[なつめとなつめ 感想]互いを思いやる信頼関係が心地良い2人の学園生活[漫画]
なつめとなつめ1巻の表紙

引用:なつめとなつめ1巻より

[なつめとなつめ 感想]互いを思いやる信頼関係が心地良い2人の学園生活[漫画]

記事内の作品おすすめポイント要約

  • 主人公とヒロインの恋愛感情だけでない空気感に心が温まる

  • 二人のなつめのキャラ属性や個性も魅力的

  • 二人以外の登場人物のやり取りにもハートフルさが満載

こんな人におすすめ!

  • 恋愛や友情を超越した独特な空気感の関係性に惹かれる人

  • カッコ良さや可愛さを程よく内包したキャラクターたちが刺さる人

  • メインの二人以外の登場人物の関係性の変化や物語展開にも魅力を感じる人

あらすじ

持ち前の強面と不気味すぎる笑顔のせいで周囲から怖がられまくる男子高校生の不知火 棗。
しかし実は彼はとてつもなく優しい心の持ち主で常に人の役に立つヒーローになりたいと思って行動していた。

そんな彼の行動で時々起こる問題にフォローを入れているのが幼なじみで温和な礼儀正しい、水無月 夏目。

2人の「なつめ」の互いが互いを思いやる彼らの学園生活はほっこりするような展開の連続で。

といった感じの学園漫画。

作品、作者情報

2025年12月2日現在、既刊10巻。pixivコミックにて連載中。

pixivコミック公式サイト にて1話から3話まで無料試し読みが可能。

作者は「空翔 俊介」という方で、現在は他に「ハロー・マイ・ホーム」を連載中。 過去に「三白眼ちゃんは伝えたい。」等を連載していた。


→ [ハロー・マイ・ホーム 感想]心に影持つ者同士が互いに影響し合い成長していく物語[漫画]


ここが良かった!

1.二人の「なつめ」の空気感に心温まる

まず棗と夏目、2人のなつめの心温まる雰囲気が非常に読んでいて和む。

何より2人の間に流れる恋愛感情とはまた違った角度の信頼関係が素敵。

単純に好きとか嫌いとか恋愛とかに留まらない2人の関係性っていうのも非常に魅力的なんだよね。
互いに全幅の信頼を寄せまくっているし。

時々訪れる波乱も2人で乗り越えていく様は読んでいて心地良い
夏目が、お前が目指すべきは孤独なヒーローでは無く皆に寄り添うヒーローだと諭すところも胸がジーンとしたね。

この2人なら色々な障害も乗り換えていけそうな安心感がるんだよね。
互いに喜びを分かち合っている夏目と棗

引用:なつめとなつめ1巻より

2人の間に流れる空気は非常に心地良いね

棗が落ち込んでいるときは夏目が。
夏目が落ち込んでいる時は棗が。

互いが互いをいつも気にかけていて、表情に見えないほどの些細な変化も見逃さす、フォローを入れていくところも見ていて心地良い。

棗がその持ち前の怖さから少しクラスで浮いていたときなんかも夏目がきっちりとフォローしてくれるのとか良いよね。

そんな風に割と誤解されがちな棗が常に優しく丁寧でヒーローでいようとすればするほど、周りから段々と理解されていく優しき世界というのも読んでいて安心感があるんだよね。

勿論、クラスメイトとかも全てが全て棗への理解が有るわけじゃないので怖がっている人と打ち解けるみたいな展開もある。

他にも体育祭とか夏休みとか色々なイベント事を丁寧に描いていくところもまた面白いところだね。


2.どちらの「なつめ」も個性的で魅力的

全体的に漂う優し気な空気感の物語は勿論、メインの2人のキャラクター性も魅力。

強面だけど紳士な言葉遣いの棗の方は動物にも、さん付けをするほどの丁寧で優しき男。
ただし周りからは怖がられることもしばしば。

理想のヒーロー像のためとはいえ、多少のやり過ぎ感はある。
そういう愚直な所もまたカッコよかったりはするよね。

因みに目指しているヒーロー像が実は夏目の事で有ることが割と序盤でそのことはやんわりと語られる。
小さい頃からの色んな出来事を経て段々と夏目の様なヒーローを目指すようになるんだけどその辺の話は巻数を追うごとにより踏み込んだ話が展開されていく。

彼女の丁寧さや優しさを目指しているからこそ現在の様な少し歪な言葉遣いの棗がいるんだよね。
困っている人を助けようとするも顔の怖さ故に相手をビビらせてしまっている棗

