[蒼き雷霆ガンヴォルト鎖環 感想.評価]新展開とシステムのシリーズ最新作[ゲーム]
蒼き雷霆ガンヴォルト鎖環のタイトル画面

[蒼き雷霆ガンヴォルト鎖環 感想.評価]新展開とシステムのシリーズ最新作[ゲーム]

記事内の作品おすすめポイント要約

  • 過去作とは少し違った近接戦闘寄りのアクション性が爽快

  • 新たな魅力的な敵勢力やデザイン、物語展開が繰り広げられ魅力満載

  • 新要素であるイマージュパルスによる強化が楽しい

こんな人におすすめ!

  • ガンヴォルトシリーズが好きで新たなる物語展開に興味がある人

  • 2Dアクションゲーム好きで爽快な近接戦闘が刺さる人

  • 過去作の様々な要素が細かに盛り込まれた新要素が気になる人

どんなゲームか

裏八雲という組織に所属する「きりん」は大企業スメラギが隠し通そうとしている、とある秘密を追っていた。

内部に侵入し秘密に迫る「きりん」。

そこにはあの人物の変わり果てた姿があった・・・。

といった導入の2Dハイスピードアクション。

作品情報

2022年7月28日発売。開発元はインティ・クリエイツ。
対応プラットフォームはSwitch、PS4、PS5、Xbox Series X|S 、Xbox One 、 PC等。
定価は5280円(税込み)

Switch版は序盤を実際に遊べる体験版も配信されている。

成長度合いやイマージュパルスは製品版に引き継ぎも可能。

2022年12月1日現在、シリーズに登場する過去キャラのイマージュパルス追加のDLCが第1弾から第5弾まで配信されている。

ガンヴォルトシリーズ本編の3作目にあたり、「爪」から6年越しの新作。

メインの主人公がガンヴォルトからきりんへと変更 (条件を満たせばガンヴォルトも操作出来る)

ミッションクリア時にランダムで貰えるイマージュパルスを付け替えることでパッシブや攻撃等のスキルが手に入るシステム

数十年後が舞台の新たな脅威が登場するストーリー展開

といった特徴がある。


蒼き雷霆ガンヴォルト鎖環の公式サイトはこちら


プレイ環境と状況

今回僕がプレイしたのはSwitch版。

ノーマル、真、オマケエンディングまで全て見てベリーハードのラスボス以外は全てクリアした時点での評価と感想(スペシャルミッション以外)。

因みにここまででプレイ時間は大体15時間程度。

一応シリーズとしてはスピンオフであるイクスシリーズに至るまで全てプレイ済み。

直近の白き鋼鉄のX2もプレイした感想の記事があるので参考までに。


[白き鋼鉄のX2 感想.評価]スピード感ある戦闘が魅力的な2Dアクション[ゲーム]


[追記]
同じ開発会社の別作品カルドアンシェルに本作のキャラクターが登場するのでそちらも参考までに。


[カルドアンシェル 感想.評価]良曲と作中作の世界観に惹かれる爽快カードバトル[ゲーム]


X(旧Twitter)でのプレイ当時の僕の感想。




要素毎の感想と評価

1.近接戦闘の爽快感が楽しい

ベースとなる戦闘のシステムはシリーズを通して大きくは変わっていないかなという印象。

ただ、メインの操作キャラが「きりん」になったことによって近接戦闘での爽快感はかなり増したように思ったな。

というのも「きりん」の攻撃方法はシリーズお馴染みのガンヴォルトとは違い、基本的には仕込み刀を振り回すゴリゴリのインファイトキャラ。

しかも、札を敵に貼り付け、マークした複数の敵を一瞬で全員攻撃するのはかなり爽快感強めで楽しかったね。

イクス2のアキュラともまた違った攻撃感だったと思うし。
敵組織の幹部の一人プラドと戦うきりん

エフェクトも派手でかなり爽快感があった

ただ「きりん」の戦闘で若干気になるのが、ターゲットロック攻撃をした後の移動先にトゲとか相手の攻撃が発生していると普通にダメージ食らってしまう仕様は無くても良かったのかなとは思う。

画面ギリギリでもこちらの攻撃判定があって移動してしまうから見えていない先でダメージを食らってピンチになることが結構あった。

折角爽快な戦闘スタイルなんだからいっそ完全にこの部分は無敵判定とかでも良かったんじゃないかなーとは正直思ったかな。

一応、「きりん」でゲージを貯めることで一定時間ガンヴォルトと交代することも出来る。
久々にガンヴォルトを操作できたのはなんか感慨深かったね。
ガンヴォルトを操作している場面

