくまでクジャクの話です。1巻より

直前まで饒舌だったのにこの表情は破壊力高い

でもその異様に饒舌かつ口悪い場面を久慈先生に見られたりしているのは構わないのだろうかと思わなくもない。

あと、これだけ阿加埜側が意識しているのにも関わらず、過去に久慈と出会った時のエピソードに対するそれぞれの認識がすれ違う展開もニヤニヤが止まらなくてメッチャ好きだったな。

今のところ先生と生徒という関係性もあって久慈は恋愛感情を一切見せないんだけど、この牙城がどのような展開で崩壊していくのかは楽しみ。

1巻の段階でも既にかなりニヤニヤ度の高い阿加埜が今後どんな可愛らしい表情を見せてくれるのかも楽しみだね。

3.阿加埜を含め個性的な人物が多め

ヒロインの阿加埜を含め色々と個性的な人物が登場してくるのも本作の魅力の1つだったな。

まずは主人公の久慈。
高校教師。

なよなよとした自分の見た目があまり好きでは無く、色々と鍛えたりしようとしても結局上手くいかなかったという過去を持つ。

阿加埜とは過去に出会っていてその時から好意を抱かれたらしい。

その時の盛大な勘違いがこれまたニヤニヤ度の高い展開を生んで個人的には好きな流れ。

一応本筋としては色々あって末に生徒指導員に任命され、怪しげな問題児たちの更生を任されることに。
この辺も波乱を予感させて今後の展開が楽しみ。

ヒロインの阿加埜。
生物学に異様に詳しい上、ミスコン二連覇などかなり見た目のレベルもとてつもなく高いという才女。

髪型の雰囲気とかめっちゃ好き。
ちょっとボーイッシュな髪型って良いよね。

元々久慈と出会った頃はかなり男勝りな性格と見た目だったけど、その時の出来事をきっかけに女性として魅力的に見えるように努力をしてきた様子。

その努力の過程に生物学があったという事らしい。

こういう所は言動の粗暴さに対して健気で可愛いよね。

そして彼ら以外にも更生の必要がある問題児かつ魅力的な人物が続々と生物学部の周辺には登場。

まずは美月 羅美。
理事長、校長の孫娘。

不登校な上クラブ通いだったりイケイケだったけど阿加埜の生物学トークに敗北し久慈の優しさにやられ学校に通うように。

ツインテが可愛い。
結婚を高度な戦略ゲームだと語る阿加埜とその論調に気圧される美月 羅美

引用:あくまでクジャクの話です。1巻より

問題児たちにも悠然と生物学で論破する阿加埜

もう1人久慈と阿加埜が更生させた不良の鷹垣。
こいつも結構良いキャラしていて好き。

見た目に反して性格が優しい上、しっかりと勉強も出来たりする。
ハイレベルヤンキー。

作中で伏線の様に時折名前の出てくるヤンキー組織ルースターズの幹部だったらしい。

2巻以降も問題児やら阿加埜の恋のライバルになりそうな女教師の根津やらクセのある人物が登場。

特に教師陣だと根津先生は気になる。
要所要所で阿加埜のライバルムーブをかましてくる。

久慈自身としても彼女にご飯に誘われたりすることが満更でもない感じ。
彼女の存在が阿加埜をどういう風に動かしてくれるのかは楽しみだね。

この他にも色んな人物が登場、一つの物語の筋である問題児というのもまだまだいそうだし、どんなクセ強人物が登場し阿加埜の生物学理論に論破されていくのかにも注目だね。

総評

まず本作テーマである阿加埜の語る生物学理論がすごく面白かったな。

あくまで実在する用語を軸にした作品独自の見解をうたってはいるけどちゃんと説得力はあるし、これを参考したら実際モテるんじゃないかと錯覚するくらいには興味深かったね。

そしてもちろんラブコメ作品としてのクオリティも高い。

ヒロインの阿加埜はクセが強いけど饒舌な時と久慈とやり取りしている時の乙女なギャップが最高すぎた。

普段気が強すぎる位なのに久慈の前だとモジモジしているのは可愛すぎる。

本筋である問題児の更生エピソードも次々にクセの強い人物が登場し、どのキャラクターも魅力的なのが良かったな。

久慈と生物学部として二人きりになりたい阿加埜が他に人を追い出すためにガンガン絡んでいく感じも見ていて面白いし。

好きな人を前にしてそんな感じで良いのだろうか、とは思わなくも無いけど。

今後それぞれの軸がどういう風に展開していくのか楽しみだね。

そんな、生物学の絶妙な説得力とギャップ可愛いヒロインが魅力なラブコメ作品。

気になった方はぜひ読んでみてほしい。
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プレイヤー目線での素直な感想を心がけながら更新中。

ラブコメ大好き歴は優に20年以上。
王道ラブコメからコメディ色強めのラブコメまでありとあらゆる作品を摂取しまくり。
イジらないで、長瀞さんとか宇崎ちゃんは遊びたい!みたいな距離感近い系ラブコメが大好物。
最近だと、いとこのこや今日から始める幼なじみとかが最高。

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