[FINAL FANTASY XVI The Rising Tide 感想.評価]明かされる水の民を巡る物語[ゲーム]
FINAL FANTASY XVI The Rising Tideのタイトルが表示されている場面

[FINAL FANTASY XVI The Rising Tide 感想.評価]明かされる水の民を巡る物語[ゲーム]

どんなゲームか

空の文明での冒険の後、クライヴ達の拠点に一通の謎の手紙が届く。

その手紙には水の召喚獣リヴァイアサンのドミナントを救って欲しいとの文言が。

罠の可能性を疑いつつも指定された場所に向かったクライヴたちは滅びたとされる水の民の族長シュラと名乗る人物と出会う。

依頼を果たすため向かった北の地では結界に囲まれ緑と水に囲まれた美しい景色が広がっていた。

こうしてクライヴたちとリヴァイアサンのドミナント巡る冒険が幕を開ける事となる。

といった導入のFinalFantasy16のDLC第二弾The Rising Tide。

作品情報

2024年4月18日発売。開発元はスクウェア・エニックス。

対応プラットフォームはPS5。

単体価格は2420円
二つのDLCが入ったエキスパンションパスの価格は3080円

緑と水の色彩豊かな旧北部領が舞台

リヴァイアサンと水の民にまつわる心温まる物語

お馴染みキャラのトンベリなども登場する新たなサブクエストの数々

リヴァイアサンやアルテマといった新たな召喚獣能力の解放

新召喚獣に付随した新たな装備品や装飾品の追加

カイロスゲートというやり込み要素の追加

といった特徴がある。


公式サイトのDLCページはこちら



プレイ環境と状況

本編やDLC第一弾に引き続いてのプレイなので難易度はファイナルファンタジーチャレンジでの攻略。

追加されたストーリー部分を一通りクリアし、新たなサブクエストやカイロスゲート要素も全てクリアしてトロコンを達成した段階での感想、評価。

ちなみに本編やDLC第一弾のプレイの様子はこちら。



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X(旧Twitter)でのプレイ当時の僕の感想。



要素毎の感想と評価

1.色彩豊かなミシディアの地を巡る冒険

まず、今回のDLCの良かった点は緑豊かな木々と澄み切った水の表現が凄まじくついつい足を止めて眺めてしまう様な景色が広がっていた所だったな。

本編の時にも多少書いた気はするけど、元々本作自体が全体的に木々や水の表現には力が入っていて景色の美しさはかなり抜きん出ていた。

その本作の良さがこのDLCでは更に磨きがかかっていた様に思ったな。

正に水の民や里の名に恥じない美しさだったね。

特に里の中の長閑な空気感や海岸線やネプトの波浪壁の独特な波の様なデザインは美しさが際立っていた。
ミシディアの色彩豊かな景色を眺めているクライヴ

近くから遠方まで景色がとにかく美しかったな

時間凍結魔法フリーズで時の止まった時の祭殿内部の様子も水の青と時が止まっている描写としての青が上手くかみ合っていてこちらもかなり息をのむ美しさだったな。

地味に本編が終盤に入ると世界全体が気が滅入る色彩になっている事もあってその辺のギャップも大いにあった気はしたね。

冒険できる場所も前回のDLC1とは違い、木々の生い茂る森の中や山間を流れる川、海岸沿いなど、マップ自体も大き目。

その上、新たな拠点として水の民の里まで追加されシンプルに冒険する楽しみも増していたのは大きい。

とにかくこれぞ次世代機と思わせるようなグラフィックの良さをフルに生かした美しい景色の表現は今回DLCの大きな魅力だったように思ったね。

2.リヴァイアサンにまつわる物語が展開

今回のDLC第二段では本編で名前だけは何度か登場していたリヴァイアサンや水の民にまつわる物語が展開。

ここまで遊んできた身としては遂にここが掘り下げられたかーといった印象。

物語の内容としても本編らしさ全開で特にクライヴの魅力はしっかりと立っていたね。
やっぱ主人公として結構魅力あるキャラだと思うんだよね、クライヴ。

今回の話の軸であるリヴァイアサンのドミナントであるワレアスの存在も動機付けとして凄く良かったと思う。
赤子という存在故にどうにか助けてあげたいという気持ちが自然と前面に出てきたのは物語に入り易かった。
自らの能力でワレアスからリヴァイアサンの力を吸収するとシュラに説明するクライヴ

相変わらずクライヴは良い主人公していたな

今回の冒険の発端でもある族長のシュラも生真面目な雰囲気で若干見た目の個性は薄いけど好きなキャラだった。
何よりワレアスの事を真剣に想っている温かさが終始心地よかったんだよね。
ワレアスにもう少しの辛抱だと独りごちるシュラ

