[アストロボット タイムアタックステージ 感想.評価]無料追加ステージとボット[ゲーム]
アストロボット タイムアタックステージのトータルタイムとそれぞれのステージが表示されている場面

[アストロボット タイムアタックステージ 感想.評価]無料追加ステージとボット[ゲーム]

どんなゲームか

ネビュラックスの脅威を退けたボットたちに新たにタイムアタックの試練が立ちはだかる。

スタート地点から飛び立つ青色と赤色の鳥たちよりも素早くゴールし、囚われているボットを全て救出することはできるのか。

といった感じのアストロボットの無料追加コンテンツ。

作品情報

2024年10月17日から1週間おきに5週間に分けて配信。開発元はTeam ASOBI。

対応プラットフォームはPS5。

追加コンテンツの価格は無料。

タイムアタックに特化した短めの5つのステージの追加

新たに追加されたさまざまな作品とのコラボボット

コラボボットにもガチャ要素とキャンプでのアクションも用意されている

といった特徴がある。


アストロボットの公式サイトはこちら


プレイ環境と状況

PS5Proにてプレイ。

一通り全てのタイムアタックステージを赤い鳥よりも早くクリアし、全部のボットを救出。 拠点キャンプでのガチャもコンプリートし、各々のアクションを一通り見終えた段階での感想、評価。

ちなみに本編もクリアしトロコンもしていて、その時の様子も記事にしているのであわせて参考までに。


[アストロボット 感想.評価]楽しいと可愛いが詰まったPS5集大成なアクション[ゲーム]


X(旧Twitter)でのプレイ当時の僕の感想。

要素毎の感想と評価

1. 楽しいタイムアタックステージの数々

タイムアタックに重きを置いているためそれぞれのステージ自体は短めではあるものの、本編での魅力的なアクションの楽しさやギミック、景観の良さをしっかりと踏襲しているステージが多くて凄く楽しかったな。

全5つのステージとそこまで多くないので、それぞれのステージの所感を書いておく。

ぶっとび建設パルクール。
本編でも爽快な使用感だった犬ロケットを使って挑むステージ。

他のどのステージよりもギミックの性質上、根本的にスピード感があって凄く楽しかったな。
それゆえに、ある程度ステージを理解していないとタイムを縮めようと無理して失敗しがち。
個人的には追加ステージの中でも楽な部類ではあったけど、楽しさもピカイチだったな。
ぶっとび建設パルクールステージにて狭い足場の向こう側に遮るように積まれた木箱を破壊して進もうとしている主人公

犬ロケットは爽快だけど足場が不安定で高難度

カチコチ氷のスケートリンク。
名前の通り、氷の能力を駆使して進むステージ。

ベースがスケートの要領で進んでいくのでこちらもスピード感が高く、楽しかったステージだったな。

要所要所で氷の足場をどのタイミングでどの位置に出すのかがタイムを縮める上でもかなり重要になってくるのが面白い。

こちらもステージの構造を理解するために何回かミスった以外はわりと簡単な部類だったと思う。

若干、氷とスケートという仕様上、滑る挙動が苦手な人には難関なのかも。
カチコチ氷のスケートリンクステージにて、点々と配置された氷の足場を回転ジャンプしながら飛び移っていく主人公

油断すると滑って落ちるけどスピード感が好き

高速ビーチサイド観光。
カエルパンチを使って進んでいくステージ。

ビーチサイドという名前のわりにカエルパンチを使っての回転ジャンプを利用した縦軸移動の多いステージだったね。

僕自身は一発で赤い鳥よりも早くゴールできたということを考えると追加ステージの中でもかなり簡単だったのかもしれない。

途中、カエルパンチによるフック移動で左右に振られながらジャンプして上がっていくところが絶妙にテンポが良くて好きだったな。
高速ビーチサイド観光ステージにて、カエルパンチを利用しながら進んでいく主人公

後半の上方向へのフック移動はテンポが良い

上昇気流!バルーンGO!。
風船ギミックで膨らみながら上方向へと進んでいくステージ。

個人的には追加されたステージの中でも難しい部類だったかな。

特に膨らんだ時にどこまで上昇できるのか、縮んだ時の下降のスピード感、この辺りをきちんと把握するまでに何回かミスった印象。

ステージの景観としては青空の美しさと、登場するNPCたちの楽しそうな雰囲気が心地よく、そういう意味合いでは1番好きだったかもしれないね。
上昇気流!バルーンGO!ステージにて、スタート地点からステージの雰囲気を眺めている主人公

ステージ構造の凶悪さに反し可愛げな空気感

あちあち高温クライミング。
サルの能力を駆使して火山を登っていくステージ。

今回追加された一連のステージの中でも異彩を放つレベルで苦戦した。

そもそもの操作が他のステージとは違い、コントローラーのジャイロ機能をがっつりと使う必要があるため、操作が体感的でスティック操作単体よりも遥かに難しく感じた。

本編以来に改めてこの動きに慣れる必要があるのと、単純にステージ自体のシビアさもあって、必然リトライ数が増え、シンプルに疲労も蓄積し、失敗しやすくなるという悪循環が僕の行く手を阻んだね。

逆に言うと何回もミスったおかげでタイムアタックの醍醐味でもある少しずつ自分の動きを最適化していく、という部分を最も味わえたステージでもあったとも思う。
あちあち高温クライミングステージにて、背中に背負った猿の装置を使い壁をよじ登っていく主人公

