引用:ヘルハウンド1巻より
[ヘルハウンド 感想]異世界からやってきた最強の犬と新米傭兵のバディアクション[漫画]
記事内の作品おすすめポイント要約
- 二つの世界で繰り広げられる謎多き世界観と設定に惹き込まれていく
- 互いに悲しき過去を背負う人と犬のバディ感が熱い
- 作者お馴染みのアクションなどの演出の良さと敵デザインの不気味さがマッチ
こんな人におすすめ!
- 世界観や設定に様々な謎をはらんだ物語や展開にワクワクする人
- 人間と動物の熱きバディものという要素に強く惹かれる人
- スピード感のあるアクション描写や不気味な敵デザインが刺さる人
あらすじ
戦争状態の第7地区で戦う傭兵部隊ヘルハウンドに所属する新米兵のショウ・ザンマ。幼い兄弟にひもじい思いをさせない為に奔走するも始めての戦場で敵の強力な兵器、強化犬のハウンド部隊の前に敗北してしまう。
敗走の最中、ハウンド部隊に追われ飛び込んだ地下空間には謎の植物が。
その植物に飲み込まれ、ショウが気がつくと見たこともない穏やかで平和な景色が広がっていて・・・。
といった導入のアクション漫画。
作品、作者情報
2025年9月22日現在、既刊7巻。アフタヌーンにて連載中。アフタヌーン公式サイトにて第1話の無料試し読みも可能。
作者は「皆川 亮二」という方で過去に「スプリガン」「ARMS」「PEACE MAKER」を連載していた。
作者のwikipediaページはこちら。
ちなみに僕は作者の作品でいうとPEACE MAKERから入ったので今のところそれしか読んだ事が無いという珍しいタイプ。
ここが良かった!
1.謎多き世界観と設定に惹き込まれる
まず、物語の導入で結構グッと引き込まれたね。最初は普通に異世界でのバトルアクションな作品かと見せかけて、僕らが普通に暮らしているいわゆる現実世界に迷い込んだ新米兵士と最強の犬戦士っていう展開にかなり惹かれた。
しかも物語の引きはそれだけじゃなく、既にこちらの世界には謎の植物に変化する人間が紛れ込んでいたりして、世界観的にも、物語的にも多くの謎や奥行きが感じられる設定なのも面白い。
この体の一部を植物に変化する謎の敵勢力も中々に戦闘力も高いし、そもそも立ち居振る舞いがかなり不気味。
普通に警察内部とか中枢に潜り込んでいるけど、これも特殊な能力だったりするんだろうか。それともかなり長い年月をかけて中枢へと入り込んだんだろうか。
核と呼ばれる弱点の設定等、まだまだ謎だらけ。
そういった設定の掘り下げも今後どういう形でされていくのが非常に気になるな。
引用:ヘルハウンド1巻より
世界観全てが謎に包まれていて展開が楽しみ
何故戦争状態だったのか、第7地区っていうキーワードから少なくともそれくらいの地域に分れて戦争が行われているのか、強化犬や巨大なロボットの様な平気の存在。
等々かなり謎だらけ。
そもそも兵器に関してはこちら側の文明よりも遥かに発達している感じだったし、その辺はどういう設定なんだろう。
敵の勢力からも蓮神様、治平界と戦乱界という意味深な単語が放たれるし、とにかく謎だらけ。
特に1巻の段階では仕掛けをしている段階だというのを強く感じる内容だったな。
全体的に謎が積まれていく展開のテンポも良く、今後どういう風に種明かしがされ、それにショウとヘルのコンビが挑んでいくのかが非常に楽しみになったね。
2.悲しき過去を背負う者同士のバディ感
本作の主人公であるショウが最初は必死に逃げていた追手のヘルと利害関係の一致とはいえ、この世界で生き延びようと共闘するっていう展開も個人的には結構好きな流れだったな。ショウは幼い弟と妹を食わせるために危険な戦場に出なければならない程に生活に困窮していたし、ヘルはヘルで危険な殺人兵器として生み出された犬だったりして結構悲しい過去を持った者同士っていう生い立ちも中々に引かれる部分。
そんな2人が最初は敵同士だったし、なんなら現状でも仲良しって訳じゃないけど、互いになんやかんや協力し合う関係性は結構熱いし微笑ましくもあり読んでいて面白い。
更に謎の植物によって転送されたときにショウとヘルは力を分け合ったらしく、互いにテレパシーで会話が出来るようになったりして一蓮托生なバディ感はかなり強め。
引用:ヘルハウンド1巻より
