引用:着せ替え人形でChuより
[着せ替え人形でChu 感想]原作の良さを活かしつつコメディに特化したスピンオフ[漫画]
あらすじ
原作において様々なコスプレを楽しみながら仲が進展していった海夢と新菜。そしてそんなコスプレ生活を支えるジュジュ様やあまねといった他の登場人物たち。
そんな彼らの日常を原作者とは別の作者によって、よりシュールにコミカルに描かれる外伝。
果たして新たな解釈で描かれる彼らの日常風景はどうなってしまうのか。
といった感じのその着せ替え人形は恋をするスピンオフ作品。
作品、作者情報
全1巻。ヤングガンガンにて連載されていた。ヤングガンガン公式サイトにて冒頭部分の無料試し読みも可能。
漫画は「ちょぼらうにょぽみ」という方で、現在は「叛逆のニジガサキ」などを連載中。
過去に「不思議なソメラちゃん」、「あいまいみー」などを連載していた。
原作は「福田 晋一」という方で、過去に「シバラク」や「桃色メロイック」などを連載していた。
ちなみに完結した原作も大好きで読んでいました。
→ [その着せ替え人形は恋をする 感想]ギャルの魅力全開なコスプレラブコメ[漫画]
ここが良かった!
1.本編よりシュールでコミカルな魅力
まず、外伝作品として本編よりも数段シュールでコミカルな内容に仕上がっていたのが個人的には刺さったな。全体的なコメディ強度が原作よりも強めなのがめっちゃ面白かった。
ヒロインの海夢は絶妙にこれくらい破天荒な事を言いそうな気もしないでは無いけど、主人公新菜の言動は原作と比較しても大分おかしいのが笑える。
原作で1番おかしくなっている疲労感マックスでの変なテンションの時の倍はおかしい。
マルチ商法にサクサクと引っかかったり、地球滅亡的な陰謀論を信じ込んでサバイバル生活を始めたり。
静かにおかしいからより一層狂気度が増していて面白すぎた。
凝り性なのとサバイバル生活が絶妙にマッチしていたのには笑った。
引用:着せ替え人形でChuより
平常時のテンションで変だから狂気度が高い
料理得意エピソードとかも原作設定に準拠した内容も掘り下げられてコメディに仕上げられている感じも好きだった。
もちろん海夢サイドの五条くん好き好きムーブもマシマシなのはラブコメとして凄く良かったな。
新菜の変さもやたらポジティブに受け止めたり。
流石に限度はあったりするけど。
ちゃんとこういう所にコメディだけに留まらないニヤニヤ度や微笑ましさを織り交ぜてくる感じも読んでいて心地よかったな。
ある意味で原作の喪失感を少しだけ紛らわせられた。
全体的に、原作の設定やキャラ個性、関係性を活かしつつ、がっつりとコメディに持って行っているのがファンとしてはフリが効いていて面白かったね。
2.他の登場人物のユニークな掘り下げ
上でも触れたメインの二人以外のキャラの掘り下げも多めで、こちらも原作の空気感は維持しつつ、そこから落差の高い言動が多いのも個人的には面白くて好きだったな。それぞれのキャラについて個人的に魅力的だった部分を軽く触れておく。
まずは心寿。
可愛い笑顔でホラー好きさを前面に出して姉を脅かしている感じが新菜と同様に狂気度高めで好きだったな。
ホラーへの造詣が無駄に深くて笑った。
引用:着せ替え人形でChuより
ホラー好き妹と付き合う姉の微笑ましさ
ネット上においてミーム化という謎の方向性に人気が出ているのもなんか面白かったな。
あまね。
人助けした後で女装だと明かして人々を驚かす謎の妖怪みたいなムーブにちょっと笑った。 彼自身はそれでもめっちゃ良い人なわけだけど、彼に付き纏う編集者の妹尾が色々とキモくてそれはそれで面白かった。
新菜のおじいさん。
原作ではどちらかと言えば世間知らず感じだけど、逆に流行にさとく、訳知りな感じに描写されている感じがなんか面白くて笑った。
この辺は割とサブキャラとして原作本編での登場回数も多い方だけど、その他にも意外すぎるニッチな登場人物も掘り下げられたりして面白かったな。
作中だとほとんどモブみたいな男友達とのダーツ大会とか。
個人的には宇佐見の唐突なバニーは意味わからなさすぎて笑った。
オチを考えれば納得ではあるけど。
全体的にメインの二人以外にもスポットライトが適度に当てられ、しかもコミカルなキャラ位置になっていて一ファンとしてはニヤリとさせられる瞬間が多くて凄く楽しめたね。
3.作中作サバこまの深掘りも嬉しい
全体的に原作の良さを残しつつコミカルで面白いのに加え、個人的には作中作のサバこまが4コマ漫画形式で内容の深掘りがされていたのが嬉しかったな。原作内でも語られていた様に設定や世界観としては少しダークさはあるのに、絶妙なほのぼのさという内容がきちんと再現されていて凄く楽しめた。
主人公とサキュバスの関係性が本当にめっちゃ微笑ましくて癒された。
引用:着せ替え人形でChuより
サバこまをこんな形で読めて結構感動した
あの状況だと現実逃避したくなる新菜の気持ちも分からないでもない。
しかも、描き下ろし部分でも更にボリューミーに追加まであって本当に至れり尽くせり。
なんならどっちの作者にもこっちの外伝もがっつり描いて欲しいとか思ったり。
それぐらいに本当に実在しそうなクオリティの高さも凄く良かったね。
総評
大好きだった作品をまた1つ違った角度で楽しむことが出来たのが最高だったな。原作のキャラ個性や性格を壊しすぎることなく、それでいてよりコメディ方向に強化され、ほのぼのニヤニヤとした空気感も強いというのが個人的に凄く刺さった。
作地作のサバこまもより掘り下げて描かれているのも魅力的だったと思う。
なんならこういうほのぼの日常系として、全員の普段をまだまだ連載して行って欲しかったと思ってしまうくらい。
原作が終ってしまって喪失感はあったけどこういう形である意味で笑顔で最後を迎えられたのは凄く良かったかな。
そんな、その着せ替え人形は恋をするの延長線的なコメディ特化スピンオフ。
気になった方はぜひ読んでみて欲しい。
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