[ねずみの初恋 感想]初々しい恋愛模様とハード展開の落差が半端ないサスペンス[漫画]
ねずみの初恋1巻の表紙

引用:ねずみの初恋1巻より

[ねずみの初恋 感想]初々しい恋愛模様とハード展開の落差が半端ないサスペンス[漫画]

記事内の作品おすすめポイント要約

  • 恋愛とシリアスさのギャップに惹き込まれる

  • 登場人物のバックボーン、クセの強い個性が魅力

  • 二人の恋愛模様や進展にも注目

こんな人におすすめ!

  • ジェットコースターの様な展開や落差に魅力を感じる人

  • 初心で純粋な恋愛模様に心惹かれる人

  • バイオレンスでシリアスな駆け引きを楽しめる人

あらすじ

幼少期の出来事をきっかけにとある組の殺し屋として生きることを余儀なくされた、ねずみと呼ばれる少女。

殺しの依頼の最中に偶然出会った碧という青年に一目惚れされ彼の熱意ある告白に心を打たれ二人は付き合うことになる。

半年後、幸せの絶頂にいた二人だったが組がそんなことを許すはずもなく一転、絶望の底へと叩き落とされてしまう。

そんな窮地を脱すべく、ねずみは組へある取引を持ちかける。
果たして二人の運命とは・・・。

といった導入の恋愛サスペンス漫画。

作品、作者情報

2025年12月5日現在、既刊8巻。ヤングマガジンにて連載中。

ヤンマガWeb公式サイトにて第1話の無料試し読みと最新話の購読が可能。

次にくるマンガ大賞2024年 コミックス部門で12位入賞。


作者は「大瀬戸 陸」という方で、過去に「影霧街」などを連載していた。


ねずみの初恋のwikipediaページはこちら



最新刊まで読んだ上での1巻の内容を中心とした感想。

出来るだけ初見の楽しみを味わって欲しいのでネタバレは極力控えた記事内容にしています。


ここが良かった!

1.恋愛とハードな展開の落差がエグい

まず本作にグッと引き込まれたのは殺し屋としてのハードな展開と恋愛描写の甘酸っぱさの落差が半端じゃ無かったところだね。

殺し屋として育てられた少女ねずみ、その子に一目惚れした純朴な雰囲気の青年碧。

二人の甘酸っぱい恋愛模様で読者の心が解きほぐされ、うっすら笑みが零れそうになったタイミングで急転直下、殺し屋という彼女のポジションが大いにシリアス方向へと物語の舵を切ってくる。

この落差があまりにも強烈でグッと物語に引き込まれたんだよね。

しかもそこに行くまでのテンポ感、スピード感も半端じゃなくて1巻を読み終わった段階で微妙に呼吸を忘れている自分に気付く程だった。

とにかく本来であれば真逆のベクトルの内容を作り上げるのが上手すぎる。
組の上司である鯆から碧を殺すように命じられているねずみ

引用:ねずみの初恋1巻より

急転直下の展開でグイグイ引き込まれたな

絵柄も恋愛パートが軸の時の二人は柔らかい描かれ方だけどシリアスパートの組員とか最早別作品としか思えない画風。

特にねずみの上司に当たる組のボスの鯆の表情とか怖すぎだった。

こういう所も陽と陰の転換の落差が凄くてグイグイ引き込まれた部分だったね。

このままのスピード感とギャップが結末まで維持出来るのか現状では分からないけど1巻においての読者の心の掴み方は半端じゃなく、続きがめちゃくちゃ楽しみで仕方なくなったな。

