
[Kitten’d 感想.評価]子猫様をひたすらにお世話するVRシミュレーション[VR]
どんなゲームか
ある日突然、猫の世話をお願いされたプレイヤー。部屋に向かうと大きな箱が置いてありそれを開けると飛び出してきたのは可愛らしい猫ちゃんたち!
自由奔放な子猫たちをお世話していると話は段々とおかしな方向へ・・・。
といった導入の猫お世話系シミュレーションVRゲーム。
作品情報
2020年9月21日発売。開発元はStar Vault AB。対応プラットフォームはPSVR(PS4、PS5)、PCVR。
価格は2420円。
日本語対応(注意事項あり、詳しくはその他システムやバグについての項目を参照)。
PSmoveコントローラー専用。
ストーリー仕立てで猫のお世話をしていくシステム
ただ猫を世話するだけじゃないぶっ飛んだ展開のストーリー
進行によって増えていくお世話グッズやそれらのアップグレードといったシステム
豊富な猫の種類 スコア等を気にせず猫のお世話が出来るマイルームモード
といった特徴がある。
PSstoreページはこちら
プレイ環境と状況
PS5にてPSVRとPSmoveコンを使ってのプレイ。メインストーリーモードを一通りクリアして、マイルームモードで猫を100匹以上飼ってみる位プレイした後での感想。
X(旧Twitter)でのプレイ当時の僕の感想。
昨日から kitten'd 始めてみた
— ゲームと漫画を摂取して生きている人 (@gemaiki_aruji) October 10, 2022
VR視点で猫の世話するの癒やされまくるな
足元すり寄ってくるの愛おし過ぎる
ただゲーム自体は相当忙しない
初回で高得点出すの難しい
でもお世話グッズが増えたりアップグレード出来るのは楽しい
日本語対応してるけど、最初日本語だとバグで進行不能で焦ったぜ pic.twitter.com/vknXyAkicq
昨日の kitten'd
— ゲームと漫画を摂取して生きている人 (@gemaiki_aruji) October 10, 2022
メインストーリークリア!
まさか猫の世話をしていたら宇宙に行く羽目になるとは思わなかったなー
それにしても後半はメチャクチャ難しかったな
迫りくる戦車や戦闘機から猫を守りながら餌上げたりフンの世話したりとハチャメチャが過ぎたぜ
それにしても猫、爆かわいい pic.twitter.com/L1yg4uuaN8
要素毎の感想と評価
1. ただひたすらに可愛い子猫たち
まず本作の最大の魅力が可愛さが半端じゃないの子猫たちをお世話をしていくというゲーム性。猫の品種も意外と多くて7種類程がゲーム内に登場する。
アメリカンショートヘアといった比較的メジャーどころからスフィンクス等の日本だとそんなに見かけないタイプの猫まで様々。
シンガプーラは見たことはあったけど品種としての名前は知らなかったな。
見た目的にもモチベーション的にも色んなタイプの子猫たちと触れ合えるっていうのはメチャクチャ楽しかった。
しかも品種ごとに個性もあって、アメリカンショートとかは結構人懐っこいのに対してシンガプーラは常に別の猫にちょっかい出したりしてバチバチの空気感を作りだしたりする。
種類は豊富。アメショのぽってりとした感じ好き
中でもプレイしていて特に可愛さを感じたのが猫たちの挙動。
足元に撫でてくれーってすり寄ってきたり、猫同士でじゃれあったりしている姿とかとにかく見ていてかわいい。
目と目が合った瞬間、脳髄に電流が迸る
餌を器に入れたら定期的に食べに行くその姿もなんだか愛おしく感じて凄く癒やされたな。
後、挙動の可愛さは勿論のこと、他にも帽子とかのちょっとした見た目を変えられるアイテムもあるのも凄く良い。
メガネとかなんだか強そうな角とか何を着けさせても可愛さしかない。
可愛い生物には何を着けても可愛いんですねー
そんな感じに、何をしていてもひたすらに可愛い猫たちに癒やされまくりな所が本作最大の魅力と言えるだろうね。
2. 歯ごたえのある育成シミュレーション
とはいえ、ただただ可愛すぎる猫たちをお世話して可愛がっているだけで良いのかというとそうでもない育成シミュレーションとしてのゲーム性がある。しかも、これが中々に忙しくて歯ごたえが凄まじい。
まず、全体的な流れから軽く説明すると一定の時間、猫たちのお世話をしていって加点を増やしながら、猫たちが物を壊したり部屋を汚したりすることの減点を防ぎながら高得点を目指していくといったゲーム性。