利害関係の一致で始まった戦いの行方や如何に
そのおかげもあってかこちら側の世界では一般人相手に割と無双という逆異世界転生みたいな事になっている。
逆にヘルは力を分けられたことによってパワーダウンしているらしい。
設定的には普通に犬を訓練した程度の戦闘能力では無く、強化手術も施されているらしく、色んな能力が備わっている。
その能力の1つが強化犬同士でのテレパシーで、それが今回ショウにも分け与えられたらしい。
戦闘時にはアーマーの様なモノを纏っていて、これがまたかなりカッコイイ。
各部位に仕込み武器も内蔵されている様子。
ワンタッチで着脱出来たりとこの辺の技術力の高さはやはり謎だな。
そんな事もあってヘルは元からかなり戦闘能力が高く、一緒に行動している場面ではかなり安心感がある。
さらに言えばどうやら知能も高いらしく、なんならショウよりも遥かに頭がいい。
戦闘時の指示も的確という半端なさ。
そういう事情もあってかプライドはかなり高いけど、それ故の様々な言動がちょっとツンツンし過ぎで逆にちょっと可愛い。
ショウよりも格上だと思っているのに飼い主って呼ばれることに怒ってみたり、リードをつけられることを異様に嫌がってみたり。
しかも散々文句言いながらもショウと一緒に風呂に浸かったりする場面もあるし。
ここはメチャクチャ微笑ましかったな。
そんな2人がこの先どういう風に戦い生き延び、謎を解き明かしてくれるのか、非常に楽しみだね。
3.ワクワクするアクションと敵デザイン
アクション漫画を多く手掛けてきた作家だけあって、その辺の描写は流石の迫力があるし、敵のデザインも中々に不気味さやカッコよさがある部分もかなり大きな魅力。1巻の段階で言うとヘルの戦闘用のアーマー装備もそうだし、ショウが元々住んでいた世界のロボット兵器のデザインはかなり無骨で良かった。
二足歩行で腕がバルカン砲だったり、キャタピラ走行のちょっとした人型のデザインとかワクワク感が凄まじい。
なんならそういうロボットで戦う場面が主な作品かと思って期待してしまったほど。
今後そういう場面が出てきたらかなり嬉しいけど、どうなんだろうか。
中でも特に異質さを感じたデザインはこちら側の世界に登場した植物の様な敵勢力のセントバーナード犬を散歩させているおじさん。
字面だけ見ると大した事無さそうなんだけど、戦闘能力は高いし、何だか不気味過ぎる雰囲気を纏っていて登場から戦闘シーンまで結構恐ろしかったな。
引用:ヘルハウンド1巻より
ともすればシュールな場面に逆にゾワッとする
なんせ冒頭だけでも数メートルはある巨大ロボットを犬だけで倒したりしていたからね。
今後どんどん物語がヒートアップしていったときの戦闘描写も期待できるし、今後どんなデザインの敵勢力が登場してくるのかも凄く楽しみ。
総評
全体を通して、物語の導入としての現状は非常に面白かったし続きが気になる作品だったな。元々の世界もまだまだ謎だらけだし、植物風の敵勢力も一体どういう奴らなのか。
後、ショウとヘルの利害関係の一致から始まるバディ感もかなり良い感じ。
最初は恐ろしい敵でしか無かったヘルの犬っぽいさ溢れる意外な可愛らしい一面とかは本編の危険な雰囲気とあいまってちょっと和む。
そしてこの作者特有のバトルの見せ方の上手さや敵のデザインや設定の良さなんかも相変わらずって感じで非常に面白い。
異世界関連、ハウンド部隊の成り立ち、植物の様に変化する人間、その辺の話も今後どういう風に展開していくのか楽しみで仕方がないね。
そんな、異世界から転送された最強の犬と新米傭兵の凸凹バディアクション。
気になった方は是非読んでみてほしい。
著者プロフィール
gemaiki
ゲーム・漫画の感想やレビューブログの運営4年目。
プレイヤー目線での素直な感想を心がけながら更新中。
やっぱりバトル漫画は大好物。
特に能力の駆け引きが熱いハンターハンターとかうえきの法則、ガッシュは大好き。
最近はまさかの続編が熱いガッシュ2やパラショッパーズが面白い。
ネタバレは極力避け、購入に悩んでいる方の背中を押し、出来るだけ初見の楽しみは奪わないレビューを心がけています。
直近に累計10万PVを超えました。感謝!
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