[デジボク地球防衛軍2 感想.評価]正統進化と作品愛を感じる小ネタパロディ満載[ゲーム]
デジボク地球防衛軍2のタイトル画面

[デジボク地球防衛軍2 感想.評価]正統進化と作品愛を感じる小ネタパロディ満載[ゲーム]

どんなゲームか

前作にて地球をダークレジオンの魔の手から救ったEDFの面々。

全てが終わったかに見えたが突如として地球内部から巨大な砂の化身が襲来。

再び地球はバラバラになってしまう。

それとほぼ同時に再び攻勢に転じた様々な勢力の侵略者たち。

はたしてガイアークと名付けられたこの巨人は一体何者なのか。

再び危機に陥った地球を救うべくEDF隊員たちの戦いが幕を開ける。

と言った導入の地球防衛軍外伝シリーズの正統続編。

作品情報

2024年5月23日発売。開発元はユークス。

対応プラットフォームはPS4、 PS5、Switch。

価格は6980円。


前作よりも進化したブラザーシステム

新たなブラザーやシスター、マップ、敵などの追加

ガイアークと呼ばれる存在を巡る新たな地球防衛の物語

前作同様のセルフパロディや小ネタも健在

魅力満載の新たなメインキャラクター達

クリア後にはお馴染みの高難易度ハーデスト、インフェルノが解放

といった特徴がある。


公式サイトはこちら


プレイ環境と状況

PS5版を友人とマルチプレイ。
発売日前日のアーリーアクセスからの参加。

一通りストーリーをクリア後、ソロプレイにてインフェルノを全てクリア。現状ミッションの達成度が約80%時点での感想、評価。

ちなみに比較的直近に遊んだ前作での様子がこちら。


[デジボク地球防衛軍 感想.評価]本編とは一味違った魅力満載なユニークな外伝[ゲーム]


一応、パロディ的に元シリーズの話題も出てくるので地球防衛軍6本編での様子も貼っておく。


[地球防衛軍6 感想.評価]シリーズの良さはそのままに深みあるストーリーが魅力[ゲーム]


[追記]
2024年7月11日に配信された追加ミッション第一弾のロボソラスvs機械化軍団もプレイ、クリアして記事にしたのでそちらも参考までに。


→ [デジボク地球防衛軍2 追加ミッション1 感想.評価]ロボソラスの熱く切ない物語[ゲーム]



X(旧Twitter)でのプレイ当時の僕の感想。

要素毎の感想と評価

1.更なる進化を遂げたブラザーシステム

まず楽しかったのは前作から正統進化を遂げたブラザーシステムだったな。

基本的なシステムは前作同様。

個性的で様々な特色を持つブラザーたちの中から4人を選び、地球防衛軍シリーズお馴染みの武器による射撃攻撃や個々のスペシャルを駆使しての戦闘といった感じ。

ただ、今作では新たにアビリティなる技が個々に追加され、ブラザーの魅力は増したし戦略の幅も大きく広がった。

元々ブラザーのスペシャルは個々に特性が大きく異なっていて戦闘時の使用がかなり面白かった。
そこに更にアビリティによる特徴的な技が増え、動かしていてより一層楽しくなっていたね。
巨大な滝のある水辺でスペシャル攻撃のハイパーヴィクトリービームを敵に放つサムライブラザー

新ブラザーは全員個性的で使っていて楽しい

例えば、前作でも使っていたブラザーで言うとバロンブラザーはお馴染みのバットミサイルのスペシャルの他に動きつつ攻撃も可能なサマーソルト技が増えた。
攻撃と敵からの離脱が同時に出来るのは結構便利。