引用:なつめとなつめ1巻より

良い奴なんだけど如何せん顔が怖すぎる

一応、勉強や料理といった事柄でも夏目と同じ様に出来る事を目指していて、多少下手ではあるものの着実に成長している実直な男でもある。

夏目じゃないけど、この実直で愚直な棗の姿に安心感とか信頼感が読者サイドにも物凄く生まれるね。

ちなみに髪を下ろすと目つきの悪さはさておき割とイケメンだったりする。

意外と内面はナイーブで祖母からもらった大福をカビさせただけでもかなりの落ち込みよう。

過去にはヒーローになろうと急ぎすぎ、問題生徒をボコボコにして自分も不良生徒と思われていた時期もあった。
夏目を目指していてその方向性とは無骨な男が過ぎる。

未だに愚直過ぎるが故の突っ走り感は拭えていなくて、応援団に乗り気じゃない生徒を無意識の圧力で参加させてしまったり、猫を助けようとして自らも危険な目にあったりと割と空回りする場面も多い。

そんな棗の成長模様にも期待だね。

ヒロインの夏目はかなり凛としていて、常に冷静で優しい。良い人間の見本の様な人物。
棗とは違ってその佇まいのお陰もあってか周囲からは好かれている。

見た目的には可愛らしいのに内面的にはかなりかっこよかったりする部分があったり、頭も良いし料理も出来るという才色兼備で万能感が凄い。
ただ、部屋着のTシャツは微妙にダサい。

冬馬という弟がいて、棗の事をメチャクチャ慕っている。

夏目は夏目で常に棗を気にかけていて、多少過保護なきらいもある。

割と冷静な態度で負の感情を表に出さない事が多いんだけど棗の事となると割と感情的になる事も多い。

ちなみにこちらも棗の事を自分にとってのヒーローだと感じている。
最早相思相愛以外の何物でもない。

このお互いが同じものを目指しているはずなのに微妙にすれ違っている凸凹コンビな感じ感じも結構面白かったりするんだよね。

どちらの「なつめ」もそれぞれが良いキャラクターをしているし、その2人のやり取りや織りなす出来事がより作品の面白さを増幅させているんだよね。


3.周囲の人物も皆が和やかでほっこり

2人のやり取りも勿論良いんだけど、それを取り巻く周囲の人物たちも優しくて読んでいてほっこりする。

友人たちも強面で少しポンコツな棗に対して物凄く優しいっていうのも読んでいてかなり安心感がある。

勿論、最初から全てが全て丸く収まっていたわけじゃないけど、棗の実際の実直な行動、夏目のフォローの甲斐もあって段々と2人の周囲には優しい人たちが集まって来たんだよね。

棗の友人の大地なんかは割と長いこと行動を共にしてきていて、夏目に続いて親友と呼んで差し支えない様な存在。

棗のポンコツだけど愚直で真面目な部分をキチンと褒めてくれる物凄く良いやつ。
いつもニコニコしているのもなんかホッとして良いよね。
棗の愚直な行動を素直に褒めている友人の大地

引用:なつめとなつめ1巻より

引き合う様に周りには優しい人たちが集まる

棗は本当に周りの人にも恵まれているなーと思う。
それが運なのか、自ら引き寄せたものなのかはさておき。

棗の隣の席の相田さんもノリが良いし、彼の変な言動に的確にツッコミを入れてみたりと良いキャラしている。

本人的には棗のことは大きな爬虫類位にしか思っていないらしい。
意外と周りにも変な奴が多いのかもしれないね。

後、登場人物ではないけどデフォルトされた動物は全体的に丸みを帯びていて可愛い。
時々シュール過ぎる場面もあるけども。

1巻だけだと棗側の友人が多いけど、巻数を追う毎に夏目側の友人とかも出てきて2人の周辺はどんどんと賑わってくる。

殆どの人が2人に対して好意的で読んでいてストレスが無いっていうのが本作の大きな魅力の1つだと思うね。


総評

まず2人の間に流れる互いが互いをフォローしあう信頼関係が読んでいて心地良いんだよね。
互いに相手の事を自分のヒーローと思っていて、そこを目指しているっていうスタンスも中々に良い。

後、2人共のキャラクターが立っているのも良いよね。
強面で不器用だけど優しい棗と凛として普段は負の感情を表に出さないけど、棗の事になると熱くなる夏目の姿とか。

そんな2人を囲むクラスメイトなんかも優しい人が多いし。
多少すれ違っても変にこじれず、良い感じの方向に軌道修正される展開も安心して読んでいられて良いんだよね。

2人の仲がどういう形になっていくのか。
記事を書いている段階ではその辺にも少し進展もあって、これからどうなっていくのか非常に楽しみ。

そんな、互いを思いやる信頼関係が心地良い学園漫画。

気になった方は是非読んでみてほしい。
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著者プロフィール

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イジらないで、長瀞さんとか宇崎ちゃんは遊びたい!みたいな距離感近い系ラブコメが大好物。
最近だと、いとこのこや今日から始める幼なじみとかが最高。

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