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[Gang Beasts 感想.評価]もどかしい操作性によってメチャクチャ盛り上がる対戦[ゲーム]

[Gang Beasts 感想.評価]もどかしい操作性によってメチャクチャ盛り上がる対戦[ゲーム]

記事内の作品おすすめポイント要約

  • ステージギミックやもどかしい操作性によるハプニング的な面白さが盛り上がる

  • キャラエディット機能で個性を出せるのも楽しい

  • サッカーモードや協力プレイモードなどの違ったゲーム性で楽しむことも出来る

こんな人におすすめ!

  • 集まった友人たちと理不尽でもどかしい操作性の対戦ゲームで盛り上がりたい人

  • 協力やサッカーモードなどで友人たちと色んな方向性で遊ぶのが好きな人

  • 硬派な対戦ゲームに疲れ、ただただはちゃめちゃなゲーム展開を楽しみたい人

どんなゲームか

フニャフニャで操作性にメチャクチャクセのある肉体を持つ自キャラを操り、ギミック満載のステージで上手く生き残りながら相手プレイヤーをひたすら場外へと落としていく。

といった感じのシンプルなゲーム性の対戦アクションゲーム。

作品情報

2017年12月13日発売。開発元はBoneloaf。
対応プラットフォームはPS4、Xbox One、PC、Switch等。

価格は2499円。

フニャフニャで操作にクセがあるキャラを操る戦闘。

色んな服装を選んで自キャラをエディット出来るシステム。

様々なギミックでバトルを盛り上げる豊富なステージ。

通常の対戦モードだけでなく、敵NPCに仲間と協力して挑むモードや相手のゴールにボールを入れるサッカーモード等の複数のゲームモード。

といった特徴がある。


Switchのストアページはこちら

プレイ環境と状況

Switch版をオフラインにて4人マルチプレイで全てのモードを一通り遊んだ上での感想、評価。

全員初心者で僕だけは少しだけプレイしている動画を見たことがあった程度の知識。


要素毎の感想と評価

1.もどかしさからのハプニング的面白さ

まず、本作の最高に魅力的な部分が、フニャフニャでうまく操れない肉体であるがゆえに生じるもどかしさとハプニング的な面白さ。

基本的には相手を掴んで持ち上げたり、引っ張ったりして場外に落とすんだけど、フニャフニャな肉体であるが故に、これがなかなかに思う様に行かない。

相手も同じように落とそうと必死になってくるし、場外ギリギリでのワチャワチャ感がメチャクチャ盛り上がる。

僕自身ずっとワーワー言ってて喉が若干痛くなるほどだったね。
灯台ステージで掴み合いをするプレイヤーたち

ままならない操作性によって対戦が盛り上がる

相手を場外に落とすための攻撃方法としては、他にもヘッドバットやパンチなんかもあって、一時的に気絶状態にすることもできる。

そうすると無防備な相手を割と一方的に場外に放り投げる事も出来るんだけど、これが結構コツが必要で慣れるまでは意外と時間がかかった。

ちなみにこの気絶は食らう毎に時間が伸びる様で、試合終盤になるとのびたまま全然起き上がらない事もしばしば。

そういう所も笑えて盛り上がったりするんだけどね。

全体的に自キャラの操作が独特で色々なゲームをやってきた僕でさえ慣れるまでに少し時間がかかったんだけど、その上手く操作出来ないもどかしさこのゲームにおいてはメチャクチャ面白い展開になって非常に笑える。

今回プレイした状況では皆初心者だったので全員が相手を上手く場外に落とすことが出来ず、そのもどかしさが良い感じに場を盛り上げるアクセントになっていたんだよな。

狙ったであろう事と全く違う動きをして自滅する姿とかも面白くて本当に終始笑ってた。

多少プレイ時間を重ねて全員が操作性に慣れてくると、それはそれで駆け引きやら、互いにやろうとしていることが絶妙にぶつかり合って新たなハプニングを生み出して更に笑えて盛り上がる展開にもなって、どう転んでも楽しい対戦になっていく感じは友達とかと遊ぶパーティゲームとして非常に優秀だったと思うね。