個人的に面白かったのはワッフル飛ばすやつとサッカーボールシュートするやつかな。
侵略者と戦っているという構図も相まって何だかシュールさに魅力を感じてしまった。

もちろん攻撃系以外にも回復系や移動系など様々なアビリティが用意されていて自分の戦略に合わせて部隊を編成する楽しみが一層増した印象だったな。

アビリティの追加以外にも新たなブラザーやシスターも多数追加。

個人的に好きだったのはワッフルシスター、ファンタジスタブラザー、フランクフルトシスター、サムライブラザー辺りかな。

ワッフルは耐久の伸びが良い上にスペシャルの空からワッフルを降らせる技が面白過ぎた。
説明文を含めあの有名なネコキャラをパロディしている感じも好きだったな。

フランクフルトシスターはスペシャル技の爆発デコイがめちゃくちゃ強かった。
インフェルノ攻略でもかなりお世話になった。

あとフランクフルトぶん回して戦う姿がシュールで好き。
迫り来る巨大なアリの大群にフランクフルトを囮にして逃げているフランクフルトシスター

フランクフルトを囮にして戦うシュールな技も

ファンタジスタはアクセサリーで移動速度上げまくってのブラザー回収や巣の破壊が楽で使い勝手良かった。
妙に生意気なキャラクターとしての個性もなんだか好きだったし。

この辺はインフェルノクリア時もスタメンで使うくらいに個人的には使い易いキャラだったと思う。

もちろん他にも数多くのブラザー、シスターが新たに追加された上、アビリティ、スペシャル、技の説明やプロフィールの細部に至るまでパロディや小ネタが詰め込まれていて、新しいキャラを手に入れて試すのが楽しくて仕方なかったな。

この辺りが前作から戦闘進化してより一層面白くなっていたのは続編として完成度の高さを感じられて満足感は高かったね。

2.前作同様マップ内の景色が良かった

マップロケーションも前作より正統進化。

シンプルにいくつか新しいロケーションが増えた上、前作のマップのいくつかは広さを増していた。

個人的には新マップの海上コテージみたいな所は景色が良くて好きだったな。
一面に広がる青色の景色には癒されたね。
浅瀬の海に立ち並ぶコテージを空中から見下ろすバロンブラザー

一面に広がる海の青さが何とも美しく感じたね

ただ、過去マップが広がったのは良い側面もあれば悪い側面もあったかな。
前作よりも戦闘しやすくて嬉しい反面、ブラザー集めの際は多少面倒。

特に高低差も出てくるとブラザーの組み合わせによっては探すのが大変。
ミニマップに要救出ブラザーの表示がされるのは割と近づかないといけないし。

マルチプレイの間は特に気にならなかったけど改めてソロでプレイしている時はどうしても大変に感じてしまったな。
難易度がインフェルノともなると救出ブラザーの数自体も増えるし。

ここら辺はもう少しマップ表示とかで工夫が欲しかった気はどうしてもしちゃったかな。

とはいえロケーション自体は前作同様ボクセル調特有の鮮やかな色彩とマッチしていて眺めているだけでも楽しめたのは良かった所だったね。

3.コミカルかつ熱く切ない物語の展開

今作も前作同様にコメディ色の強いコミカルなやり取りがベースになっていて終始楽しくプレイ出来たな。

もちろん中盤から終盤にはそれだけに留まらない熱さや切なさを兼ね備えた内容が展開され、ストーリーとしての満足度もかなり高かった。

ストーリー展開としては前作でダークレジオン討伐後、直近の出来事として始まる。
新たな驚異が地球内部から現れたと説明する総司令

前作から間を置かず新たな脅威が地球を襲う

再び謎の存在によってバラバラにされ危機に陥った地球。
さらに今回はEDF隊員を模したような巨人まで登場。
EDF隊員の様な姿の巨人と戦うテンシンシスター

巨大EDF隊員の登場にはテンション上がった

といった導入から物語は始まり、侵略者とはという部分を考えさせられるような展開に発展。

新キャラのバックボーンやそこから終盤にかけての熱量の上昇など全体的に盛り沢山な内容で凄く面白かったな。

あと個人的にはストーリーパロディとして地球防衛軍6のタイムリープネタが入ってきていたのは結構感動。

シリアス展開だけかと思いきやススムの「ばかな、ばかな、ばかな」という懐かしの発言だったり、ベース411が出てきたり、ジャッキー関連でコメディ色を入れ込んできたりと内容としても面白かった。

