It Takes Twoのタイトル画面
[It Takes Two 感想.評価]怒涛の展開の連続と協力ギミックによる謎解きが楽しい[ゲーム]

[It Takes Two 感想.評価]怒涛の展開の連続と協力ギミックによる謎解きが楽しい[ゲーム]

記事内の作品おすすめポイント要約

  • 二人協力プレイを前提にしたアクションや謎解きがとにかく秀逸

  • 道中に用意された対戦系ミニゲームも程よい楽しさ

  • ダークさとコミカルさが相まった物語展開にも惹き込まれる

こんな人におすすめ!

  • 友人や知人と協力プレイで楽しめるアクション作品を求めている人

  • 二人プレイ前提で構築されたゲーム性や謎解きの面白さに興味がある人

  • ネットでよく話題に上がるトラウマシーンが気になっている人

どんなゲームか

色々なすれ違いや意見の不一致から離婚しようとしていたメイとコーディの夫婦。

そのことを知った娘のローズはひどくショックを受ける。

なんとか納得させようとした二人だったが、謎の本の力によって人形の姿に変えられてしまう。

その本曰く、二人で愛を取り戻せれば元の姿に戻れるというが・・・。

といった導入の二人プレイ協力型アクションゲーム。

作品情報

2021年3月26日発売。開発元はヘイズライト・スタジオ。

対応プラットフォームはPS4、 PS5、Xbox One、Xbox Series X|S、Switch、Steam版などのPC。

価格は4300円。


場面ごとに変化するコーディとメイそれぞれのアクション

怒涛の展開で進行していく感動的なストーリー

プレイ中に用意された数々の二人対戦型のミニゲーム

ユニークな登場キャラクターたち

フレンドパスのシステムによって一人が購入すればもう一人は無料で遊べる

といった特徴がある。


It Takes Twoの公式サイトはこちら

プレイ環境と状況

僕が今回プレイしたのはPS5版。
友人とフレンドパスを使っての二人プレイ。

使用キャラは僕がコーディで友人はメイ。

一通りメインストーリーをクリアした段階での感想と評価。

[追記]
2025年3月7日に発売された同じ開発陣の新作のスプリット・フィクションもプレイ、クリアし感想を書いたのでそちらもあわせて参考までに。


→ [スプリット・フィクション 感想.評価]協力プレイの楽しさと魅力的な世界観が最高[ゲーム]


X(旧Twitter)でのプレイ当時の僕の感想。




要素毎の感想と評価

1.様々な角度の協力アクションの面白さ

まず、何といっても本作で大きな魅力を感じたのは様々なギミックを利用しての協力プレイの面白さだね。

本作はメイとコーディが愛を取り戻すというテーマが軸になっていることもあって、アクションから謎解き部分に至るまで、プレイヤーが2人で協力しないと進めない様になっていることが殆ど。

単純に2人で息を合わせたり知恵を出し合って攻略していくっていう根幹のゲームシステムが面白かったのは勿論、チャプターごとに協力プレイのギミックが変わるっていう飽きさせない工夫もしっかりと用意されていて、そういう部分もメチャクチャ楽しめたポイントだったね。

チャプターが代わる度に様々にアクション部分のギミックが変わるのに操作感が殆ど被らない工夫には度肝を抜かれた。

ようやくギミックにおける謎解きのセオリーが分かったところで別のギミックが登場したりして、また1から色々と覚え直す感じも個人的には飽きさせない作りで非常に良かったと思うね。

例えば序盤だとコーディが釘、メイがハンマーを駆使して謎解きやギミックを攻略していくんだけどこれはこのチャプターのみ。

このチャプターではコーディで釘を打ち込んで道を作ってあげてメイがハンマーでその釘に引っかかりながら進んでいったり釘を深く打ち込むことでギミックを動かしたり。

別のチャプターになるとU字磁石を2人で半分にしてN極とS極片方ずつを使って攻略していったりする。

片方が反発ジャンプで高台に登ってギミックを操作してもう片方が登れる様になったり、引き合う特性を活かして吹雪から耐えてみたり。
コーディとメイが協力してギミックを攻略しながら先へと進んでいる場面

