[valheim 感想.評価]小容量、大ボリュームな北欧神話的オープンワールド[ゲーム]
月明かりが眩しい夜空を眺めている場面

[valheim 感想.評価]小容量、大ボリュームな北欧神話的オープンワールド[ゲーム]

どんなゲームか

この大容量が当たり前の時勢の中、約1GBというローポリ小容量の北欧神話系サンドボックスオープンワールド。

基本的にはまだアーリーアクセスのため、できることは限られているけどそれでもかなりのボリューム感がある。

作品情報

2021年2月2日発売。開発元はIron Gate AB。



プレイ環境と状況

Steam版を友人達とプレイ。

一通り現在倒せるボスや行ける土地を探索して段階での感想、評価。


要素毎の感想と評価

1.小容量が売りでグラフィックは控えめ

約1GBの容量という事もあってグラフィックはお世辞にもいいとは言えない、所がそれをあまり感じさせないくらいエフェクトといった表現がうまい。

近くで見ればローポリじゃんと思うけど、全体を俯瞰してみるとそんなことは全く感じない。

全体をローポリにしているおかげが敵やオブジェクトの数も多い気がする。

後、良いのか悪いのかはともかく、落としたアイテムが驚く程消えない。
場合によっては床一面がアイテムで埋まることもしばしば。

故に海に投げ捨てたり、ゴミ捨て場みたいなのを作ってみたりすることに。
大量のトロルの頭というアイテムが拠点の裏の溝に捨てられている場面

敵からドロップする生首で若干ホラーに

2.想像以上に敵の種類が豊富

北欧神話をベースとしていることもあってトロルやドラウグル、ドワーフといったモンスターが登場する。

エリアのバイオームも草原、湿地、山のように複数あり、それぞれに対応したモンスターが出現する。

ただ、夜になると敵が大量にリポップしてくるのでちゃんと柵を作るなど対策をとっていないと夜の間中ずっとドワーフと小競り合いを繰り広げるはめになる。

トロルなんかは結構サイズ感大き目のため、初めて遭遇した時はリアルに声が出るほどの不気味さと存在感があった。

後、普通につえぇ。序盤の鬼門の一つ。
ドラウグルというモンスターと戦う主人公

ワラワラと湧き出る雑魚が結構強い

木々の合間から主人公へと迫り来る巨大なトロル

初めて見たとき、ちびった、怖すぎ

3.かなり広大に生成されるマップ

最初に自動生成されるのだが、本当にビックリするくらい広い。

一応のラスボスの所までで50~60時間程プレイしたけど、それでもマップの2~3割埋まっているかどうかといった感じ。とにかく広い。

ただ、ヴァイキングをベースにしていることもあってかマップの7割くらいは海(自動生成の具合にもよりけりだと思うけど)なので移動がとにかく大変。

早めに上位の船を造らないとイカダ1つで地獄の航海をする事になる。
探索範囲をマップで確認している場面

5,60時間冒険してこんな感じ。アリの巣かな?

大海原へイカダ1つで漕ぎ出している主人公たち

イカダ一貫、海に漕ぎ出した男たち

敵の所でも書いたけど、バイオーム、所謂エリアが結構豊富で全部で8個?近く存在する。

しかもこの中にはまだ細かい内容が未実装な果ての地みたいなエリアもあって、他のバイオームとは全く様子が違っていて、初めて到達した時はかなりの衝撃を受けた。

勿論、未実装地帯なので特に何が出来るわけでも無かったりするので完全にいく必要はないんだけどね。

バイオーム毎にアイテムの特色があったりして、それぞれの土地で新しく出てきたアイテムで更に強い装備を、みたいに冒険している感が凄まじい。

ストーンヘンジの様な場所を探索する主人公

海より雪山より実際はこういう所が一番危険

雪山へと挑戦する主人公

雪山に登れるようになった時は感動した

赤い火の粉が降り注ぎ、地面は黒く焼け焦げている土地を探索している場面

こんなでも未実装。早く本実装されることを願う

さらに、ところどころにアイテムを売ってくれるNPCが出現したり、ダンジョンのような場所が点在していたりと探索や冒険が好きな人にはたまらないゲーム。

広大なマップで移動が多少面倒に感じてきても、ポータルという設備を割と簡単に作れるので
「折角、凄い生活しやすい拠点作ったのに全然訪れる機会なくなっちゃうよ」みたいにガッカリする事があんまりない。

