[ワンス・アポン・ア・塊魂 感想.評価]物を巻き込み大きくする爽快感と曲が最高[ゲーム]
ワンス・アポン・ア・塊魂のタイトル画面

[ワンス・アポン・ア・塊魂 感想.評価]物を巻き込み大きくする爽快感と曲が最高[ゲーム]

どんなゲームか

家族で城の片付けをしていた王様や王子たち。

そんな中、王様はとある巻物を見つけ、回して遊んでいるうちに手が滑り上空へと投げ捨ててしまう。

しかもその事が災いし、時代をとびこえた問題へと発展。

またもや地球、宇宙規模のお茶目さを披露した王様は再び王子や王妃と連れ立ち、時代をまたにかけながら塊を生み出していくことに。

果たしてこの宇宙の平和は守られるのか、王様たちの運命や如何に。

といった導入の塊魂最新作。

作品情報

2025年10月23日発売。開発元はRENGAME。

対応プラットフォームは PS5、Xbox Series X|S、Switch、Steam版などのPC。

価格は5400円。

あらゆる物を巻き込み大きくしていく独自のゲーム性

様々なシチュエーションや要素による遊び心地の変化

お馴染みの独特の魅力満載の新たな素敵ソングの数々

メイツを含めた収集要素も色々

時代をまたにかけて展開する物語

オンライン対人戦要素のスポーツ塊も

図鑑埋めやエンディング埋めなどやり込み要素も盛り沢山

といった特徴がある。

ワンス・アポン・ア・塊魂の公式サイトはこちら

プレイ環境と状況

PS5版をPS5Proにてプレイ。

一通りメインストーリーをクリア。
その後、トロコン、チャレンジ全埋め、全Sランク、エンディング全確認した段階での感想、評価。

ちなみに過去作はメインタイトルに関しては8割方プレイ、クリア済み。

直近で遊んだのは大分昔だけど塊魂ノ・ビ~タや塊魂TRIBUTE辺り。

X(旧Twitter)でのプレイ当時の僕の感想。

要素毎の感想と評価

1.楽しく爽快な独特のパズルアクション

相変わらず他のゲームや娯楽では味わう事の出来ない唯一無二な物を巻き込んで大きくしていくというパズルアクションのようなゲーム性は爽快で楽しかったな。

基本的なゲームの流れとしてはベースの塊を転がし、自分と同程度サイズの物を巻き込み大きくしながら更に色んな物を巻き込んでいくという感じ。

非常にシンプルだけど、ゴミゴミしたフィールドを綺麗にしていく爽快感、大きな塊を作り上げていく達成感はこのシリーズでしか味わえない快感。
屋外キッチンの様な場所を転がしフライ塊を作ろうとしている場面

小さな視点から様々な物を巻き込む楽しさ

もちろん、後述もするけどただ大きくする以外のゲーム性も色々とあって味変も楽しい。

最初は部屋の中で電池とか爪切りとかを巻き込んでいるのが最終的には部屋を飛び出し、家を飛び出し、町を飛び出し、大陸や星までを巻き込んでいくというスケール感の増大具合もワクワクするんだよね。

このミクロな視点とマクロな視点へと変化していく感じも本当にたまらなく好き。

そして久々の完全新作ということもあってゲーム機自体の性能も上がったからか物の密度とかもパワーアップしているのは楽しさへの寄与も大きかったな。
巨大な城や大陸を巻き込みながら塊を大きくしている場面

最終的に大陸や山すら巻き込むスケール変化

更に本作では新要素としてアイテムも追加。
過去にも似たような要素はあったけど明確にアイテムとしてステージ上に点在するのは今作が初な気がする。

ストップウォッチでは時間を止められたり、レーダーで収集物の位置が確認出来たり、ロケットで素早く転がせるようになったり。

特にマグネットは一時的に周囲の物を一気に巻き込めるのが最高に爽快で好きだったな。
アイテムのマグネットを使い、周囲の物を大量に巻き込んでいる様子

アイテムの存在は遊び心地が変わって楽しい

この辺りのアイテムの使いどころもより早く、大きくするためには重要だったりと単純ではあるけどゲーム性に変化を加えていた気がしたね。

全体的に物を巻き込み、大きくする爽快さや楽しさはシンプルなパワーアップを見せていて非常に満足感が高かったな。

2.相変わらず脳に染みこむ素敵ソング

個人的に今作で刺さりまくったのは新規曲多数のお馴染み素敵ソングの数々だったな。

過去作同様に塊とか魂とか王子とかをモチーフにした絶妙にダサさとかっこよさがハーモニーとなったような曲が多くめちゃくちゃ魅力的だった。

より電波ソングっぽい曲や最近の流行っぽいラップ調も意識している感じは素敵ソングとしてのクオリティも数段高まっていたように感じたな。

もちろん初代からのお馴染み素敵ソングシンガーな松崎しげるの新曲もあるし。
いつもの塊魂ソングのリメイクっぽい曲かと思いきや新規っぽくて熱さを感じられて好きだったな。