磁極を利用して協力するギミックなんかもある

こういったそれぞれのアクションとギミックがチャプターごとに変化する仕様っていうのが本当に面白かったな。

謎解きやアクション部分もそれぞれの道具に合う様な工夫が随所に散りばめられていて、それぞれが単独でも十分にゲームとしての完成度が高いのにも関わらず、種類まで多い。

これを作った人の労力は半端じゃなかっただろうなーって感じるほどの要素の豊富さだったね。

こういうところは制作陣の熱量を感じられてメチャクチャ楽しかったな。
コーディはレールの上を滑って進み、メイはコーディの進行が妨げられないようにパネルを動かし協力している場面

互いに指示を出しながら協力して進んでいく

2.本編以外の対戦ミニゲームの豊富さ

本編中は2人の愛を再び取り戻すテーマが軸ということもあって、協力プレイ前提の謎解きやアクションが多めなんだけど、道中には2人対戦のミニゲームも沢山用意されている。

これらのミニゲームは本編とは関係なく、道中で寄り道したところに用意されていたりするんだけど、本編のギミックのパターンだけでもかなりの豊富さだったのに、更に細かいミニゲームまで用意しているっていうのはかなり衝撃だったな。

内容としてはナメクジに乗ってレースで速さを競い合う様なものからガッツリとしたチェスまで本当に色々。

個人的にはガッツリとしたチェスは結構楽しかったな。
どちらもルールを完璧に理解していなかったこともあってグダグダな試合展開だったけど。
本格的なルールのチェスのミニゲームで対決しているメイとコーディ

ルールもガチのチェス。戸惑ったけど楽しい

他にもシューティング的に対戦してみたりバスケのシュート対決の様なモノだったり多種多様。

どれもこれもシンプルだけど丁寧に作られている上に短時間で勝負が決まるものが多く遊んでいて凄く楽しい。

ただ唯一欠点を挙げるとすれば、遊んでいる友人との実力差があり過ぎると不穏な空気になりがちな部分。

実際、今回遊んでいた時は前半僕が勝ちすぎて結構危ない空気が流れた。

自分の中では手を抜いたつもりはないけど、最終的に勝率は五分五分くらいで着地。

こういうところはある意味で遊んでいるプレイヤー2人の関係性が試されて、本編のテーマ性が顕著に出ていた部分かもね。

そこまで考えられて作られていたんだとしたら凄すぎる。

こういう所ところの作りこみも本作の非常に面白かった部分だね。


3.本編の1つ1つが怒涛の展開の連続

協力前提のアクションや謎解き、細かいミニゲームの作りこみもメチャクチャ凄いんだけど、ストーリー部分も怒涛の展開やパロディ、小ネタも満載でそういう面でもかなり面白い。

とにかく1つ1つのチャプターが次から次へと息をつく暇もない怒涛の展開の連続で遊んでいて飽きない。

それぞれが衝撃的過ぎてリアクションのし過ぎで良い意味で疲労感が凄い作品だったな。

ようやくたどり着いた場所からいきなり落下してアクションとか強敵との戦いとかとにかく目まぐるしい展開が多くて、友人と2人で終始ワーワー騒ぎながら遊んでいた。
巨大な時計塔内部を落下しながら危険な歯車を避けて進むメイとコーディ

怒涛の展開はさながらアクション映画のよう

メイとコーディの人間性の問題や2人に試練を与える存在である本の性格のせいもあるんだろうけど、とにかく矢継ぎ早にアクシデントやら超えなきゃいけない壁が立ちはだかる。

濃密なアクション映画の様な怒涛の展開の連続もさることながら、アクションパートとかにも時折挟まれるパロディ的な演出とかもかなり楽しめたな。

細々した要素は勿論、ゲームのシステムからしてパロディしている箇所がいくつもある。

例えば、通常のシステムとしてはTPS的な視点のアクションだけど、急に上からの俯瞰視点でのディアブロのようなゲーム性に変化する場面があったり、2D視点の様に変化して格闘ゲームの様になったりと、1つのゲームにどれだけ色んな要素を詰め込んでいるんだよって思うような展開だらけ。
見下ろし型のアクションゲームへとゲーム画面が変わり、敵と戦っているメイとコーディ

