Hi-Fi RUSHのタイトル画面
[Hi-Fi RUSH 感想.評価]爽快リズムアクションとコミカルな演出の物語が最高[ゲーム]

[Hi-Fi RUSH 感想.評価]爽快リズムアクションとコミカルな演出の物語が最高[ゲーム]

どんなゲームか

ヴァンダレイ・テクノロジーという大企業が行っていたアームストロング・プロジェクトという無償の義体化提供プロジェクト。

それに参加したロックスター志望のお調子者な青年チャイ。

意気揚々と手術に臨むも、突発的な事故によって不思議な力が宿ってしまう。
しかもその力のせいなのか不良品認定されたチャイは企業側のロボットたちから追われることに。

その逃避行の最中に偶然であったペパーミントと名乗る少女や猫ロボットの808らと共に実は怪しげな人体実験を行っていたヴァンダレイ・テクノロジーの隠された真実へと迫っていく。

といった導入のリズムアクションゲーム。

作品情報

2023年1月25日にPCとXboxシリーズX/S版が発売。
後々の2024年3月19日にPS5版が発売された。

開発元はTango Gameworks。

対応プラットフォームはPS5、Xbox Series X|S、SteamなどのPC版。

価格は4180円。

リズムに乗りながら戦う爽快なアクション性

大企業の裏に迫るコミカルかつテンポの良い物語

魅力的な登場人物たちとのやり取りとボス戦や共闘

同じ開発元の別作品との小ネタも豊富

クリア後要素ややり込み要素の豊富さ

発売後に無料追加された2種類の特殊なゲームモード

といった特徴がある。

Hi-Fi RUSHの公式サイトはこちら


Hi-Fi RUSHのwikipediaページ(英語)はこちら






プレイ環境と状況

PS5版をプレイ。

難易度は初回攻略時からハード。

一通りメインストーリーをクリアし、最高難易度のリズムマスターにて扉関連のエピソードを見るためにもう一周攻略し、リズムタワーも踏破。

追加コンテンツであるアーケードモードのBPMラッシュ!やパワーアップ!タワーアップ!も一通りクリアした段階での感想、評価。

ちなみにTango Gameworksの作品はサイコブレイクシリーズもゴーストワイヤーもクリア済み。


→ [GhostWire:Tokyo 感想.評価]丁寧な作りこみが凄い!渋谷、怪異バトル[ゲーム]


リズムアクション系のゲームはほとんど経験無し。
といった感じ。


X(旧Twitter)でのプレイ当時の僕の感想。




要素毎の感想と評価

1.リズムアクションの爽快さが凄まじい

まず、本作最大の目玉であるリズムやビートに乗りながらの戦闘はメチャクチャ爽快で楽しかったね。

画面内のあらゆる物がビートを刻んでおり、それに合わせて攻撃をリズミカルに挟み込んでいく。

生えている草や木、ライト、果ては岩なんかもリズムに合わせて動いていてゲーム全体からノリノリな雰囲気が伝わってくるのは遊んでいて凄くテンションが上がったな。

そのビートのリズムに合わせて敵ロボットに対して攻撃をかましていくって言うのが基本のゲーム性。
戦闘はデビルメイクライやベヨネッタの様にステージ中に要所要所で出現する敵を倒していく形式。

技の種類も多く、ボタンの組み合わせと拍の置き方で様々な攻撃が発動。
どれも派手で動かしていて爽快。

基本はギターの様な武器で敵を殴るんだけど、技によってはビームを放ったりと割となんでもありなところも個人的に好き。
BGMと画面に表示されるガイドを目安にリズム良く敵ロボットに攻撃を仕掛けているチャイ

曲のリズムに合わせて戦うのはかなり爽快

他にもバッテリーというゲージを貯めてから発動可能なスペシャルアクションも派手で爽快。

こちらも種類が豊富で連打系の単体攻撃から範囲攻撃、さらには808を含めた仲間との特殊な連携技なんかもあってこちらも見ているだけで楽しい。
ペパーミントとチャイの協力スペシャルアタックを繰り出している場面

大技は全部ド派手だし仲間との連携も熱い

もちろん敵もこのビートに合わせて攻撃してくるので回避やパリィのそれに応じてリズムで返すのが基本。

慣れるまでは中々対応できなかったけど、段々とゲーム性が分かってくるとむしろ他のアクションゲームよりも攻撃タイミングが分かり易くなって簡単に感じてくる。

あと敵によっては死に際にタイマンでリズムバトルを仕掛けてきたり、特定の仲間の攻撃でないとバリアがはがせなかったりと敵の種類や相性も様々で戦闘中の情報量は多く考えることが多い。