地味にエンディング曲好き。
ネタっぽい歌詞なんだけどキャッチーな曲調でめちゃくちゃ印象的だったな。

ただ、ミッション数に関しては若干冗長を感じる部分もあり多すぎた感は否めないと思う。
8割か9割くらいまで絞った方が塩梅としては丁度良かった気は正直しちゃったかな。

今作初登場のキャラクターも魅力満載だった。
特に好きだったのはやはりヒロイン枠的なネオンと姉御ポジションのジャッキーかな。

ネオンのやたら戦闘狂のところとか意外と好きだった。
だろがーっていう口癖も可愛かったし。

あとススムとの凸凹だけどどこか微笑ましいやり取りはメッチャ好き。
EDFの対応に喜ぶ発言を繰り返すネオン

ネオンのだろーがって口癖が妙に可愛かったな

ジャッキーの姉御肌な性格が部隊を上手くまとめていたのも良かったな。

というかジャッキーがいなかったらこの部隊は結構序盤で空中分解していたのでは?とさえ思うほどに重要な存在だった気がする。

他にも将軍とかロブとかドードー隊の面々とかも印象深かったし。
全体的に前作に引き続き新キャラたちはコメディ的な側面も含めて好きなキャラだらけだったな。

もちろん前作のキャラも中盤辺りで登場。
懐かしさと同時に、微妙に当時とは違って戦闘慣れしている感じの頼もしさも良かったな。

4.パロディネタや小ネタの豊富さも健在

本作の魅力の一つはやはりこの多方面へのパロディや小ネタの豊富さだね。

前作の段階で結構色んな小ネタが盛り込まれていたけどそれも本作では更なるパワーアップを果たしていたな。

特に相変わらずの外伝作品へのセルフパロディの感じめっちゃ好きだった。

ネーミングのくだりでどんだけやり取り広げるんだよって思わずツッコミたくなるような内容は良かったね。
キャラ同士の掛け合いの微笑ましさも凄まじかった。
登場した敵の名称について地球防衛軍シリーズの外伝作品を持ち出して指摘する戦術士官

敵の名称のくだりは絶妙な微笑ましさだったね

他にもダロガ関連やヘクトルにまつわる話、シリーズファンでも薄らとしか覚えてなさそうなSTG作品ネタまで盛り込まれていて、過去シリーズやっていても相当コアなファンじゃないと理解出来ないような小ネタ会話も満載。

開発陣の作品愛が感じられたのは凄く良かったな。

もちろんセルフパロディ以外の小ネタも豊富。

ガンダムシリーズを含めたロボット作品、特撮や人気アニメ作品等々とにかく細かい小ネタが隙間無く散りばめられていたのはシンプルに拘りと熱量を感じた。

こういう小ネタとかパロディ満載の作品好きなんだよね。

しかも凄いのは本編中の会話ややり取りだけじゃなくて、ブラザーのプロフィールや武器、果てはアビリティの説明文なんかにも小ネタが詰め込まれているところ。
スリープブラザーのアビリティやスキル、キャラクタープロフィールが表示されている場面

ブラザーのプロフィールにも細かく小ネタが

ともすれば目を通さない人も多いであろう所にまできっちりと楽しめるような要素を入れ込んできていたのは本当に素晴らしかったし何だか感動すら覚えた。

ついついマルチプレイで友人が出撃を待っているのにも関わらず読み込んでしまったね。

5.クリア後開放される高難易度について

一応インフェルノも一通りソロでクリアしたのでその辺の事についても軽く触れておく。

まず、本編クリア後にシリーズお馴染みのハーデストやインフェルノといった高難易度が開放される。

敵の耐久力、攻撃力の上昇はもちろん、ミッションによっては本来出現する筈のない敵も出現したりと高難易度の名に恥じない難しさだったな。

とはいえ本編シリーズのインフェルノに比べると個人的には結構簡単には感じたかな。
中には割と苦戦したミッションもあったけど。

特に擲弾兵ロボットとデカスコーピオンが出てくる所は比較的苦戦した。

もちろん敵強化のデメリットだけではなく武器やアクセサリーはより高レベルの物が手に入るようになるし、難易度毎にブラザーの追加もある。
難易度インフェルノにてスペシャル技で敵を一掃しているメカユーキ隊員