他にも近年のそうそうたるアーティストたちが参戦しているのも凄い。
曲のリストが発表された際に流石に豪華過ぎて我が目を疑った、こっちのケントとか、やくしまるえつことか、ヨルシカとか。

よく聞く好きなアーティストが塊魂について歌っているのは最高すぎた。

そして何と言ってもまさかのさだまさしが歌うエンディングには度肝を抜かれた。
ふざけた歌詞なのかと思いきや普通に塊魂なテーマを軸に名曲過ぎてグッときたな。

個人的には古今東西塊道中が好きだったね。
和風の語りみたいなのから入ってキャッチーな感じの少しシュールな曲調はまさに素敵ソングみを感じた。

あとはなんと言っても今回のOPのカタマリイズムや脱力王子なんかも脳に染みこみまくって離れなくなったな。

この辺りのクオリティの高さは塊魂の肝でもあるのでそこがしっかりと作り込まれているのは非常に素晴らしかったね。

ただ、唯一残念だったのが過去の曲がほとんどDLCとなっていたのは少し悲しかった。
諸々の大人の事情も分かるけど、流石に代表的な数曲は入れて置いて欲しかった気はしたかな。

もちろん、セーブデータ選択の曲は健在で懐かしかったけども。

全体的に久々の新作の恥じない本気度を伺える素敵ソング揃いでめっちゃテンション上がりまくりだったね。

3.ジャンルやロケーションの味変も多い

今作は過去作と同等かそれ以上に色んな塊作りのジャンル、ロケーションの変化が多くて全く飽きずにエンディングまで転がしまくれたな。

基本は上でも触れたように塊を如何に大きくするか、素早く規定サイズまで大きくするかというような内容。

それ以外にも、巻き込む物の指定であったり、人を転がして太らせたり、指定サイズピッタリの大きさを狙ったりと様々なゲーム性の変化が用意されている。

中でも特に今まで見たこと無かった偉人を巻き込むのはユニークだったな。
巻き込んだらその偉人の名言がデカデカと表示されるのはなんだかシュールで笑った。

ゲーム性のコミカルさに反して時折こういうアカデミックな事をしてくるから面白い。
昔のギリシャの様なステージにて、ソクラテスを巻き込んだ際に彼の名言が画面中央に表示されている場面

色々とゲーム性にも工夫があって味変が楽しい

ある程度のゲーム性変化形のステージは過去作でもいくつかあったけど、今作は集大成的に網羅していた気がしたな。

個人的には太らせる系、牛熊とかは懐かしさ全開だった。
牛熊は過去作よりも理不尽な配置が減って絶妙に遊び易くなっていた所も良かったと思うね。

あと、単純に今作では様々な時代を飛び回るという設定も画の変化に大きく寄与し、飽きさせない工夫を感じたな。

昔の日本を舞台にしたムカシニホンや西部時代をモチーフにしたムカシアメリカ、その他にもエジプトやらギリシャ、氷河期に恐竜の時代などとにかくロケーションや巻き込みルールが色々と変わるおかげで最後の最後まで最高に楽しい状態をキープし続けられた。
和風の城や忍者などがいるステージを塊を転がしながら大きくしていってる場面

城やら忍者やら昔の日本っぽさ全開でワクワク

個人的には妖怪巻き込みステージ、海賊船ステージでのまさかの分岐要素、フライ塊作りの空気感は凄く好きだったな。

まさか妖怪で1ジャンル作ってくるとは思わなかったし、それが可能な位に色んな種類の妖怪が作り込まれていて眺めているだけでも凄く楽しかったんだよね。

あとは巻き込む物で次の展開が分岐するとかも面白い試みだったな。
様々な種類の恐竜がいるステージを転がして塊を大きくしていってる場面

大量の恐竜も出てきて画の変化で飽きない

ただ、個人的に少し残念だったのが、ムカシニホン以外の時代やロケーションにおいてももっと小さい所から巨大化するタイプのステージが一つずつ位はあっても良かったとは思う。