初見からハードでプレイした身としては、いわゆるアクションゲームにリズムの要素が加わると、情報量の増加に伴って慌ただしくなり、より一層面白さが増すっていうのは新鮮な体験だったな。

元々音楽も好きだしアクションゲームも好きだからこの手のリズムアクションゲームに今まで触れてこなかったのはとても勿体無い事をしていたなーとすら思っちゃたね。

それぞれの楽曲もしっかりとかっこいいし。
個人的には博物館辺りとロックフォールエリアの冒頭あたりの曲が好きだったかな。

また、強化要素も豊富でシンプルに新しい技のバリエーションを増やすようなものもあれば、チップと呼ばれる装備アイテムで味方召喚のクールタイムを下げたり、パリィの性能を上げたりすることも可能。

この辺も次々とできる事が増え、次のステージを遊びたくなる様なバランスに上手く調整されていて好印象だったな。

個人的に戦闘は仲間を呼び出しまくるのが安定して強かった気がする。
あとはバッテリーの獲得強化系も強い。

ただ、逆にリズム感が無さすぎるのかSランクを取るためのリズムの正確さが終始酷かったのは悲しい。

無理矢理Sランクを取るためのコツとしてはいっそ連打技を捨て、攻撃とジャンブ同時押し攻撃を使いつつ仲間召喚連打するやり方がスムーズだった。

全てをSランククリアしたわけじゃないけど、イージー、ノーマル位ならこれでも全Sは取れそうな気がする。

あと全体的にステージのロケーションも良かったな。

雑然とした工場っぽい雰囲気も凄く良いし、博物館や火山、高層ビルを進んでいく感じもワクワク感が半端なかった。
遊園地ステージの色彩豊かな景色を眺めているチャイ

トゥーン調の色彩が映えるロケーション多数

全体的にリズムに乗りながらのアクションが爽快で楽しいしロケーションやボス戦何かも適度な緊張感があって面白く、アクションゲームとして物凄く楽しめたね。

2.物語のテンポの良さとコミカルな演出

ストーリーはボリュームこそ少なめではあるものの、終盤の熱い王道展開やコミカルな演出の多さが個人的には凄く刺さったな。

特に作品全体的に漂うカートゥーンな洋アニメっぽいノリが最高過ぎた。
こういう空気感大好物なんだよね。

物語の展開としてはかなりシンプル。

大企業であるヴァンダレイ・テクノロジーが裏で進めているとある非人道的な計画をたまたま出会ったチャイとペパーミントが手を組んで暴いていくといった感じの導入。

それぞれの部署の色んな意味でのボスを倒してパスコードを手に入れていくといった流れ。

そこに演出のコミカルさが絶妙にマッチして意外性もあって最後の最後まで飽きる事なく楽しめた。
ケールにあと一歩の所まで迫るも逆にコルシカによって拘束されてしまったチャイ

ケールが最後まで悪だったのも個人的には好き

特にハンゾウのステージは全体的にコミカルさ増し増しで好きだったな。
ミモザ戦前後も結構シュールで好き。

あと序盤から伏線的にステージ内に用意されていた扉に関するクリア後エピソードもオチも含めかなりコミカル。
本作らしい決着の付け方には思わず笑っちゃった。

ちなみに個人的に好きなやり取りの1つとして、とある場面で本来は倒せない筈の敵を周回プレイだと倒せるんだけど、その際に特殊なやり取りが用意されているのには笑った同時に手が込んでいるなーと思わず感心しちゃった。

作品の結末的に続編が作れるのかは微妙なところだけど、正直まだまだ彼らの冒険を見ていたくなるくらいには魅了されたので続報には期待したいな。

3.敵味方共に個性的でやり取りも楽しい

本作の魅力的な要素の1つとしてキャラ全員の個性が爆発しているっていうのもあったね。

主人公チャイの微妙にお調子者でバカをやらかすけど、なんやかんやできっちりと主人公として困難を乗り越えていくところもコミカルさとかっこよさの塩梅がちょうど良かった。

ペパーミントの多少言い方はキツイけど根は良い奴な感じとかも好き。

最初はギスギスしていたチャイとペパーミントのやりとりも最終的にはこれぞ相棒って感じのところに落ち着いてメチャクチャ熱かった。

あとはマカロンの優しい研究者なのに図体はでかくてパワータイプな感じとか、ロボットのCNMNが自分の表情をいちいちペンで描きながら喋る感じとかも個性を感じて好きだったな。