高難易度限定ブラザーは割と強い奴が多かった

この辺は未検証ではあるものの、インフェルノを一通りクリアし、少しだけハーデストを遊んだ感じ、それぞれの難易度で微妙に出現するブラザーは異なる様子。

そのため完全なコンプリートやトロコンを目指すなら全難易度を満遍なくプレイする必要はありそう。

中でも武器はミッション達成度が80%の段階で50%くらいしか収集出来ておらず、イージーとか一通りやらないとコンプリートは厳しそう。

ちなみに初の本編クリアやハードクリア時には特殊なブラザーが手に入る。

戦闘面ではあんまり強くないと思ったけど、作中の諸々を考えると中々に感慨深いキャラが手に入るので個人的には嬉しかったな。

若干気になったのはインフェルノを一通りクリアしても特に特典が無さそうな所。

一応、インフェルノ全クリアか達成率80%かは分からないけど、装備レベル上限とアーマー上限の設定がオンラインルームで設定可能にはなる。

折角頑張ってクリアしたのに特に新しいブラザーが手に入らなかったのは少し残念ではあったかな。

6.その他システムやバグに関して

ロードはそこそこの早さ。

前作よりは早くなったし、決して長いわけではないけど次世代機の爆速ロードというには若干遅め。

バグは多少ある。
環境にもよるであろう同期ズレはともかく、敵が地面の中や崖の中に埋まるのは結構辛い。

幸い埋まった敵が近くに居れば密着して壁越しに倒すことは可能だけど、場合によってはミッションを最初からやり直さないといけないのは割と面倒。

システム面だとハードまでの難易度では上の難易度クリアで低難易度もクリア判定になるのはありがたかったな。

ただ、何故かインフェルノとハーデストは対応しておらずインフェルノをクリアしてもハーデストの達成度が上がらないのは結構面倒。

同じ仕様にするのは難しかったんだろうか。

今作はミッション数が多いだけにこの辺は若干ネック。

とはいえ、トロコンやブラザー、武器のコンプリートを目指すなら全部の難易度を満遍なくやる必要はありそうだけども。

ここが良かった!

・正統進化したゲームシステム全体が楽しかった

・前作よりも切なさ、熱さを増した起伏のある物語

・作品愛感じるパロネタ、小ネタ満載の内容

ここが気になる!

・多少バグは気になる

・若干ミッション数には冗長を感じる

・本編シリーズのネタが濃くなったため初心者には入りにくそう

総評

全体的に前作よりも確実に正統進化していてめちゃくちゃ楽しかったな。

アビリティ要素の追加や動かしていて楽しい新ブラザーはかなり魅力的だったし。

ストーリーも前作以上に山あり谷ありな内容だったのは良かったし新キャラたちも皆好きになれる良いキャラ揃いだったな。

あと本当に細部に至るまでぎっちりとパロディと小ネタが詰め込まれていたのは凄まじかった。
開発陣の作品愛を心底感じられたのは遊んでいて凄く嬉しい気持ちになったね。

メタネタ的に作中で次回作の匂わせ何かもあったりはしたけど流石に本編のストックも無くなったから続編には間が空きそうだけど、このシリーズはこのシリーズで凄く面白いので今後も続いていって欲しいね。

そんな、堅実な正統進化とシリーズ愛を感じる小ネタパロディ満載の外伝作品。

気になったかたはぜひやってみてほしい。


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