[いきものがたり 感想]生き物の面白い生態がテンポ良く描かれ好奇心が刺激される[漫画]
いきものがたり1巻の表紙

引用:いきものがたり1巻より

[いきものがたり 感想]生き物の面白い生態がテンポ良く描かれ好奇心が刺激される[漫画]

あらすじ

生き物の不思議な生態に興味を持った作者は独自に様々な情報を調べる事に。

そうして仕入れた情報を元にコミカルに描かれる様々な生き物の驚くべき生態や小ネタの数々。

今回はどんな生き物やテーマを軸に生態に関する情報が描かれるのか。

といった内容の生き物知識系漫画。


作品、作者情報

2023年10月16日現在、既刊1巻。モーニングにて連載中。



モーニング公式サイトにて第1話の無料試し読みも可能。


作者は「松本ひで吉」という方で、過去に「ほんとうにあった!霊媒先生」や「さばげぶっ!」等を連載していた。


作者wikiはこちら


ここが良かった!

1.生き物たちの驚くべき生態の数々

なんといっても扱われている生き物の生態がどれも興味深く、面白いっていうのが本作の大きな魅力の1つだったな。

作者が気になった生き物の生態を、生き物単位、もしくはテーマ単位で紹介していくっていうのが基本的な流れ。

登場する生き物も多岐に渡っていて、ナマコやらイカやらといった水生生物から、パンダやカモノハシといった陸生成物、小型から大型まで様々。

1巻の中だと個人的にはナマケモノが満腹で餓死するっていうのは結構衝撃的だったな。
元々あまり強い生き物だとは思っていなかったけどそのレベルっていうのは想像していなかった。

餓死する理由も結構独特だし。
もっと上手く進化できなかったんだろうか。

排便時にエエ顔するっていうのは見てみたくなったね。
ナマケモノが満腹でも餓死するという生態について熱弁している作者

引用:いきものがたり1巻より

そもそもの消化の構造からして燃費悪すぎる

後は変な生き物の代表格なカモノハシの生態とかも面白い。

体から乳を滲み出し、哺乳類なのに卵を産む、極めつけはブラックライト当てると光る。

意味が全く分からない生態にはやはり惹かれるものがあるね。

作者が描いているけど、本当に誰が何を思ってブラックライトを当てようと思ったんだろう。

他にも動物の利き手の話や尻の穴で呼吸する亀の存在など、生き物の面白い生態が次々と描かれていてメチャクチャ好奇心が刺激されて楽しい。

腸呼吸、つまり尻の穴で呼吸する亀とかもびっくり。

とにかく色んな種類、色んな角度で生き物の生態が語られていく。

こういう進化の過程で何故そうなったのかって疑問を覚えるというか、考えさせられる感じって生き物の面白さだったりするよね。

理にかなってあるものもあれば意味不明なものもあって面白い。

全体的にある程度生き物に詳しい人には既に知っている様な内容も多数あるとは思うけど、色んな生き物の生態に興味を持ち始めた位の人には丁度いいボリューム感の一冊だと思ったな。

僕も生き物は結構好きでテレビとかネットとかで情報を見たりする方だったけど、それでもまだまだ知らない不可思議な生態が多くてかなり面白かった。

本当に生き物っていうのは奥が深い。


2.本題への入り方やテンポ感も読み易い

元々テンポが重要なギャグ、コメディ作品を描いていたこともあってか導入からテーマへの入り方、話題の広げ方、オチまでの流れがとても読み易いっていうのも本作の大きな魅力だった気がしたかな。

導入のちょっとした作者のエピソードや情報から、テーマの提示、そこから上手く他の話題も入れながら最後はちょっとしたオチも付けての着地。

1話のページ数自体は少ないものの要点は抑えているし、テンポも良くかなり読みやすい。

こういう所は過去作の経験が生きているのかなーとは思ったな。
霊媒先生とか凄く好きだったのを思い出す。
動物界のマルチツールである、リスのしっぽについて語っていこうとしている作者

引用:いきものがたり1巻より

テンポ良く本題に入っていく感じ読み易いね

導入のパターンとしては食から入る回が多い印象だったかな。
確かに生き物と食って人間としても切っても切れない要素ではあるもんね。

上でも少し書いたけどテーマは生き物単体がテーマの時もあれば、軸を絞ってひとまとめの回もあったり。

テーマのタイトルも興味を引くようなものが付けられていて、早く詳細が知りたくなる良い入り方。
イメージとしてはyoutubeのサムネみたいな感じ。

どういう事なんだろう?とか凄く興味がわくんだよね。

話の展開のさせ方も無理の無い範囲で上手く転がっていくし、全体的に作者のリアクション等でフフッって笑える内容も多くて読み易いっていうのも凄く良かった所だったな。


3.絵柄も表現も可愛くて読んでいて和む

登場する生き物たちがコミカルだったり可愛らしかったりとほんわかする感じに描かれているのも凄く良かった所だったな。

リスやレッサーパンダ、コアラなんかの所謂可愛い系の生き物はきちんと可愛い所も描かれているし、逆に怖い瞬間や不気味な瞬間のギャップ感も上手に描かれていてそういう所も読んでいて楽しい部分。

地味に表情豊かに描かれていて、場面によっては不謹慎だけど思わず笑ってしまう瞬間も多々あったね。
折りたたまれたペンギンの脚が実は長く、高身長である様を身をもって伝えようとしている作者

引用:いきものがたり1巻より

何とも言えないペンギンの表情が個人的にツボ

生き物の生態も面白いけど、こういう所で取っつき易い和み成分が入ってくるのは凄く良いよね。

もっと色んな生き物の可愛らしさや不気味さ、ギャップや和む一面等、色んな表情を見てみたくなったな。


総評

色んな生き物の驚く様なユニークな生態を知れるのが物凄く面白く、好奇心を刺激されたね。

これぞ正に進化だなーって思わせる様な頭の良い生態を獲得した生き物もいれば、意味がわからねーっていうような生態に進化した生き物もいて、読んでいてかなり引き込まれた。

生き物にめちゃくちゃ詳しい人にとっては聞いたことある内容が多いかもしれないけど、興味があってこれから知りたいっていう人が入門として読んでみるには丁度良いと思う。

そこそこ詳しくても初耳な生態も全然あったりすると思うし。

僕自身、生き物が好きで小さい頃から色々調べたりして知識があると思っているつもりだったけど、まだまだ知らない事が沢山あったからね。

内容のテンポ感や話題の展開の仕方が上手く、全体的に読み易いっていうのも非常に良い。

扱っている生き物の絶妙な表情や仕草も可愛かったり不気味だったり読んでいて楽しいしね。

これからどんな生き物や生態がテーマとして取り上げられるのかかなり楽しみだな。

そんな、生き物の面白い生態がテンポ良く描かれ好奇心が刺激される作品。

気になった方はぜひ読んでみて欲しい。


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