個人的には特にコルシカの存在がデザインと共に結構刺さった。

真面目で融通が効かない上に微妙に社内で浮いていて、周りから疎まれている不憫可愛い感じと戦闘時のかっこよさのギャップが凄く良かったな。

若干気になるのはペパーミントがコルシカに惚れてるっぽい描写があるけどこれは後々何か意味のある伏線だったりするんだろうか。
チャイの作戦について今までで1番最低の作戦だと口を揃えて言う仲間たち

チャイのお調子者感と仲間とのやり取りも良い

あとはなんと言っても猫ロボットの808の可愛さは半端じゃなかった。
どの場面においても圧倒的な可愛さ。

やおや っていうネーミングセンスも抜群だと思うし。

ムービーシーンはもちろん、戦闘中の場面転換時のちょっとした仕草に至るまで可愛すぎ。
とあるスペシャルアタックのあざとすぎる可愛さも最高だったな。

制作陣にめちゃくちゃ猫好きがいたんだろうなーって位に半端じゃないこだわりを感じた。
カメラ目線でこちらに笑顔で近づく808

808はどの場面においても半端じゃない可愛さ

味方キャラの魅力はもちろん、敵ボスキャラも結構魅力的。

脳筋過ぎのレッカ様、微妙に抜けてるマッドサイエンティストのザンゾウ、自己顕示欲の塊ミモザ、金の亡者ロックフォール。

そしてサイコ社長のケール・ヴァンダレイ。

敵も敵で魅力満載。

個人的にはレッカ様の脳筋な感じは好きだったな。
ロックフォールの見た目に反してかなり戦闘力があるっていう設定も面白かった。

あと地味に登場キャラとしてサイコブレイクのセバスチャンとジョセフをモチーフにしたロボットが出てくるのも感慨深い。

意味深なこと言ってたりするし。
トロフィーの文言も個人的には気になった。

ちなみに本作はコスチューム関連も充実していて、チャイだけじゃなく仲間たちも色んな服装にできる上、ムービーシーンにもしっかりと反映される。

全員のネタ満載なコスチュームは面白いし、コルシカのカジュアルな服装とかペパーミントのネコ姿とか可愛かったな。

808にまでコスチュームは用意されていてその可愛さは天井知らず。

全体的に敵味方含めキャラクターへの拘りも凄く感じる作品になっていてそういう面でもまだまだ彼らの物語を見ていたくなったんだよね。

4.豊富なクリア後要素ややり込み要素

本作は本編の物語自体は短めだけど、クリア後要素ややり込み要素に関しては結構骨太。

まず上でも少し触れたけどクリア後には本編攻略中に所々に出てきた怪しげな扉にまつわるちょっとした追加エピソードが描かれる。

それぞれのミッションのお題がしっかりと難しくて中々の歯応えだったな。
移動スティックに触れずに敵を倒せとか、パリィのみ倒せとか結構な難題が多いけどこれはこれで面白い。
パリィカウンターのみで戦う必要があるクリア後の扉ミッションの様子

クリア後の扉ミッションは結構な難しさだった

他にもリズムタワーという要素が開放される。

これはひたすら敵を倒しながら階層を上がっていくという内容で一定階層ごとにストーリー上で出てきたボスとの再戦もなんかもあってこちらもしっかりと難しい。

ただ、チップや強化要素はそのまま使えるので最大強化していればクリアできないほどではないって感じだったかな。

個人的には20Fから40F辺りで多少苦戦したけどそれ以降は逆にスムーズだった。

ちなみにスコアによっては結構なギアが手に入るのでクリア後のギア稼ぎにもうってつけ。

やり込み要素としてはアジトの壁画関連はかなり骨太。
トロフィーとも連動しているのでトロコンを目指すなら攻略必須の要素となっている。

近年の他のゲームと比べてもかなり骨太な内容で特に全難易度Sランククリアや各ボスノーダメージクリアなどシンプルに難しい。

面白かったし楽しい作品だったけど流石に難しくて挫折。

ただ、Sランククリアもノーダメージも失敗したら即アジトに戻る事で直前からやり直せるのでひたすら回数を重ね続ければ一応達成はできそうなバランス。

やり込み要素としては別にこれ位あっても良いと思うけど個人的にはトロコン自体はもう少し緩い難易度の方が目指そうという気が起きた気がしないでも無い。

5.無料追加コンテンツの2種類のモード

後々に追加された無料アップデートの2種類のモードについても一通りプレイしたので触れておく。

2つのモードが新たに追加され、それぞれを特定の条件でクリアすることで様々な特典が貰える。
中でも新しいスペシャルアタックはCNMNや冷えるんが活躍する技で妙なコミカルさが面白いので必見。