シミュレーションとパズルっぼい要素の組み合わせといったシステム。
お世話グッズは色々とあって、餌入れやフンをさせる場所なんかのオーソドックスな物からマタタビを噴霧する装置や部屋に常時レーザーポインターを発生させて猫を遊ばせるというトリッキーなものまで様々。
この辺のグッズが実際にあるのかは謎だけど、マタタビ噴霧して猫を常に酩酊状態にする装置は色々とダメでは?という気がしないでもない。
それで猫がご機嫌ならそれでもいいのかもしれないけども。
実際にあるのか謎だけど、プレイ上は便利
例えば比較的簡単な序盤のステージだと、猫の餌の管理、フンの処理位に気を使っていれば良いんだけど、段々と難易度は上昇。
定期的に開く窓から猫が逃げない様に気を付けたり、棚とか机の上にある瓶や皿を壊されない様に誘導したりと忙しさが加速度的に増していく。
地味に辛かったのが手元に置いているお世話グッズに猫自体の当たり判定が存在する部分。
これのせいで必要なグッズがいつの間にか手元に無くてアワアワする展開が結構あった。
この辺はもう少しなんとかならなかったのかなーという勿体なさを感じたね。
そして驚きなのがストーリーが微妙にぶっ飛んでいる事もあってロケーションが部屋以外にも変化。
最終的には宇宙船の中で脱出ポッドに乗りそうになる猫を食い止めたり、猫を連れ去ろうと襲い来る戦車や戦闘機を撃破したりともうムチャクチャな展開と忙しさへと変化していく。
一部を切り抜いただけでも分かる情報量の多さ
ただ、一つのミッションをクリアすると点数に応じてメダルの様なものが手に入るんだけどここの評価がかなり渋い。
かなり頑張っても最高評価に届かず、しかも全てミッションで最高評価を取らないとトロフィーが手に入らないので個人的にはこの辺の難易度はかなり高いと感じた。
お世話グッズを含めた挙動の不安定さもあって若干理不尽さを感じる場面も多くこの辺も少し勿体無かった感じはするね。
最高品質のグッズを揃えても満点はシビア
物によってはかなり便利になったり、高得点を狙いやすいものもあって何をどうアップグレードしていくのかが攻略の鍵になっている。
アップグレード購入の振り直しは簡単で毎回ミッションの始めに変更出来る。
こういう作りは多少リプレイしやすくていいなーとは思う。
兎にも角にも多少人を選ぶ感じはするけど全体的に歯ごたえが凄まじいゲーム性は意外と面白かったかな。
3. ユーモラスかつぶっ飛んだストーリー
上でも少し書いたようにストーリーが些かぶっ飛んでいるのが本作の特徴であり面白い部分でもある。ただ、日本語には一応対応しているものの訳自体はかなり大雑把で機械で無理やり翻訳したのかな?っていうくらい意味が分かり辛い事が多い。
しかも、後で詳しく書くけど日本語にしていることによって生じるバグもあるのでよりややこしい。
多少英語ができる人だったら多分普通に英語でやった方が意味がわかり易いかもしれないレベル。
軽く英語でやった感じは全体的に簡単な単語が多かった印象。
ちなみに僕は英語がすこぶる苦手なので割と辛かった。
そんな状況の中、なんとなーくニュアンスで理解した感じでもかなりストーリーがぶっ飛んでいたのが分かるっていうのはある意味で面白い。
なんと言っても部屋で猫をお世話していたら急に建物がロケットになって宇宙に飛び出していくんだよ?思わず、えぇー!?って声が出たよ。
段々と遠ざかる地球には笑っちゃったな。
猫と宇宙とフン置き場というインパクトが凄い
完璧にストーリーの流れが理解できたとは言い難いけど、ぶっ飛び具合とある種のユーモラスさで個人的には結構好きな内容ではあったかな。
故に日本語への対応はもう少しだけでも丁寧にして欲しかった感じはする。
4. 自由に猫を愛でられる別のモード
メインストーリー部分の難易度はさっきまでに語って来たようにかなり難しい。全体的に忙しさが半端じゃないのもあって後半は猫に癒やされている場合じゃない事が多かった。
そんな人にも安心なのがこのもう1つのモードのマイルームモード。
特にクリアするための条件があるわけじゃないのでひたすら猫を可愛がっているだけで良いという素敵モードになっている。
初期のマイルームモード。癒されまくる空間
他にも新たに猫を増やして飼ったり、育てた猫を品評会の様なイベントに送ってみたりと割と自由度は高め。
品評会で入賞するとちゃんと部屋にトロフィーが届くという細かさもある。