西部時代やギリシャにおいて町や1地方くらいのサイズ感までは巻き込んでみたかった気がした。
開発陣がどんな風に小ネタや工夫を凝らしてくるのかも見てみたかったし。

そこだけ少し残念。

とはいえ、全体的には楽しかったのでこの方向性で色々と拡張して行って欲しいとは思ったね。

4.時代を飛び越え断片的に進む物語

物語の展開としてはタイトルにもなっていて、上述もしたように様々な時代を飛び越えながら進んでいくような形式。

大まかな流れとしては、シリーズお馴染みとも言える王様のお茶目な行動によってまたもや地球、宇宙規模での危機へと陥り、それを王子たちが塊を作りながら解決しようとする、という展開。

もはや様式美とも言えるけど、若干腹立たしさもあるっちゃあるよね。
掃除の最中に王様が奇妙な巻物を発見している物語の導入ムービー

もはや伝統芸とも言える王様やらかしスタート

基本的に過去作同様にそこまで大きな物語性は無い物の、所々に挟み込まれるムービーシーンでは各時代や地域においての王様や王妃のちょっとコミカルでユーモラスなショートな展開が描かれていてなんだか微笑ましかった。

王様の相変わらずの傍若無人っぷりはムービーでも多少目に余る部分もあったけど、王妃が出てくるパートは何だか微笑ましかったな。
場合によっては王様レベルでヤンチャだったりもしたけど。
恐竜のいる時代にてティラノサウルスから逃れるために王妃が草木を身にまとって擬態しようとしている場面

王妃も今回は出番が多いし妙に可愛くて良い

この辺りも過去作よりも少し力が入っている気がして楽しかったな。
メイツたちも沢山出てきて可愛かったし。

シリーズとして、そもそもが物語に重きを置く様な作品ではないのでコミカルさと何となくの導線や世界観が分かる程度の丁度良い塩梅になっていたのは良かったと思ったね。

5.オン対戦対応のスポーツ塊の魅力

今作においてのある意味でのもう1つの目玉要素がこのスポーツ塊。

過去作でも時折対戦要素とか協力要素はあったけどそれらを更に改良したような内容で個人的にはゲーム性としては結構楽しめた。

流れとして、まず基本は4人での対戦で全員が敵。

時代ごとに様々なロケーションのマップで本編同様に塊を大きくしていくというのは変わらず。
異なるゲーム性としては、ある程度大きくしたらランダムに一定時間出現する宇宙船の下に行き、サイズと引き換えにポイントが貰えるという点。

最終的にこのポイント数を競うというのが大まかなシステム。
スポーツ塊の海のステージにて、他のプレイヤーを巻き込みつつポイント確保のために宇宙船の下で待機している場面

スポーツ塊の独特の駆け引き感は個人的に好き

ひたすら大きくしてからポイントを手に入れに行くのか、細かくポイントを狙うのか、はたまた相手を巻き込む事で邪魔をしながら上位を狙うのか、こういうざっくりとした駆け引きが存在するのが結構面白かったんだよね。

他にも本編同様にアイテムを活用したり、メイツを仲間にすることで貰えるポイントが増えたりと意外としっかり作られている所は単なるミニゲーム以上の拘りを感じた。

ちなみに制限時間終了後にはスコア発表があり、相手を巻き込んだ回数の多さなどでボーナスポイントも貰える。

これには某パーティーゲームみたいで少し笑った。

割と貰えるポイントが大きいので油断していると逆転のリスクもあるため、可能な限り判定に入りそうな要素において自分がトップになる様な立ち回りが求められる。

また一位になる事によって段位が上がり、これによって基礎の塊部分のデザインなども新しく貰える。
個人的にはそこにそんなに有難みは感じなかったけど、やり込み要素としては有りなのかもしれない。

あと基本はNPCとの戦いだけど、オンライン対戦も可能。
今回はオンライン対戦まではやらなかったけど、友人とかとやったら結構盛り上がりそうな気はした。

全体的に本編とはまた少し違った楽しみ方ができて個人的には結構楽しめたかな。

6.トロコンは簡単、やり込み要素は多い

トロコンを達成し、やり込み要素もある程度遊んだのでその辺についても軽く触れておく。

まずトロコンは凄く簡単。

全てのステージにおいて王冠の収集物を集めきればそれだけで達成。
巻き込める物を全て集めたり、全部でSランクを取ったりする必要もないのでかなり楽。 時間としてもそれほど長くはかからない。

全ステージを出すために必然的にメイツ集めは必須だけど基本的にはレーダーがあればなんとかなる。
僕自身、攻略サイトを見ずに達成できたのでその辺を踏まえたとしてもかなり楽な部類だと思う。
メイツを集めると開放される鬼ごっこステージにて大量のメイツを素早く巻き込んでいる場面