流石は元主人公といった使い勝手の良さ

ガンヴォルトの戦闘はシリーズお馴染みのダート?を打ち込んでロックオンし、電撃を与えるスタイル。
流石に元主人公だけあってシンプルな戦いやすさはあったな。

後、ガンヴォルト状態の時は無敵状態だったり無限にジャンプ出来たりと、ステージやギミックの攻略がメチャクチャ簡単になるというメリットもある。

今作では割とステージの周回が前提だったり、足場少な目のステージが多かったからこのガンヴォルト状態でのこの仕様は結構便利だった。

ちなみに死んだときに確率でガンヴォルトが歌によって覚醒するシステムも健在。

全体的な戦闘のスピード感、楽しさは本作の大きな魅力の一つだと思うね。


2.新たな脅威と対峙するストーリー展開

今作では主人公がガンヴォルトから「きりん」へと代わった上、時代設定的にも前作から結構な年月が経っている。

そのため本編の正当な続編とは言うものの、前作のキャラも殆ど出てこない(モルフォだけ本人ではないけど登場する位)上、ストーリー的にも世界観は地続きではあるものの繋がりは割と薄い。

シリーズファンとして一通りプレイしてきた僕としてはその辺にちょっと不満はあるものの、新規シリーズを始める人にとっては前作をやっていなくてもそこまで問題はないところは逆にメリットなのかもしれないね。

勿論シリーズをやっていたほうが楽しめる小ネタ会話とか敵キャラとかイマージュパルスもあったりするけど、ストーリー上はそこまで問題ない気がする。

内容もこれまでのシリーズでは世界か一人の命かみたいな感じで割とシリアス色も強めだった様に思うんだけど、本作は若干そこが薄めだった印象。

エンディングの種類によってはラストシーンもシリっとした感じは出るけど、割とそこぐらいだと思う。

全体的に戦闘時の会話といいノリは軽め。

今回みたいな、それぞれのキャラのやり取りやノリは結構好きだったけど、シリーズのファンで従来の様な展開を想定していると少し拍子抜けする感じはしたかな。

ライブノベルの部分も結構コメディ色が強め。
共に行動することを促すきりんと従うガンヴォルト

ストーリーは従来に比べてあっさりめ

内容的には恐らく今後の展開への導入的な要素が強めといった感じなので本作だけでストーリー全体を判断するのは難しいとは思うけど消化不良感はどうしても否めない感じ。

その辺はシリーズの今後の展開に期待だね。


3.登場人物たちの個性が強めで面白い

上でも少し書いたように今作は設定的にも従来シリーズのキャラは殆ど出てこず、新キャラが大多数。

ガンヴォルトサイドは「きりん」以外の仲間は全員が男という逆ハーレム状態。

この辺はある意味で乙女ゲーをやっている様な気持ちにはなった。
別に実際にやったことはないんだけども。

世間でのガンヴォルトシリーズの評価を良く知らないけど、女性人気が強かったりするのかな。
そう感じさせる位には割と極端な采配だったとは思う。

そのシリーズとしての雰囲気の変わり様に最初は若干面食らったけど、僕自身としては今作のキャラ達は個性も強めだしやり取りも微笑ましかったりして最終的には結構好きになっていた自分はいたかな。

インテリ眼鏡だったり、可愛いショタだったり、脳筋男だったり、チャラ男だったりと様々な野郎たちが出てきて賑やかで意外と楽しめた。
犬形態のガンヴォルトをメチャクチャ可愛がっているシロン

本作の可愛い担当シロン。言動が全て可愛い

ただ、戦闘中のライブノベルや拠点でのコミカルなやり取りは好きだったけど、欲を言えばもうちょっと各々の掘り下げが欲しかった感じは否めない。

特にレクサス(インテリ眼鏡)に関しては所々意味深な言動をしていたりして、裏があるのか無いのかハッキリしない部分も多くて続編ありきなのか別の媒体やコンテンツで補完する要素があるのか謎だったな。