2.多数のステージと盛り上がるギミック

上で書いたように基本的には、自分の思うようにならないもどかしさや挙動のフニャフニャさが対戦を盛り上げるんだけど、本作はそれだけに留まらない。

というのも、ステージによってはギミック自体にも展開を左右するハプニング要素が用意されていてハラハラ感が常にあるところも非常に面白い。

特に水族館のステージはマップ中央から触手が伸びてきてプレイヤーを水中に引きずり込んできたりするし、動く列車の上ステージでは油断していると標識が通り過ぎて振り落とされたりと割とパターンが豊富で色々と楽しめる。
水族館ステージで触手によって水中へと引きずり込まれているプレイヤーたち

嘘みたいな吸着力で水底へと引きずり込まれる

この辺も初見での面白さもさることながら、なんとなくマップのギミックを把握してからの駆け引きも良い感じに盛り上がったりして、どう転んでも笑えて楽しかったな。

勿論、ギミックが豊富なステージだけじゃなくて、シンプルなプロレスリングみたいな場所もあったりしてそういう互いの技術力勝負のステージも面白かったりする。
プロレスリングステージでプレイヤーたちが攻防を繰り広げている場面

シンプル故に巻き起こる攻防もまた面白い

ただ、中には広いだけで場をかき乱す様なギミックが少なくあまり盛り上がらないステージもいくつかあってその辺は少し残念。

とはいえ、まだまだ面白くなる余地が山程ある気がしているのでその辺の進化にも凄く期待しちゃうね。


3.キャラエディットで選べる服も多め

全体的な対戦部分が盛り上がるし楽しいのは勿論なんだけど、地味に自キャラの服装のエディット部分が豊富なのも中々悪くない。

洋ゲーにありがちなスーパーマン的な服装やら、ハンバーガーを模した帽子を頭に被ってみたり、筋肉ムキムキになってみたりと割と個性が出せる。
キャラエディットにてクマの着ぐるみを着たヒゲ男を作成している場面

着ぐるみやら色んな職種の制服やら割と豊富

というか個性を出していかないと乱闘の中で自キャラを見失いそうになっちゃう。

そうして出来たふざけた見た目のキャラ達がフニャフニャに暴れまわる姿はそれだけでなんだか笑えてくるし盛り上がってきて楽しい。

この辺もどんどん追加されたら更に盛り上がっていきそうな予感。


4.サッカーや協力プレイモードもある

通常のデスマッチ的な乱闘やチームに分かれての対戦モードだけでも十二分過ぎるほどに盛り上がって楽しいんだけど、本作に用意されているゲームモードはそれだけじゃない。

他にも味方と協力して襲い来る敵NPCを倒すモードや2vs2で行うサッカーモードがあってどっちもかなり盛り上がる仕上がりになっている。

まず、協力プレイのウェーブモード。
いくつかのウェーブに別れていて、それぞれ別々の特徴を持った複数のNPCを全滅させていく形式。

やられたプレイヤーはそのウェーブでは復活出来ないけど、1人でも残った状態で1ウェーブクリアするとやられたプレイヤーは全員リスポーン。

敵は動きは遅いけどフィジカルの強いデカいやつだったり、小さくて素早い奴だったり、シンプルではあるんだけど手強くて盛り上がる要素が満載。
協力プレイモードを遊んでいる場面

敵味方入り乱れ過ぎてワッチャワチャ

僕らは何回か繰り返した後、1回クリア出来たけど結構歯ごたえがあったね。

ただし、クリアしたからといって特に何かが貰えるわけではない様子。
もしかしたら服装とかが増えているのかも知れないけど、特に情報が表示されるわけでもないので未確認。