普段しない動きで手首への疲労感が楽しかった

以上の全5ステージが無料で追加。

どのステージも本編ギミックを上手く利用した上でタイムアタックに相応しい絶妙な難易度に仕上がっているのは素晴らしかったな。

ちなみに僕は一通り全てのボットを助け終えた状況でトータルスコアは4分ちょい。
この時点での世界ランク上位は2分くらい。

どうやってここから半分近くに縮められるのかと思うと世界のレベルの高さを感じた。

今後、こういった追加ステージとかがあるのかは分からないけど、今回のタイムアタックのように何かしらの括りで出していくのは面白いかもしれないと思ったな。

本編含め物凄く楽しめた作品だったので、有料追加でも構わないから今後も少しずつ遊びの幅を増やしていって欲しいね。

2.追加された可愛いコラボボットたち

今回、追加されたステージにはそれぞれ二体ずつのボットが新しく追加され、赤い鳥のよりも早くゴールできればどちらも解放できるようになっている。

この新しいコラボボットたちの顔ぶれも個人的には刺さりまくりだったね。

なんといっても今年2024年のPS界隈ではかなりの話題作、人気作から登場しているのは熱すぎた。

僕も遊んだStellar Blade、HELLDIVERS2、RONIN、そして旧作ボジションではヘヴンリーソード、バイオハザードシリーズのウェスカーなど。
ステージにて救出したウェスカーコラボのボットの説明が表示されている場面

相変わらず一言説明にもユーモアたっぷり

個人的にはStellar Bladeのイヴ風ボットが絶妙な可愛らしさで好きだったな。

RONINも固定主人公じゃないのにまさかの出演でびっくりしたし。

そしてHELLDIVERS2からのコラボは愛され過ぎでしょってくらいに大量に兵士たちが登場していたのには笑った。

ある意味であのゲームの命の軽さを再現しているとも言えるのかもしれない。

逆になぜこのタイミングなんだ?と思ったのがウェスカーとヘヴンリーソード。
ウェスカーに関してはそういえば本編にボットがいなかったのかと改めてここで実感。

あんなに目立つ悪役だったはずなのにもはや影が薄くなったもんだ。

ヘヴンリーソードの方は初見では元ネタが分からず調べた。
昔タイトルだけは聞いたことがあったけどなぜ今なのかは本当に謎。

同じ開発会社だとHellblade2が直近に出ているはずだからそっちの主人公のセヌアで良かったんじゃないかと思わなくもない。
ステージにて救出したヘヴンリーソード主人公のコラボのボット説明が表示されている場面

このタイミング?という謎が今後を期待させる

どちらも何かしらの意図があるんだとしたらそれはそれでワクワクだけどね。

全体的に現役のゲーマーにとっても嬉しい、今年の話題作からもしっかりとコラボボットが登場したのにはかなりテンション上がったね。

3.ボットには拠点の固有アクションも

追加されたボットにもきちんと拠点キャンプでの固有アクションが用意されているのもめちゃくちゃ良かったな。

ちゃんとガチャも用意されていて、どんなシーンや要素を切り取ったのか、開放されたときのワクワク感が半端なかったな。

HELLDIVERS2関連のボットはお馴染みの降下ポッド演出で笑った。
中にはヘルメット外して油断して中身のボットが出ているヤツとかがいて可愛かったなー。

あとはやはりStellar Bladeのイヴ風ボット。
自販機と格闘している姿が絶妙な可愛らしさで見ていて微笑ましかったね。
拠点キャンプにて、自販機と格闘するStellar Bladeとのコラボのボットの様子を眺めている主人公

イヴ本人とは違う野暮ったい可愛さが良かった

個人的にはRONINの主人公がカラクリで空を飛ぶ演出部分が使われていたのにはかなりテンション上がったな。
今年の作品のはずだけどなんとも懐かしさを感じた。
拠点キャンプにて、カラクリを使い空を飛び回るRONINとのコラボボットの様子を眺めている主人公

作中のギミックもしっかり再現していて流石

こういう所にも手を抜かず、無料追加にも関わらずそれぞれの作品をしっかりとリスペクトしたモーションや要素を作りこんでいたのは本編でのボットたち同様に流石だと思ったね。

4.その他システムやバグに関して

ロードは本編同様にかなりの早さ。

どのステージも5秒程度で開始できるし、リトライも早い。

今回の無料追加はタイムアタックが主軸になっているため、リトライする回数も必然的に増えるので、ここが快適なのは凄くありがたかったな。

バグに関しては特に遭遇せず。

こちらもタイムアタックというシビアなゲーム性を考えると、こういうところに余計なストレスを感じない設計なのは凄く良かったね。

ここが良かった!

・タイムアタックゆえの短さではあるけど多種多様なステージ

・今年の話題作コラボボットの追加は嬉しい

・ちゃんとガチャやキャンプアクションも用意されている

ここが気になる!

・タイムアタックゆえのボリュームの少なさ

・良くも悪くも何故このボットなのかというチョイスも

・猿ステージが頭二つくらい抜けて難しい

総評

全体的に無料追加とは思えないクオリティの高さでかなりの満足度だったな。

本編でのアクションを踏襲したステージギミックはどれも楽しかったし、赤い鳥によるタイム測定の要素も視覚的に分かりやすくて非常に良かった。

あと、なんと言っても今年話題になったPS作品をすぐにコラボボットとして登場させていたのが凄く刺さったね。

RONIN、Stellar Blade、HELLDIVERS2どれも個人的に凄く楽しくて、印象的だっただけにそれらモチーフにしていたのにはテンション上がりまくったな。

しかも拠点キャンプでのアクションもきちんと原作リスペクトを感じるモーションを作り込んでくれていたのも嬉しかった。

今後、まだまだ他の追加があるのかは分からないけど、凄く面白かった作品だったので有料でも構わないので細々と追加していってくれるとありがたいね。

そんな、無料とは思えない高クオリティステージと今年話題作のボットが登場する追加コンテンツ。

気になった方はぜひやってみてほしい。