ワレアスを想うシュラは終始良いキャラだった

DLC1のあの微妙に薄かったキャラも再登場してきたりと全体的に繋がりを見せる辺りの物語のボリューム感も個人的には良かったと思う。

新たなボス、タイムキーパーとの戦闘も個人的には楽しかったな。
あらゆる武器種を使った多彩な攻撃パターンで攻めてくる感じに何度も驚きの声が出て一人で盛り上がってた。

ただ、リヴァイアサン戦に関してはファイナルファンタジーチャレンジだとかなり難しめ。

特に中盤辺りのDPSチェックは鬼門だった。

DLC2開始段階でレベル85位だったんだけど全く間に合わず、結果レベル上げに奔走する羽目になったのは少し面倒だった。

直ぐに同じところから再戦できる訳でもないし。

最悪、リヴァイアサン本体が強いのはテクニックで補えば良いけどDPSチェックはもう少し緩くても良かったんじゃないかとは正直思っちゃったかな。

とはいえ、リヴァイアサン戦自体は久々のゴリゴリの召喚獣戦でド派手な技の応酬や圧倒的な水の物量が凄まじくこちらもかなり熱量高く楽しむ事は出来たかな。
リヴァイアサン戦でウォータースパウトという巨大な水の竜巻を発生させる大技をクライヴに放ってきている場面

リヴァイアサンの圧倒的水の物量にはビビった

物語性もそれぞれのボス戦もそれにまつわる様々な繋がりも、ある意味でFINAL FANTASY16の集大成の様な出来で非常に満足感は高かったね。

3.サブクエストの追加とトンベリの存在

前回のDLC1と違い今回のDLCでは新しいサブクエストも多数追加。

決して広くは無い里の中で結構色んな角度のサブクエストが用意されているのは楽しかったな。

ワレアスのその後に関する出来事であったり、アンブロシア関連のちょっとしたクエスト、この里が何故外界から隠されているのかという事にまつわるサブクエスト等様々。

何やかんやちょっとしたサブクエストでもあった方が没入感は高まって良いね。

中でもシリーズお馴染みの強敵であるトンベリ関連のサブイベントはメチャクチャ良かった。

トンベリという存在の不気味さや設定上の諸々の要素も活かされていたしきちんと驚異として成り立っていたのも大きい。

FFシリーズ通してあんなにトンベリの物量いたのも珍しかった気がするし、関連クエストラリトに登場するトンベリキングの放つみんなのうらみはやはり恐ろしかった。
トンベリ族の技、みんなのうらみによって追い詰められていくクライヴたち

お馴染みのトンベリはしっかり恐ろしくて好き

あと地味にトンベリの尻尾が魚のようになっているのも個人的にツボ。
水や海がベースのコンテンツだからそれに合わせたという事なんだろうか。
細かい所にも拘りを感じられて良かったね。

4.新たな能力リヴァイアサンとアルテマ

こちらも前回のDLCとは違い、新たな召喚獣の能力が使えるようになるのが面白かったな。

まずはリヴァイアサン。
リヴァイアサンは他の召喚獣の能力に比べても割と異質で使っていて面白かった。
固有のアクションとして通常攻撃がショットガンの様に変化したりレーザービームっぽい範囲攻撃が中々にカッコイイ。

それぞれのスキル自体は個性的ではあるものの、火力的にはあまり強さは感じなかったかな。
ただ大技に関しては全体攻撃としての圧倒的な広さ、雑魚殲滅力の高さはかなり魅力的だったね。
新しく手に入れたリヴァイアサンの召喚獣スキル攻撃で敵を一掃しているクライヴ

リヴァイアサンの能力は殲滅力高く使いやすい

あと追加ストーリークリア後にカイロスゲートを調べることで開放されるアルテマも強い。

こちらもどのスキルにおいても雑魚殲滅力が高いし、シンプルに火力も高いのが使い勝手が良くて好感触だったな。

固有アクションもシンプルに攻撃範囲の増加と攻撃力増加で使い易かったし。

ただ、その分若干攻撃の隙が大きいスキルも多く万能という訳でもないのは丁度良いバランスだったと思う。
アルテマの召喚獣スキル攻撃で敵と戦っているクライヴ

アルテマは割とピーキーだけど火力は高め

アルテマという名前を聞いた時は本編の事もあって色々とドキドキしたけど、特にメインストーリー部分への影響は無い模様。

この能力を手に入れたからエンディングに変化が、とかも無さそう。
これは少しだけ残念だったかな。

5.追加やり込み要素のカイロスゲート

カイロスゲートという新たなやり込み要素も今回のDLC第二段にて追加された。

ゲーム性としては全20階層を様々な能力アップを自分好みに選択しながらハイスコアを目指していく。
といった感じ。

一通り遊んでみた感じランダム要素は特に無さそう。
階層毎に敵のパターンも毎回同じだった気がする。

もしかしたら深い階層では変化があるのかもしれないけど。
少なくとも浅い階で実感が湧くようなランダム性は無かった。

能力アップの種類としては攻撃力アップや防御力アップ、スコア上昇に関するものや召喚獣関連のクールタイム向上など。
自分の戦闘スタイルに応じて適宜選んでいく形でゲームシステム自体は個人的には結構好みだったな。
新要素カイロスゲートにて強化する能力を選択している場面