メイツを集める事で出現する特殊ステージも

ただ、若干レーダーの使い勝手が悪く、巻き込める大きさや収集物との距離などで引っかかったり引っかからなかったりする点だけは少しやり辛さを感じた。

特にとにかく大きく系は段階的に小さいものは消えちゃうし。
一回のサイクルも長時間になるし。

普通に全収集物の位置がどんな状態でも、少なくとも大きすぎて巻き込め無い程度なら表示させる形式で良かったような気はした。

やり込み要素としては、上でも少し触れた過去作同様巻き込めるもの全ての図鑑埋め、スポーツ塊の段位、エンディング埋めなどがある。

エンディングは条件分岐なのかは分からないけど全部で13種類。

トロコンなどを終えた後に最後にエンドロール巻き込みをとにかくやりまくって確認したのでとりあえず僕と同じくらいの進行状況ならば全て見られるはず。
一応、エンドロール状態で放置していても大丈夫そう。

全部見る意味があるかと言われると正直微妙な変化ではあるけど、個人的には懐かしの星野家のあのフレーズが飛び出したエンディングだけは見ても良いんじゃないかと思った。

巻き込んだ物の図鑑埋めはかなり難しそう。
僕くらいプレイした段階でも8割、9割の達成度でざっくり図鑑を眺めてもどれがどこだか検討がつかなかった。

この辺は塊魂シリーズあるあるみたいなものなので拘る人だけは拘れば良い要素ではあると思うけど、もう少し大きさ以外のヒントもあっても良かったのかなーとは思った。

あとやり込みの大変さで言うとスポーツ塊の段位もかなり多い。
ザっと数えただけでも30位はある。

一回1位を取って1段階上昇なのでこれもコンプリートは結構大変。

僕自身、一通りそれぞれの時代で見かけた奴をやっても6段くらいだったので相当試合数を重ねないといけない感じ。
対NPCだとそこまで難易度は高くないので楽ではあるんだろうけど。

全体として、トロコン自体は簡単に取れる親切設計ではあるものの、完全なやり込みを目指すとなると少し作業感の強い部分もあり、この辺は割と賛否出そうなのかなーとは正直思ったな。

7.その他システムやバグに関して

ロードは速め。

読み込みが発生する場所は3から5秒程度で終わるスムーズさ。
PS2、PS3世代辺りの塊魂プレイヤーからすると驚愕の快適さ。

画質を考えればある意味当然ではあるかもしれないけど。

ただ、ロード中のちょっとした小ネタ要素が無くなったのは少しだけ寂しくもあった。

バグに関しては致命的な物には遭遇せず。
ただ、多少過去作よりも抜け出しやすくなっていたとは思うけど、やっぱり変に隙間とかに埋まり込んでしまうタイミングは何度かあった。

この辺は塩梅が難しいんだろうけど、もう少しスルッと抜けられても良かったのかなーとは思ったかな。

あと、個人的に少し感動したのが、コントローラーの振動が次世代機として進化したこともあってか巻き込んだ時の振動や音がよりクオリティアップしていた点。

これはゲーム性以外の爽快さ、気持ち良さに寄与していて凄く良かったと思ったな。

全体的に他の項目でも書いた様に多少気になる点はあるものの、出来る限り遊び易くはしようとしている空気感は伝わって来たので、更にユーザーの意見を吸い上げながら改善していって欲しいね。

ここが良かった!

・相変わらずの塊を作る爽快な楽しさ

・ミクロな視点からマクロな視点へと変化していく面白さ

・新しい素敵ソングも耳に残りまくり

・時代やロケーション、ゲーム性の変化による味変も楽しい

・対戦要素のスポーツ塊も面白い

・アイテムによる遊び心地の変化も程よい

ここが気になる!

・過去曲が有料追加な悲しみはある

・ステージやロケーションが一部時代に偏っている

・アイテムの使い勝手が悪いものもある

総評

全体的に久々の最新作という中で爽快さやゲーム性にパワーアップを感じられたのは良かったな。

素敵ソングは相変わらず最高だったし、何より歌手陣が豪華過ぎて素晴らしかった。

時代を越えるという設定を活かしたロケーションやゲーム性の変化も飽きさせない工夫を感じたし、アイテムも基本的に使いやすかったと思うしね。

オマケポジションではあるけどスポーツ塊も楽しめたし。

ただ、若干ボリュームの観点や細かいシステム面などには多少気になる部分もあるのでその辺は改善や追加は定期的にして欲しいとは思ったかな。

今作が売れて、これを機にまた定期的に新作を出していって欲しいね。

そんな、物を巻き込んで大きくする唯一無二の爽快感と相変わらずの曲の良さが最高な塊魂最新作。

気になった方はぜひやってみて欲しい。


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