割と好きなキャラが多かったからこの辺をもう少し掘り下げる展開が今後あると嬉しいなーとは思う。

ちなみに敵方のキャラ達も割と個性的。
こちらは主人公パーティとは逆に男1に女多数という純ハーレムパーティー。

素直に羨ましいとは言い難い程にクセ強めの女キャラが多く、この連中とのやり取りも結構コミカルで面白かった。

この辺もキャラたちにもう少し掘り下げた展開が欲しかったなーと思う。

全体的なコミカルさは賛否あると思うけど、個人的にはこんな空気感も悪くないかなといった印象。

とはいえ、もう少しメリハリがあってもいいとは思うけど。
ステージが燃えている場面で軽口を叩くきりん

ステージ中のやり取りも中々に面白い

この辺も続編ありきなのか多少掘り下げが薄い気もしたけど、全体的なやり取りのコミカルな空気感は本作の魅力の一つだったと思うかな。

4.新要素、イマージュパルスによる強化

本作で一番に心惹かれたのがこの新要素。

ステージ上で拾えるチップを規定数集めたり、特定の条件を満たす事ことでステージクリア後にランダムでイマージュパルスというパッシブ、攻撃系のスキルが入手出来るというシステム。

これが結構面白い。

微妙にガチャ要素が入っているのも心くすぐられるんだよね。

こういう形で自キャラを強化出来るっていうのは割とプレイの幅が広がって良い要素だとは思う。

ステージクリアの時の喜びも増すしね。

アップデートとかで新たなイマージュパルスが追加されることで遊びの幅も広がると思うし。
というか実際DLCで色々と追加されている模様。
イマージュパルスのそれぞれの効果を確認している場面

派手な攻撃系スキルも豊富でかなり楽しい

組み合わせの例を挙げると単純に剣の攻撃力を上げまくる組み合わせも面白いし、クードスを上げやすいように調整したり、防御力やら体力を上げまくってカッチカチに仕上げたりと自分のスタイルに応じて様々な幅が生まれるのは素晴らしい要素。

微調整とかしつつ次回作でも似たシステムっていうのも全然有りだと思う。

しかもこのイマージュパルスには従来のシリーズの登場人物達が使われているのが感慨深くて良い。

レア系のキャラが出たときに昔の台詞とか出てくる演出もなんだか懐かしさを感じて結構好きだったな。

こういう遊び心も入ってくる感じ凄く良い。
ステージクリア後に手に入るランダムなイマージュパルスでパンテーラを入手している場面

懐かしい顔ぶればかりで感慨深かったな

とはいえ、ワクワクするようなこの新要素の使い方はあまり上手いとは言い難くて、オマケエンディングを見るためにほぼ全種類を手に入れないといけないのはなんとも言えない感じではあった。

難易度の違いがあるので多少中和はされているものの割と周回前提な仕様なのは面倒くさい。

せめてもう少し未入手のドロップ率が上がるとか、そういうパッシブ能力のイマージュパルスがあったら良かったのでは?とは思ったかな。


5.従来同様ユニークな敵デザイン

今作も個性的なデザインの敵キャラは多かったけど、どちらかといえば従来のシリーズの方が刺さるデザインは多かったかなという印象。

勿論、ZEDΩの不死鳥みたいな感じとかプラドの炎と氷の感じとかはカッコよくて好きだし、それぞれの技も結構派手で避けるのが難しい感じも割と好きだけど、もっとぶっ飛んだデザインとか尖ったデザインの奴がいても良かったかなーとは思う。

特にキャラ個性はしっかり強かっただけに、見た目にもインパクトを欲してしまった自分がいたんだよね。

カッコ良さとかセクシーさ、可愛らしさとかの方向にはデザインの幅は勿論あったんだけどね。
暴走した能力者カミオムと対峙するきりん

格好いいデザインは多い。背中と腕がいいね

特に今作はイマージュパルスで過去作のキャラデザインを改めて見れてしまうからどうしても比べてしまいがちなんだよね。
やっぱパンテーラの初見のときのインパクトは凄かったもんな。

ああいう尖り方したキャラをどうしても求めてしまう自分がいるんだよね。
そこら辺はちょっと勿体ないかなーとは思う。


6.様々なギミックが待ち受けるステージ

割と長めのステージも多く、ギミックも色々あってステージ単体で見ると結構面白かったと思う。

危険なステージギミックが多くて歯ごたえもあったしね。
海に浮かぶコンテナの上を進んでいくきりん

足場の不安定なステージ多め。GV大活躍

ただこれもイマージュパルスを集めるために周回することを考えるとうーん、という感じ。

普通に駆け抜けるだけならそんなに時間はかからないんだけど、イマージュパルスを多く集めるためにステージ内でチップを集めなきゃいけないものがあるっていうのが絶妙にシステム的に噛み合っていなくて面倒くさかった感じはする。

