[シバつき物件 感想]地縛霊になった柴犬たちとの微笑ましく心温まる物語[漫画]
シバつき物件1巻の表紙

引用:シバつき物件1巻より

[シバつき物件 感想]地縛霊になった柴犬たちとの微笑ましく心温まる物語[漫画]

記事内の作品おすすめポイント要約

  • むぅちゃんを含めた地縛犬たちの言動がめちゃくちゃ可愛くて最高

  • 主人公の百瀬の心境の変化や住人たちとのやり取りがハートフルなのも良い

  • 他の住人やシバ犬たちも個性的かつ魅力的で見ていて飽きない

こんな人におすすめ!

  • とにかく犬が好きで好きで好きでたまらない人

  • 単純な可愛さだけじゃないブサカワな要素も刺さりまくる人

  • 可愛さによるほっこり感とハートフルさの絶妙な塩梅が好きな人

あらすじ

ホラーやグロいものに対して何も感じない高校生の百瀬 氷。
この性格が災いし、前にいた学校で問題を起こしてしまい転校する事に。

意を決して一人暮らしを始めようと物件を探す中、好条件かつ家賃4800円という破格の物件を見つける。

百瀬が理由を大家に訊ねると何とどの部屋にも柴犬の地縛霊が出るという。

犬が苦手だった百瀬だがさっさと成仏させてしまえば良いという思惑もあり入居する事に。

しかし、そんなジバ犬のむうちゃんと暮らしていく中で百瀬の荒んだ心は少しずつ雪解けしていく。

はたして、この二人の奇妙な共同生活は今後どうなっていくのか?

といった導入のハートフル地縛霊柴犬漫画。

作品、作者情報

2025年10月6日現在、既刊5巻。ジャンプ+にて連載中。

ジャンプ+公式サイトにて第1話から第3話まで、そして最新話の無料試し読みも可能。

作者は「大森えす」という方で、現在は本作のみの連載。

ここが良かった!

1.地縛霊となった柴犬達がめちゃ可愛い

まず、本作はとにかく地縛霊の柴犬たち、通称ジバ犬がとてつもなく可愛らしいのが最大の魅力だったな。

特に1巻の段階だと主人公である百瀬と共に暮らすことになるシバ犬むうの一挙手一投足の破壊力がえげつない可愛さ。

表情がとにかく豊かで見ていて本当に見ていて飽きない存在。
特に新しいことを知った時のワクワク顔や楽しそうにしている顔が最高に癒される。

ただ個人的には不機嫌だったり、何か気に入らないことがあった時にする変顔がメチャクチャ好きだったな。

こういう真っ直ぐに可愛い表情と、時にブサカワっぽい表情が絶妙な割合で描写されているのがメチャクチャ刺さったんだよね。
同居人の百瀬 氷に対してお前のことがわりと好きだと少し照れくさそうに言うジバ犬のむう

引用:シバつき物件1巻より

全表情が可愛いし独特な言葉の言い回しも好き

あと、なんと言ってもこのジバ犬達は程度の差こそあれ全員が人間の言葉を喋るっていう設定もある意味動物好き達の理想を表現しているところが良い。

どの程度喋れるかは大家さん曰く個体差があるらしいけど、中でもむうは割としっかりと喋れる。

1巻を読んだ感じでの語彙や言い回しの雰囲気的には幼児とか小学生低学年くらいと言った感じ。

その年齢設定故なのか絶妙に失礼に聞こえたり、日本語として違和感のあるぎこちない感じが逆に愛らしさを生んでいるというのも個人的には好きだった。

基本的にクールな正確の百瀬とのちょっとしたかけあいが微笑ましすぎたね。

一応、彼らジバ犬の設定として、あくどいブリーダーによって死んでしまったという重いバックボーンはあるものの現在は平和に楽しく暮らしている感じもほのぼのとしていて良い。

もちろん、そんな悪辣な環境に置かれていた故に可愛がり過ぎると成仏してしまうという絶妙な設定もあるわけだけど。

ただ、設定のおかげでいっぱい可愛がりたい気持ちや成仏させて上げたい気持ちがずっと一緒にいたいという状況と相反する独特な緊張感も出てきてただジバ犬たちが可愛いというだけに留まらない面白さを作り出している所も魅力的に感じたんだよね。

この辺りを踏まえながら、他の部屋のジバ犬たちがどういう形でむう達とどんなやり取りを繰り広げていくのかは凄く楽しみ。

2.百瀬の心境の変化やハートフルさ

作品のタイトル的にも内容的にも基本的にはジバ犬の存在が軸で物語は進むしその可愛さが魅力なんだけどそれだけに留まらないハートフル展開が随所に描かれているのも本作の大きな魅力の1つだったな。