自分の戦闘スタイルに合わせて能力を選ぶ

難易度としては割と簡単な部類。
1度しかクリアしていないからなんとも言えないけど、4階で詰まった以外は割とあっさりと攻略出来た。

ファイナルファンタジーチャレンジが適用されているのかは分からないけど、思ったより直ぐにクリア出来てしまった。

一応僕の攻略時のスタイルも軽く書いておく。

召喚攻撃の大技系がメイン火力。
そのため、召喚獣強化系を最優先で取得し、クールタイム系は常時発動。

基本は大技連打で雑魚殲滅しつつ強敵のダウンを取っていく形。
ベースはそんな感じの戦略だったけど、個人的に地味に優秀だと思ったのはリヴァイアサンのショットガン攻撃。

召喚獣強化が乗るおかげなのか零距離での攻撃がウィルゲージの削りも火力も中々に高く終始安心感があった。

地味にレーザーでの雑魚殲滅力が高いのも便利。
カイロスキングというベヒーモスの様な姿の強敵とリヴァイアサンの固有の能力で戦っているクライヴ

様々な強敵が行く手を阻むカイロスゲート

あまり美しい戦い方ではないしスコアもCまみれだったけど、クリアするだけならこれくらいの戦い方でも余裕で可能。

ただ、割とコンボ数自体は稼いでいたのにスコアが低かった事を考えるとハイスコアを狙うのはかなりシビアに色んな要素を詰める必要がありそう。
ある意味やり込み要素としては丁度良いのかもしれない。

個人的には難易度自体はこれ位で良いけど、戦略の幅はもう少し欲しかったからアクセサリーとかもランダムで手に入ったり、選べたりして召喚獣の種類の時点から特化したりといった選択肢があったりしても面白かったのかなーとは思ったかな。

6.トロコンに関して

一応DLC2の追加部分のトロコンも達成したので軽く触れておく。

まずトロコン自体はそこまで難しくはないと思う。

本編をトロコンしてファイナルファンタジーチャレンジまで遊んでいればクリアする流れで大体は取得できる。

裏を返せば通常の難易度だとここから更にファイナルファンタジーチャレンジを駆け抜ける必要まで出てくるので急激にハードルは上がる。

水の試練は個人的には殆ど苦戦しない程度の難易度だったと思う。
リヴァイアサンショットガンを適度に連打している程度でクリア出来た。

その最中にタイダルゲージ関連も取得出来たし。

カイロスゲート完走だけは多少テクニックが要求されるけど召喚獣の大技連打でも何とかなった所を見るに誰でもクリアできる程度には調整されていた気はする。

多分攻略情報も無数に出ているからそういうのも拾っていけば難しくは無いと思う。

7.その他システムやバグに関して

ロードは相変わらず早い。

ゲーム起動からプレイ開始までがスムーズなのはやはり遊び易いね。

あと今回のDLCでの追加とは違うけど、直近のアップデートにてクエスト報告の際に依頼者の元に直接ワープして戻るみたいなクイック報告機能が追加された様子。

これは素直に嬉しい機能追加だったと思うね。
おかげでより一層ロード速度の早さを実感する事が出来た。

バグに関しては特に遭遇せず。

割としっかりとマップやモンスター、技の追加があったにも関わらず特にバグに悩まされる事なくスムーズにプレイ出来たのは非常に良かったかな。

ここが良かった!

・青々とした木々と澄んだ水の景色の良さが半端ない

・リヴァイアサンと水の民の謎にも決着

・お馴染み敵モンスターのトンベリの存在感

・新たな能力の使い心地とワクワク感

ここが気になる!

・どうしてもオマケ的なストーリー内容ではある

・カイロスゲートはもう少し戦略の幅は欲しかった

総評

FINAL FANTASY 16の集大成である最後のDLCとして個人的には楽しめた内容だったな。

色彩豊かな景色も良かったし、物語の切なさと温かさが内包された内容も凄く良かった。
地味にシリーズお馴染みのトンベリの存在も嬉しかったし。

リヴァイアサンやアルテマといった新しい召喚獣能力もどれも最後にふさわしい使い心地で楽しめた。

ただ、どうしても本編のラストの展開を考えるともう少しそこに繋がる内容は欲しかった気はしちゃったかな。
ほとんどDLCだけで完結してしまっているのは割と賛否ありそうな気はする。

とはいえ、何やかんや個人的には楽しめたFF16ではあるのでこの位のクオリティはキープしつつ次回はもう少し早めにナンバリングタイトルが出てくれると嬉しいね。

そんなFF16最後のDLCで語られる水の民とリヴァイアサンの物語。

気になった方はぜひやってみてほしい。

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