2.恋愛パートの二人の空気感が凄く良い

シリアスパートと恋愛パートの落差が面白い本作な訳だけど、二人の恋愛模様の空気感のキラキラとした甘酸っぱい感じが半端なく好きだったな。

恋愛経験無さそうな二人の初心な空気感がたまらない。

ねずみの恥ずかしがりつつも微妙に積極的な言動も良いし、それを碧が受け入れそうになるもやっぱり我慢するっていう葛藤もめちゃくちゃ微笑ましい。

シリアスパートの時もそうだったけどナヨナヨっとした碧が意外と漢らしい一面を見せてくる所もギャップを感じられて良いんだよね。

ねずみも殺し屋の時の無の表情とは打って変わって表情豊かな可愛らしい場面が多いのも読んでいて和む。

基本的に何も出来なさそうな碧がねずみのためだけには頑張れるっていう空気感が最高。

特訓の時の努力の感じとか、常に一途な感じはめちゃくちゃ好感が持てるんだよね。
二人で布団に入りねずみちゃんは自分が幸せにすると話す碧

引用:ねずみの初恋1巻より

二人の初々しい空気感に自然と頬が緩む

ねずみ側も序盤のあのハードな展開であの選択を即座に取れるほどに愛していることが伝わってくるのも良い。

本当に応援したくなる様な二人で心の底から幸せになって欲しいなーって思えたのは素晴らしく見せ方が丁寧だと思ったな。

それ故にシリアス展開が際立つし、1巻ラストの碧に関するとある真実が浮き彫りになってからの二人の今後は気になりまくりだけども。

どういう展開が待ち受けているのかは分からないけど、この二人の初々しい空気感だけはどうか失わずに話が進んでいって欲しいね。

3.登場人物のバックボーンも謎だらけ

色々と今後の展開が気になる要素も多いのも本作の魅力。

特に1巻ラストで明かされる衝撃の展開。
ネタバレにもなるから詳細は伏せるけど、それまでのやり取りを考えるとあまりにも急転直下な内容で今後の展開があまりにも気になってしまったな。

スピード感テンポ感が良い本作だけどこういう次の展開への引きまでも上手い。

そもそも一般人にしか思えない彼女が何故そんな目に合う必要があったのか。
謎が謎を呼ぶ。

この辺りを含めて碧のバックボーンも色々と謎が多いのは今後の種明かしが気になる所だな。

あと、ねずみをここまで育て上げたテングと呼ばれる人物も謎が多い。
そもそもどういう思考、思想で動いているのか謎。

ねずみに対して強く当たる瞬間もあれば、ねずみに利がありそうな進言をしてみたりと今のところは掴みどころのない人物。

見た目の年齢に反して、かなり強いはずのねずみを圧倒する実力といいある意味で底知れない人物だったように思ったな。

そしてもう一人のキーパーソンである組の上司の鯆の存在。

普段の笑顔の裏に隠された暴力的な本質が恐ろしいということ以外のバックボーンは1巻の段階では謎に包まれていて、こちらもこの先どういうポジションとして動くのか、どういう経歴が用意されているのか、この辺りもメチャクチャ気になるね。
ねずみの頭を掴み、故障していると言い放つ鯆

引用:ねずみの初恋1巻より

凶悪な鯆の存在は今後どう影響するのか

2巻以降では更にメシアちゃんを含め、ねずみと似た様な哀しいバックボーンの殺し屋が他にも登場。 彼女たちとのやり取りも絶妙なスピード感があって感情がどんどんと揺さぶられていく。

今後他にもどんなバックボーンを持つ登場人物が二人の恋路を阻むのか、続きを読むのが待ち遠しいね。

総評

ねずみと碧、二人の初心で微笑ましい恋愛模様、そしてそこからの急転直下のシリアスでハードな展開の落差にまず心を鷲掴みにされたね。

地味に碧があんな目にあわされているのに一途だったり漢気溢れる存在なのも大きい気がする。

その後の怒涛の展開も続きが気になる内容ばかりで1巻としての展開のスピード感がえげつなかった。

1巻ラストの展開といい、それぞれのキャラのバックボーンといいまだまだ謎の多い本作が今後どんな表情を見せるのか、二人の愛は実るのか続きを読むのが待ち遠しいね。

そんな、甘酸っぱい恋愛模様とハードでシリアスな展開の落差とスピード感が面白すぎる漫画作品。

気になった方はぜひ読んでみてほしい。

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著者プロフィール

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ゲーム・漫画の感想やレビューブログの運営4年目。
プレイヤー目線での素直な感想を心がけながら更新中。

基本はラブコメやギャグといった明るい作風好きだけどいつの頃からかシリアスで心をぐちゃぐちゃにされるドス暗い作品も刺さるように。
ミスミソウとか少年のアビスとかはめちゃくちゃ面白かった。
最近だと、ねずみの初恋、シガンバナ、ハヴィラ戦記辺りがお気に入り。

ネタバレは極力避け、購入に悩んでいる方の背中を押し、出来るだけ初見の楽しみは奪わないレビューを心がけています。

直近に累計10万PVを超えました。感謝!

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