僕自身の記憶力が貧弱すぎるのも多分にあるんだけど、戻れない所まで進んだ後に1つでも取り逃した事に気づくとはと大分悲しい気持ちになる。

特に中盤、終盤にかけてのステージは単純に難しめなのもあって周回が手間過ぎたね。

そういう意味でも確定で一枚は未入手ドロップとかの緩和措置は欲しかった感じ。

ここもステージ単体は楽しめただけに周回要素とのかみ合わせ方が何とかならなかったのかなーとは正直思うね。


7.その他ロードやバグ、難易度に関して

ロードに関して言うと、ミッションスタート時のロードは割と長め。

2Dゲームでも意外と素早く転換することは難しいのか、あえてやっているのかは謎。
個人的にはもう少し早くなると良いかなとは思う。

特に、オマケエンディングを見るためにはイマージュパルス集めが必須で結構な回数周回する必要があるため、ロードの遅さはストレスに直結する。

ここはアップデートとかでなんとか修正されると良いけどどうだろうね。

イマージュパルスのシステムは個人的にかなりツボだっただけにそれが足を引っ張る形になっている構造が少し残念。

バグに関しては特に遭遇せず。
15時間ほどのプレイで一度もエラー落ちとかも無かった。
こういう所は素晴らしいね。

ちなみにお馴染みの真エンディングの条件はシリーズ屈指のお手軽難易度。

これは賛否あるとは思うけど個人的にはもう少しだけ難しくても良かったとは思う。

というのも本作は全体的な難易度低めだったのでせめてハードクリアとかでも良かった気はする。

逆にオマケエンディングの方は見るためのイマージュパルス集めは面倒くささが勝つので全体的なバランス調整は大味なのかなーといった印象。

歌に関しては印象に残る曲は何曲かあったかな。

とはいえ、今回はクードス溜めやすかったからなのかBGM的になりすぎて盛り上がるっていう感じは薄かったかも。

ここらへんは難しい部分だね。

難易度に関しては今作では真エンディングを見ることでハード、ベリーハードが開放される。

ハードとベリーハードでは敵の攻撃パターンやエフェクトが変化して激化。

プレイヤーサイドも使えるスキルが減ったりとか体力の弱体が入る。
といった感じ。

この辺は従来シリーズを通してもかなりマイルドな難易度になったように感じたかな。

ベリーハードのラスボスだけは苦戦しそうなので一旦置いたけど、それ以外のステージは多少気を遣えばクリアできない程の鬼畜難易度ではないなって感じ。

少なくとも直近でやったイクス2よりは全体的に楽だったかな。


ここが良かった!

・きりん操作での戦闘は爽快感高め

・イマージュパルスでのスキル入手は面白い

・イマージュパルスに過去キャラが使われているのは感慨深い

・敵味方含めてコミカルなやり取り多めで楽しい


ここが気になる!

・イマージュパルスのためのステージ周回に工夫が欲しかった

・今後への導入的な立ち位置なのかもしれないけどストーリーが薄味

・ロードが割と長い


総評

「きりん」の戦闘の爽快さとイマージュパルスシステムの雰囲気はかなり良かったと思う。

シリーズの過去作のキャラが使われている感じの懐かしさも結構あってこの辺はかなり楽しかったと言えるね。

敵、味方含め新キャラ達のやり取りもコミカルな感じで面白かったし。

愛着が湧くような人物が多めで次の冒険が見てみたくなる要素は多かったと思う。

ただ、オマケエンディングのためのイマージュパルス集めとストーリーの薄味さは若干気になるところ。

あくまでオマケなエンディングだからそこまで必死に頑張る必要も無かったりするんだけどイマージュパルスのシステムが好きだっただけに勿体なさを感じちゃったな。

ストーリーに関しては流石に今後もシリーズを続けていく上での導入的な立ち位置ということなんだろうけど、それにしてももう一つ盛り上がりとかが欲しかったなーとは思う。

この辺は今後の展開に期待って感じかな。

色々気になる部分はあるけど、個人的にはそこそこ楽しめたのでこの辺のシステムが洗練された続編が出たら良いなーといった感想かな。

そんな、世界観はそのままに様々な要素が一新されたシリーズ最新作。

気になった方は是非やってみてほしい。

著者プロフィール

gemaikiのアイコン gemaiki

ゲーム・漫画の感想やレビューブログの運営4年目。
プレイヤー目線での素直な感想を心がけながら更新中。

子供の頃から様々なアクションゲームを遊びまくり。
マリオ系はもちろんデビルメイクライといった爽快系やHi-Fi RUSHといった異色アクションも大好き。
最近はStellar Bladeやアストロボット、スプリット・フィクションが面白かった。

ネタバレは極力避け、購入に悩んでいる方の背中を押し、出来るだけ初見の楽しみは奪わないレビューを心がけています。

直近に累計10万PVを超えました。感謝!

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