これ自体も割と面白いモードだと思うけど、もう少し報酬とかプレイしがいのある要素があっても良かったかなーとは思う。

そしてもう1つのサッカーモード。

2vs2に分れて、その名の通り両サイドの壁に枠が描かれていてそこにボールを触れさせればいいというまさにサッカーといった感じの至ってシンプルなゲーム性。
サッカーモードを遊んでいる場面

サッカー要素によってまた違った表情を見せる

ただし、通常の対戦同様に相手を掴んだり引っ張ったり、気絶させたり出来るのでそのあたりの駆け引きが非常にワチャワチャして盛り上がる。

こういうところはスポーツのサッカーとは一線を画している部分。

因みにステージは1つのみで、場外に落とすとかの要素は無い。

こちらも通常の対戦モード同様にもどかしさからくる上手く行かない事の連続で非常に盛り上がったんだよな。

ボールを運ぶっていう要素が1つ追加されただけで、基本的にやっていることはそう変わっていないのにプレイした時の感触が変わってくるのは非常に面白い部分だったな。

長時間やったわけじゃないから何とも言えないけど、このモードも慣れてきたら駆け引きとかが生まれて更に盛り上がるのかもしれない。

こういう形式で他のゲームモードも色々と増えても面白いかもしれないとは思ったね。


5.その他のシステムやバグに関して

Switch版だったからかロードはそんなに早くは感じなかったかな。
とはいえ、特にストレスを感じる程遅くもなく可もなく不可もなくといった感じ。

バグに関しては遊んでいた2,3時間の中では特にバグらしきものには遭遇せず。

それほどシビアなゲームでも無いので多少バグっても盛り上がるかなーといった感じではあったかも。
特にスコアに拘る様なゲーム性でもないし。

因みにアダプターを使ったゲームキューブのコントローラーの操作にも対応している。
ただし、LRを頻繁に使うゲームなので微妙にやりにくいけど。参考までに。


ここが良かった!

・ままならない操作性で盛り上がる対戦

・ギミック満載の豊富なステージ

・通常の対戦だけに留まらないゲームモード


ここが気になる!

・いくつかのステージが味気ない

・協力モードのモチベーション要素が特にない


総評

スマブラとかマリオパーティとか対戦で盛り上がるゲームは割と色々と通ってきたけど、その中でもかなり面白い部類に入ると思ったね。

勿論、単純なゲーム性や出来は向こうの方が数段上なんだけど、なによりも想定通りにいかない操作性やステージギミックなんかの様々なもどかしさや、ままならない感じが対戦ゲームとして適度に盛り上がりが生まれてやっていてメチャクチャ楽しかった。

自分や友達の嘘みたいな挙動で場外に落ちていく様に腹が痛くなるくらい笑っていた自分がいたね。
結構久々な体験で自分でも驚き。

そのせいもあってか一通り遊び終わった後大分ぐったりしちゃった。

大手が作っている訳じゃないインディーズゲームな所もあるので荒削りな部分も目立つんだけど、パーティゲームとしてはかなり優秀だと思う。

今後も友達と集まれる機会があれば何回も遊びたい位には個人的に刺さった作品だったな。

あまり詳細を調べていないので発売から今までにどれくらいの要素が追加されたのか、今後追加されるのかは分からないけど、このシステムベースに更にステージやモード追加して進化していったらどんどんと面白くなっていきそうな予感がして凄くワクワクする。

そんな、もどかしい操作性にメチャクチャ盛り上がる対戦ゲーム。

気になった方は是非やってみてほしい。

著者プロフィール

gemaikiのアイコン gemaiki

ゲーム・漫画の感想やレビューブログの運営4年目。
プレイヤー目線での素直な感想を心がけながら更新中。

子供の頃から様々なアクションゲームを遊びまくり。
マリオ系はもちろんデビルメイクライといった爽快系やHi-Fi RUSHといった異色アクションも大好き。
最近はStellar Bladeやアストロボット、スプリット・フィクションが面白かった。

ネタバレは極力避け、購入に悩んでいる方の背中を押し、出来るだけ初見の楽しみは奪わないレビューを心がけています。

直近に累計10万PVを超えました。感謝!

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