ちなみにこのトロフォーは売ることもできるんだけど割と高めのポイントがもらえる。
ただ、英語だったので正しく理解しているかは微妙だけど、品評会に出した猫は疲労からか機嫌が異様に悪くなるので注意が必要。
この辺の仕様を踏まえて、僕はこのモードでどの程度の事が出来るのかなーと思ってひたすら猫を飼いまくって100匹以上にしてみたけど、特にカクつくことも無くちゃんと各々の生活を繰り広げていた。
こういう部分は単純に凄いと思ったね。
限界に挑戦、双方に得の無いカオス状態へ
この辺はもうちょっと柔軟な対応で数が増やせても良かったんじゃないかなーとは思わなくもない感じ。
最終的には、部屋に最初から設置されているソファーに猫たちが横一列に並んで爪研ぎまくってたし、とにかくカオスだった。
とはいえ、大量の猫が足元にすり寄ってくる姿は頬が緩みまくったけどね。
あんまり無茶せずのんびりと3,4匹を飼う位だったらかなりオススメ出来るモードだとは思う。
5. その他システムやバグについて
ロードに関してはPS5の内蔵SSDということもあってか特に不満を感じる程ではなかったかなミッションスタート時のロードも割とスムーズだった印象。
コントローラーに関してもその場から動く必要が無かったからか特に不満は無かった。
強いて言えば判定がマス目上に区切られている事もあってか、猫やお世話グッズやらが重なった場合に狙った方を上手く取れないっていう事が何回かあった程度。
酔いに関しては、その場から動く必要がないゲーム性だったので特に感じず。
そういう意味では初心者にはオススメかもしれないな。
バグに関しては再現性がある上に致命的なのが1つあったので一応少し触れておく。
本作は一応日本語には対応とは書いているし実際ある程度は翻訳されているんだけど、その状態でプレイするとメインストーリーの最初のステージで猫が登場する箱を開けることが出来ずに進行不能になる。
対処法としては言語を英語にすることなんだけど、ゲーム内で言語を変えても何故か反映されなかったりするため、ゲーム機本体側の言語を英語にする必要がある。
これが結構面倒くさくて手間。
ゲーム自体はそこそこ面白かったし、今後の調整次第でかなり良くなる可能性を感じただけにこういうローカライズでのバグは本当に勿体ないなーって思う。
ちなみに進行不能地点を抜けて日本語に戻すと一定のミッションまではその状態で進めるけど結局途中で再び進行不能バグに遭遇したので現段階では日本語自体あまりオススメ出来ない。
他にも、猫に当たって吹っ飛んだお世話グッズが異空間へと消えてしまってどうすることも出来なくなるというバグにも少ないながら遭遇。
この辺の挙動の不安定さは少し残念だった部分だね。
ここが良かった!
・何処までもひたすらにかわいい猫の存在・歯ごたえのあるゲーム性
・猫を愛でまくれるモードの存在
・ユーモラスでぶっ飛んだストーリー
ここが気になる!
・致命的な日本語でのバグ・シビア過ぎる高得点判定
・お世話グッズの当たり判定問題
総評
全体を通して猫が可愛いっていうのが全てともいえるゲームだったなという印象。本当に兎に角、猫かわいい。
ゲーム性としては骨太で忙しない所に面白さを見いだせるのかっていうのは人を選ぶかなーって感じ。
パズルゲーム、シミュレーションゲームとかが好きな人は結構ハマりそうな気がするね。
ただ、僕個人としてはもう少し緩い難易度でも良かったんじゃないかという気はしないでもない。
あまりにもシビア過ぎるとカタルシスが無さ過ぎるもんなー。
それとも何か見落としているスコアの稼ぎ方でもあったんだろうか。
とはいえ、猫をただひたすらに愛でるだけならもう1つのマイルームモードをやるという手もあるから別に不満は無いんだろうけども。
ストーリーは割と好き。
色んなロケーションでお世話するミッションを作るためにあえてこういう展開になったんだとは思うけど、こういうユーモラスさとぶっ飛び具合は割と好物。
惜しむらくは日本語訳が雑過ぎた所。
キチンとどういう流れだったのか知りたい感じはあったな。
そんな感じで不満点は色々あるけど、個人的には割と楽しめた本作。 とにかく猫が可愛かったなー。
色々ブラッシュアップして続編とか出してほしいね。
手堅い面白さは期待できそう。
そんな、子猫様をひたすらにお世話するシミュレーションゲーム。
気になった方は是非やってみて欲しい。
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