1つ目の要素パワーアップ!タワーアップ!。
いわゆるローグライトなゲーム性のコンテンツ。

リズムタワー同様に階層を上がっていきながら、攻撃アップや体力アップみたいな強化要素を取捨選択し攻略して行くという流れ。
追加要素の1つパワーアップ!タワーアップ!にてどの強化要素にするか選んでいる場面

ローグライトなゲーム性は意外とマッチしてた

所々にチャレンジ的な階層もあって、そこをクリアすると通常の階層よりも大幅な強化が可能。

死んでも多少のスコアへのペナルティがあるだけでその階から再開できるのは若干温さは感じるけど遊びやすくはある。

もうちょっと手に入る性能アップの種類の幅を広げて尖ったビルド的な遊び方ができたらより面白かったとは思うけど個人的には何周もするくらいには楽しめたかな。

ある意味まだまだ伸び代のありそうなモードだったとも言える。

2つ目はBPMラッシュ!。
徐々にBPM、曲のテンポが上がっていき敵の攻撃間隔が狭まり難しくなっていく。

プレイヤー側も同様に攻撃タイミングをテンポアップさせなければいけなくなり必然かなりの忙しさに。

最終的にはもう訳分からないくらいの速さになってしっちゃかめっちゃかになる感じが個人的には楽しかったな。

これ以上早くなるとゲーム性として色々と厳しいんだろうけどもう少しぶっ飛んだ速度でも面白かった気はする。
追加要素の1つBPMラッシュ!にて敵へと挑もうとしているチャイ

火力もテンポも上がっててんやわんやな戦闘に

ちなみにEXという難易度もあるんだけどこれは初っ端から高速な上、クリアするごとに敵の攻撃力も上昇するという中々の難しさ。

僕は途中でクリアできずに挫折。
こちらもやり込み要素としては十二分なできだったと思うかな。

現状ではこの二つのモードが新たに追加され、一通り本編を楽しんだ人でもまだまだ色んな遊び方を提供してくれる開発には頭が下がる。

しかも無料って物凄い太っ腹。

今後もこういった追加がされるのかは分からないけど、作品を風化させずに息吹を吹き込み続ける姿勢は素晴らしいと思ったな。

6.その他システムやバグに関して

ロードはかなり早い。
ゲームデザインがフォトリアルでは無く、トゥーン調だからっていうのもあるだろうけど大体ステージ開始や死んでからの再開でも5秒程度でかなり快適。

それに付随して、ムービーシーンとプレイシーンを行き来する演出にもビックリ。
一瞬の演出で切り替わるのは次世代機の凄さを感じたね。

コントローラー関連は多少の振動とトリガー押し込みといった感じ。
個人的にはもっとビートやリズムに合わせた振動が細かくあっても良かったのかなーとかは思った。

バッテリーの消費がエグそうだけども。

バグに関しては特に遭遇せず。
発売から多少時間が経っているとはいえ終始安定していたのは遊び易かったな。

ただ、戦闘の挙動としてはロックオン機能が無いからあらぬ敵にマグネットしたりといった不便さは多少感じちゃったかな。

ここが良かった!

・リズムアクションとしての爽快さ気持ち良さ

・コミカルでテンポの良い物語と演出

・登場キャラクターも魅力満載

・808が終始可愛い

・自社コラボの感じも好き

ここが気になる!

・やり込みの難易度、敷居が高い

・若干戦闘は大味になりがち

総評

リズムに乗りながらのアクションという個人的にはあまり馴染みのなかった戦闘システムが凄く刺さったな。

いわゆるアクションゲームにリズムの概念が加わるとここまで考えるべきことが増えて歯応えが生まれるって言うのは新鮮な発見だった。

ストーリー自体はボリュームは少な目ではあるもののテンポ感が非常に良く、演出もコミカルさ全開で取っ付きやすのも凄く楽しかったな。

こう言うカートゥーン的な洋アニメみたいなノリめっちゃ好き。

登場キャラも敵味方問わず個性的で魅力的だし、特に808の可愛さは近年のゲーム作品の中でも群を抜いていた様に思う。
正直もっとグッズ展開とかしても良いと思う位の素晴らしいキャラデザインだった。

アクションゲームとしての歯応えや、やり込み要素も充実していたし、アップデートでの新要素の追加などといった部分にも開発側のやる気を感じられてかなり好印象だったと思うし。

アクションゲームが苦手な人には壁画に関してはやり込みの歯応えはややあり過ぎる気もしたけど。

個人的には作品としての仕上がりが物凄く良かったと思うので気が早いかもしれないけど、続編が凄く待ち遠しくなったね。

なんにせよ続報が楽しみ。

そんな、爽快なリズムアクションとコミカルな演出の物語が楽しい作品。

気になった方はぜひやってみてほしい。


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