本作の主人公である、むうの同居人の百瀬は、あらすじでも触れたようにホラーやグロいものに対して何も感じないというある種の特異体質の持ち主。

幼少の頃からこの体質のせいで気味悪がられたりしていて、元いた高校でもこれがきっかけで問題を起こしてしまう。

そんな荒みきった彼女の心をジバ犬のむうが意図せず解きほぐしていく感じが読んでいて凄く心地良かったんだよね。
大声で怒鳴ってしまったことを謝罪する百瀬 氷とひとつ返事で許すジバ犬のむう

引用:シバつき物件1巻より

むうとのやり取りで徐々に雪融けする百瀬の心

恐怖は感じなくても人としてちゃんと感情はあって悩んだり辛かったりする気持ちに、むうが持ち前の自由奔放さで自然と百瀬の辛さを和らげていくところが本当に和む。

1巻の段階ではまだまだ家庭環境にも問題がある事が匂わされたり、まだ転校先の高校での生活が始まっていなかったりと今後の波乱を予感させる要素も多くあり、これらの出来事を、むうと共にとどうやって乗り越えていくのかも凄く楽しみだね。

3.他の住人やジバ犬の存在も魅力的

他の住人やそれぞれの部屋に取り付いたジバ犬たちも皆個性的で気になる存在だったな。

1巻の段階だと隣に住む102号室の柴井とそこに住む大量のジバ犬たち、パン屋見習いのヤンキー真田一徹、犬の仮面で素顔を隠している人見知りっぽい謎の女性。

そして大家さん辺りが登場。

どの登場人物もまだまだ顔見せと言った感じでバックボーンは明かされていない事も多いけど一様に個性的。

個人的にはヤンキーパン屋見習いの真田は気になる存在だったな。
そもそも登場時のインパクトが凄く、柴という文字を坊主部分に剃り込む位の気合いの入りようというのが既に面白い。

パン屋見習いという事ででちょくちょくパンを持ち帰ってくるけどあんまり美味しくないっていう不器用さも何だか気になる要素だったな。
真田の作ったまずいパンはもう要らないと言うむうと自分のジバ犬に食べさせれば良いのではと提案する百瀬 氷に対して、無理な理由を説明しようとしている真田

引用:シバつき物件1巻より

言動はヤンキー過ぎるけど意外と良い奴な真田

ジバ犬的にはお隣さんの柴井と大家さんの部屋の犬たちが1巻の段階では可愛くて気になったな。

むうとは違って言葉も難しいことはそれほど話せず、表情も何だかゆるゆるな感じがこちらはこちらでめちゃくちゃ癒されて可愛かった。

1巻だとバイトに行こうとした柴井を玄関で必死に止めようとしている大量のジバ犬たちの姿に癒されまくり。

他にも霊媒師のムーンハイ・真夜という謎の人物も登場。
妙にハイテンションで胡散臭さが凄いけど実力は確かっぽい。

流石に序盤の展開のためだけに出てくるとは思えないし、今後のキーパーソンな予感。

既に登場した住民、まだ見ぬ住民、そしてそれぞれの部屋に住む可愛いジバ犬たち、彼らが百瀬やむう達とのやり取りでどんな相乗効果を起こすのかも今後が楽しみ。

総評

柴犬の地縛霊というトリッキーな設定からハートフルに、そして微笑ましい展開へと発展していく感じが凄く読み心地が良い作品だったな。

一見すると怖い顔で偏屈そうに見えるジバ犬のむうもその変顔や時折見せるキラキラとした表情がとてつもなく可愛くてめちゃくちゃ癒された。

色々と心に問題を抱えた百瀬がそんな、むうの影響で段々と雪解けしていく感じも凄く心温まったし。

まだまだ他の住民やジバ犬との絡みも気になるし、百瀬の抱えた問題がどういう風に解決されるのか凄く楽しみ。

そして可愛がり過ぎると成仏してしまうという絶妙な緊張感の設定が今後どういう波乱を巻き起こすのかにも注目だね。

そんな、地縛霊になった柴犬たちが暮らすアパートでの微笑ましくて心温まる物語。

気になった方はぜひ読んでみて欲しい。
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著者プロフィール

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ゲーム・漫画の感想やレビューブログの運営4年目。
プレイヤー目線での素直な感想を心がけながら更新中。

ホラーやサスペンスも好きだし、強めのギャグ漫画も好きだけど、時にはまったりほのぼのとした日常系も読みたくなるタイプ。
昔から好きなのはゆるキャン△、ばらかもん、月刊少女野崎くん辺り。
最近は瑠璃の宝石、廃バスに住む、どくだみの花咲くころ辺りが面白かった。

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