引用:キラキラとギラギラ1巻より
[キラキラとギラギラ 感想]絵柄のギャップを軸に繰り広げられる恋愛とコメディ[漫画]
記事内の作品おすすめポイント要約
- 少女漫画タッチと劇画調の絵柄の違いが織りなすコミカルさが魅力
- 強めなコメディの中に甘酸っぱい恋愛要素が程よく描かれている
- 常識から逸脱しまくった個性派揃いの登場人物たちも魅力満載
こんな人におすすめ!
- 絵柄やジャンルの垣根を飛び越えた組み合わせのラブコメに興味がある人
- コメディ強度高めだけど恋愛要素やハートフル要素も楽しみたい人
- クセの強い登場人物だらけのコメディ作品が好きな人
あらすじ
家の都合で煌々学園から転校することになった女子高校生の姫路 ルル。新しい学校に馴染めるかどうか不安を胸に登校するも、なんだか雰囲気というか絵柄の違う人達に戸惑う。
そんな中、聞き覚えのある名前を耳にするルル。
なんと同じクラスに小さい頃に転校してしまった幼なじみの極楽寺 禅がいるという。
しかし彼も何故か当時とは違った劇画タッチな姿へと変わってしまっていて。
といった導入のラブコメ漫画。
作品、作者情報
2025年9月16日現在、既刊5巻。ハルタにて連載中。コミックウォーカー公式サイトにて第1話の無料試し読みも可能。
作者は「嵐田 佐和子」という方で、過去に「鋼鉄奇士シュヴァリオン」や「青武高校あおぞら弓道部」等を連載していた。
ここが良かった!
1.絵柄が違うという世界観の面白さ
まず何よりも興味を引かれたのがヒロインのルルとクラスメイトや街の人達の画風が全然違うという世界観。ルルやその家族、転校前の生徒なんかは少女漫画チックな画風だけど、転校先の人々は劇画タッチという設定にグッと引き込まれたね。
この構図自体はギャグ漫画とかの1エピソードとかではよく見かけるけど、丸々1つの作品として展開させていくっていうのは意外と斬新な気がする。
引用:キラキラとギラギラ1巻より
ルルと不良の絵柄にギャップがあり過ぎて笑う
この辺の極楽寺の苦悩を描いたエピソードとかも面白かったな。
そりゃ家帰っていきなり家族が劇画タッチに変わっていたら冷静さを失うのも分かる。
基本コメディ作品だとは思うからきちんとした種明かしには流石に期待してないけど、その辺をどういう風に展開させるのかっていうのにも少し期待かな。
全体的な流れは絵柄のギャップを活かしたコメディが主軸。
劇画タッチな見た目と言動のギャップ感が面白かったな。
2.二人の恋愛模様とコメディ
絵柄の違うことを軸にしたコメディが主ではあるけど、ちゃんと恋愛模様も描かれているのが微笑ましくて好き。昔とは変わってしまった見た目と変わらない内面から生まれるニヤニヤ度の高いやり取りは読んでいて楽しい。
極楽寺は未だにルルとの色んな思い出や約束を覚えていたり、自宅でバラを育てていたり、本当にルルのことを大切に思っている様子。
そんなギャップのある姿が逆に少し面白かったり。
引用:キラキラとギラギラ1巻より
恋愛模様は少女漫画チックな展開が多くて良い
噛ませ犬っぽいけど妙に親密な雰囲気なんかも出てきて意外と目が離せない。
圧倒的にメイン二人の絆が強いから入り込む余地は無さそうだけど、微妙に波乱を予感させる展開もラブコメ感があって良いんだよね。
もちろんコメディ部分もかなり面白い。
劇画タッチでシリアスな空気感を出しておきながらどこか抜けている登場人物の言動にはクスッとなる場面が多々。
1巻の中だとチー坊の情けない謀略の数々には笑った。
見た目のチンピラ感に対してやっている事が小学生じみている。
黒板にルルと極楽寺の相合傘を敢えて消し辛いクレヨンで描いたり。
個人的には身体測定の回に出てきた瞬足の陣や剛腕の東郷、左利きの嶋が後々、鬼の4人組と呼ばれる3年にボコボコにやられているっていう展開には吹き出した。
別に強そうな通り名じゃないもんなー。
全体的に通り名とかのネーミングセンスが絶妙にダサいのが良いんだよなー。
絵柄とのギャップの丁度良いラインを突いてくる。
あと2巻のオリエンテーション回のチー坊の思考回路にも笑った。
考え方はわからないでも無いけど、なんとも漂う小者感。
チー坊は中々に良いキャラしている。
他にも絵柄のギャップを活かした女子たちの服を買いに行くエピソードも良かったな。
ルルもやたら度胸があるのか内心では登場人物の変さに結構しっかりツッコミ入れていく感じもフフッてなる。
全体的にコメディと恋愛要素のバランスが丁度よく、絵柄のギャップもきちんと活かされていて面白かったな。
3.その他の登場人物も個性的で面白い
上でも少し触れたようにそれぞれの恋のライバル的なポジションの相原 愛子や平等院 秀樹や小者感漂うチンピラのチー坊こと一坊 千秋やその他の通り名のある人物など、劇画タッチな絵柄同様に個性的な人物が多数登場。チー坊は上でも書いた様に見た目のチンピラ感に反して割と子供地味た発想のギャップ感が面白い。
情けない姿が妙に笑える。
平等院は2巻以降で結構出番も多く個性的で気になる存在。
絵を描くのが好きで美術室登校という耳馴染みの無いスタイルで学校に通っている。
ルルとのやり取りの中で少しずつ惹かれていくっぽい描写が。
相原は極楽寺の事が好きなスケバン。
義理人情には厚い。
彼女の操るアメリカンクラッカーにはルルのリアクションも込みでじわじわくる面白さがある。
これは某スケバンヨーヨーのパロディなんだろうか。
アメリカンクラッカーを武器にするって意外とありそうでなかった気がする。
絶妙なダサさ。
引用:キラキラとギラギラ1巻より
美人さとカチカチ音のギャップが妙にツボる
総評
少女漫画タッチと劇画タッチというギャグ漫画のエピソード単体で見ればまあまあ見るギャップを1本の軸として物語を展開させていくという世界観が面白かったな。単純にこの謎が紐解かれるのかっていう所にも興味あるし。
内容としても、世界観のギャップを上手く活かした展開が多くコメディとして笑えるし、メインの二人の恋愛模様も甘酸っぱい感じがして面白い。
恋のライバルポジの相原や平等院の登場なんかはある意味でかなり少女漫画っぽいし、展開にも少女漫画あるある劇画タッチ漫画あるあるがしっかりと盛り込まれている所も良かったな。
今後二人の恋愛模様やイベント事、どんな登場人が出てくるのかも楽しみだね。
そんな絵柄のギャップを軸に繰り広げられる恋愛とコメディが面白い作品。
気になった方はぜひ読んでみて欲しい。
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著者プロフィール
gemaiki
ゲーム・漫画の感想やレビューブログの運営4年目。
プレイヤー目線での素直な感想を心がけながら更新中。
ラブコメ大好き歴は優に20年以上。
王道ラブコメからコメディ色強めのラブコメまでありとあらゆる作品を摂取しまくり。
イジらないで、長瀞さんとか宇崎ちゃんは遊びたい!みたいな距離感近い系ラブコメが大好物。
最近だと、いとこのこや今日から始める幼なじみとかが最高。
ネタバレは極力避け、購入に悩んでいる方の背中を押し、出来るだけ初見の楽しみは奪わないレビューを心がけています。
直近に累計10万PVを超えました。感謝!
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