急なディアブロの様なゲーム性に笑っちゃったね

最後の方のマリオカートチックなレインボーロードとかも笑っちゃった。
BGMもそれっぽいし。

全体的に登場するラチェクラの様なレールアクションも楽しかった。

こういったパロディ部分なんかは普段から色んなゲームを遊ぶ人にはガッツリ刺さる様な内容だったな。

どのゲームも凄く好きだから色々なところで元ネタが分かる様なパロディがシステムとして使われているのが僕には刺さりまくったね。

本当にゲーム全編を通して制作陣の遊び心が凄過ぎる。

製作者全員ゲーム大好きなんだろうなーって感じたな。

メインストーリーの軸だけじゃない、アクション映画の様な展開やパロディ展開、ゲームシステムの変化。

そういうテンポの良い展開や驚きもこの先の大きな魅力の1つだと思ったね。


4.色々な面で心揺さぶられるストーリー

本作はメインストーリーの部分でも感動的な意味でも、ちょっと辛さを感じる様な意味あいでも、様々にプレイヤーの心を揺さぶってくる。

冒頭でも書いたように本作は2人の離婚話から始まる。
そんな2人に板挟みなローズの苦悩。

とにかくローズが不憫でならない。

子供にそんなことを言わせないでよーって切なくなる様な内容が多くて目や耳を塞ぎたくなるような場面もしばしば。

そんな娘に比べメイとコーディはなんとも噛み合わない言動ばかりでそういう意味合いでも遊んでいてなんとも辛い。

1つの転機を迎える中盤辺りまでは本当にこの2人が好きになれなかったね。
この辺は製作者の狙い通りなんだろうけど。
本の様な存在のハキムに互いの魅力を再確認できるように促されているメイとコーディ

ハキムによって段々と愛を取り戻していく2人

特におもちゃ王国でのゾウのくだりはヤバい。
世間で何となくトラウマ展開みたいなことを言われていた理由がハッキリと分かった。

アレは人によってはプレイを断念したくなるだろうなーって感じるレベルの展開だったな。

勿論、プレイヤー側からしても落ちるところまで落ち切った2人の心境が段々と変化していき、2人の間の溝が埋まっていく展開だったり、ラストの感動的なシーンだったりと巻き返しては行くんだけど、人によっては序盤を受け入れられないってこともありそう。

今回僕らも理由は勿論それだけでは無いけどゾウのくだりを越えた後、なんとなく2ヶ月程プレイする足が遠のいたほど。

これから遊ぶ人がいたらその辺は多少覚悟して始めたほうがダメージは少ないかもしれないね。

ちょっとマイナスなことも書いたけど、結果的に製作者が恐らく思い描いたであろうリアクションをまんまとさせられたということもあってストーリー自体にはのめり込めたし楽しめていたんだとは思うかな。


5.登場する生物たちもユニークさ全開

メイとコーディや本、メインキャラクターだけでも割と個性的で面白いんだけど、それぞれのチャプターに出てくるキャラクターも全員ファンシーなのにアクが強くて面白い。

そもそも2人に試練を与えてくる本のハキムもかなり良いキャラしている。

要所要所で登場してきて微妙に2人の神経を逆なでするようなことを言ってみたり、お調子者感全開に踊ったり歌ったり、とにかくやりたい放題で、腹は立つんだけどどこか憎めない存在っていうのも個人的には好きだったな。

他にも、とあるチャプターでは武装したリス軍団や薄情もののハチ、可愛らしいおもちゃの王国の女王ゾウやらコーディの植えた花のジョイなど様々な個性的な連中が登場してくる。

個人的にはリス軍団のくだりはかなり面白くて終始笑ってたな。

リスのビジュアル的な可愛らしさと戦争映画のようなシリアス展開のギャップが面白過ぎた。
家の周囲にある木に住んでいるリスの軍団がメイとコーディを襲おうとしている場面

見た目とのギャップが凄くて終始笑っていたね

おもちゃの王国は上でも少し書いたけどゾウのくだり自体はトラウマものだったけど、キャラクターとしては物凄く可愛いし、このキャラをずっと見ていたいと思える様な魅力にあふれていたね。
おもちゃの国の女王のゾウがメイとコーディに挨拶をしている場面

可愛くて優しいキャラだけに、アノ展開は衝撃

それぞれがチャプター内にしか登場せず、後々絡んだりしてこないところは少し残念ではあったけど、個性的な彼らの存在がメイとコーディの冒険を数段階面白いものへと引き上げていたのは非常に良かった部分だな。

欲を言えば個人的にはゾウやリス軍団とはもう1つ位展開があって大団円みたいな感じになってほしかった気はする。


6.道中の町の細々した作り込みも魅力

基本的には上でも書いたようにそれぞれのシーンごとに変わっていくアクションを駆使してメイとコーディで謎を解きながら進んでいくゲームシステム。

でも所々のチャプターで住人の住む町の様な箱庭ステージが用意されていて、その中を自由に探索することもできる。

その中ではチャプターによって住人や町並みも違っていて、例えばおもちゃの町では人形のような住人が、スノードームの町では謎の水色っぽい生物が暮らしている。

それぞれに色んなギミックや遊び心も用意されていて、例えばスノードームの町だとスケートをしてみたり、雪玉を拾って互いに投げ合ったり、ちょっとした遊園地のような場所で遊べたりと様々。

トロフィーに関連するような細かい要素もあってブランコで遊んでいる住人の速度を上げてふっ飛ばしたりすると手に入ったりするのとかは小ネタがきいていて面白かったな。
スノードーム内の世界の街でくつろぐメイとコーディ

怒涛の展開での息継ぎ的な街も素晴らしい出来

あとは自分をダーツの様にして壁にあるボードに当てて得点してみたりと細々した要素ではあるんだけど色々と遊べるのはかなり面白かった要素。

本編のアクションやギミック、ミニゲームだけでも作り込みが凄いのにこの辺まで隙間なく遊び心を詰め込んでくるところは本当に素晴らしかったと思うね。


7.その他システムやバグに関して

ロードはメニューから始める時以外はほぼ無い。

ムービーシーン終わりから動かせるようになるまでもかなり早くて全体的にテンポは凄く良かったかな。

バグに関しても特に遭遇せず。
エラー落ちとかも無かった。

終始分割画面だったのも関わらずフレームレートなどの挙動も安定していたね。

システム部分で唯一気になったのはオンラインでのマルチプレイでも常に画面が分割されている点。

片方プレイヤーの画面を確認して、相手の行動を気にしつつ協力しながら遊んでくれっていう製作者の意図自体は分からないでもないけど、美しい場面や情報量の凄い場面が多く、大きな画面で見ていたい瞬間が結構あったのでせめてボタンで変更できる仕様でも良かったんじゃないかなーとは思わなくも無いかな。

ここだけは遊んでいて少し気になった部分だったね。


ここが良かった!

・飽きさせない展開と演出の連続

・豊富な対戦ミニゲーム

・感動的なラスト

・フレンドパスで一人が買うだけで二人で楽しめる


ここが気になる!

・中盤までの二人の言動が色々と辛い

・オンラインマルチでの画面分割の必要性

・巨大に描写される虫が大丈夫かどうか


総評

全体を通して、怒涛の展開やパロディ、チャプターごとに変化するギミックと謎解き、個性的な登場キャラクター、などなど面白いし衝撃を受けるような展開、要素が非常に多くて終始楽しめたね。

ミニゲームとか、所々にある町の作りも遊び心満載で凄く凝っていたし。

協力プレイゲームとして隙の無い作り込み具合と言い非常に素晴らしかったな。

ストーリーは中盤あたりまでのメイとコーディのやり取りや言動を受け入れられるかどうかが肝な感じはしたかな。

後半は感動的な流れにうまいこと落とし込んでくれるので最後までプレイすればある程度スッキリとして終わるものの、やはりゾウのくだりは頭にこびりついて離れないものがあったね。

とはいえ、ギミックやらパロディ的な場面やらを含め元々色んなゲームを遊ぶようなゲーム好きな人にはかなり楽しめる作りにはなっているのでそういう意味合いでもかなり楽しめる作品には仕上がっていた様に感じたな。

あと、やっぱりフレンドパスによって1人が買うだけで2人で楽しめるって言うのはシステムとして物凄く良かったね。

こういう協力プレイ前提のゲームってそういうのが意外とネックだったりするからその辺も痒いところに手が届く感じは素晴らしかったな。

そんな、怒涛の展開の連続と個性的協力ギミックによる謎解きが楽しい協力型アクションゲーム。

気になった方はぜひやってみて欲しい。

著者プロフィール

gemaikiのアイコン gemaiki

ゲーム・漫画の感想やレビューブログの運営4年目。
プレイヤー目線での素直な感想を心がけながら更新中。

子供の頃から様々なアクションゲームを遊びまくり。
マリオ系はもちろんデビルメイクライといった爽快系やHi-Fi RUSHといった異色アクションも大好き。
最近はStellar Bladeやアストロボット、スプリット・フィクションが面白かった。

ネタバレは極力避け、購入に悩んでいる方の背中を押し、出来るだけ初見の楽しみは奪わないレビューを心がけています。

直近に累計10万PVを超えました。感謝!

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