ただ、ワープで持っていけないアイテムも存在するので一応生産拠点みたいなのは現地に作らないといけない。

これはちょっと面倒だった。
マップ上に点在する商人と出会った主人公

60時間の中で1人しか見てない。存在がSSR

拠点としている場所に大量に設置された各地へと繋がるポータル

拠点が増えると本拠地がポータルだらけに

4.魅力的なボスたち

一応全体にストーリーらしきモノが存在していて世界に存在する何体かのボスを倒すのがメインになってくるのだけど、これが中々個性的で、さらに歯ごたえが凄い。

きっちり装備を整えていかないと瞬殺される勢い。

ただ、こういうゲームって往々にして所謂目標が設定されていなかったりするからこういうボス戦が明確にあるっていうのは非常に良い。

それを目指そうっていう目的意識で冒険ができるから飽きること無くどんどん時間が吸い取られていく。
雪山で戦う事になるドラゴンタイプのボス、モデル

ドラゴン系ボスもいたり、僕の心をくすぐる

巨大な骸骨の様なボス、ヤグルスと戦う主人公たち

エフェクトが派手。叫びつつ何とか撃破

5.若干不便なクラフト要素

こういうゲームのメインは拠点作り的な所はあるのだけど、ここは今一つ微妙なものを感じた。

まず、マインクラフトなんかの他のサンドボックスと違って作業台を作らないと建物を建てられないのは中々に辛い。

しかもポータルで移動させられないアイテムがある以上、それぞれのバイオームで拠点を作らないといけないけど、きっちり壁と屋根で囲わないと作業台で作れない建造物が結構多い(炉とか)。

この仕様が複数拠点を作るうえで結構面倒。

加えて、それぞれの作業台に付随した建造物を近くに配置すると作業台のランクが上がるのだけど、それもワープで運べないアイテムがあるせいで各バイオーム、各拠点に作らないといけないっていうのも面倒。

次から次にテンポよく冒険したいときにはこの要素で結構足止めされる事があって、それが人によってはちょっと残念かも。
木造の拠点を裏側から眺めている主人公

色々建てられるのは良いけど手間が凄い

6.快適なマルチプレイ

今回僕は友人4人とサーバーを外部に借りてプレイしたけど、こういうゲームでの所見でのワイワイ感はやっぱり楽しい。

特にラグったりすることも特になく快適にプレイできた。

ソロでやるには素材集めとかが大変なのでできればフレンドとかとやるのがいいかもしれないなーとは思う。


ここが良かった!

・全体的に冒険している感が強い
敵の種類の豊富さや、バイオームの種類が複数あるので、かなりのめり込みながらアッチを探索、こっちを探索とできる所がめちゃくちゃ良かった。
そういうのが好きな人にはかなりオススメできる。

・作れる武器種が意外と多い
単純に剣とかじゃなくて弓とか斧槍みたいなのも作れるし、しかもそれが新しいバイオームに行って手に入れた素材で更に上のレベルの武器が作れるみたいなのがRPGしている感じで非常にいい感じ
月明かりが眩しい夜空を眺めている場面

光っててかっこいい。こいつ毒属性なんだぜ?

・敵にも派閥がある
自分の種族以外とは仲がよろしくないようでドワーフとドラウグルみたいな異なる種族が遭遇するとバトルに発展する。

本当に危なくなったときはこれを利用して別のモンスターに擦り付けるという手段も存在する。
こういうところが作りこまれているのは何か良さを感じる。


・小容量なので動作が軽い
まず、単純にダウンロードするのが終わる速さにびっくりした。

最近のゲームなんて始めようと思ったら小一時間は最低待たされるものだけど、これは「やろうかな」って思って買ったらすぐ始められるレベル。

一応僕は4Kモニターを使っているのでそれ準拠の設定でやっていたけど、動作が重いと感じる瞬間はほとんどなかった。

ただ、ボス戦なんかでエフェクトが多めに出ると多少カクツクのはちょっと気になった。



ここが気になる!

・クラフト周りの不便さ
上で書いたようにとにかくクラフト周りが不便。
折角の探索の楽しみがこれのせいで水を差されるのはちょっとなーと思う。
せめて、作った建造物を持ち歩けたりすれば違うのかなーとは思う。

・未実装エリアやアイテムの存在
これはアーリーアクセスである以上仕方ないこととは言え、折角大冒険して発見しても使い道がないみたいなのはちょっと悲しい。

いっその事、その要素がある程度出来上がってから追加みたいなのじゃダメだったのかなとは思う。
仕方ないんだけどね。

・移動周りの不便さ
これも今後に期待できる事ではあるんだけど、如何せん船での移動も最初はワクワクするけど、後半になるにつれて面倒になってくる。

時代設定に合わせているからか、帆船しかないんだけど、どうしても遅い。

しかも風向きの概念があるから最大速度を出せるときは限られているし、風向きを操れる要素もあるにはあるけど、手に入るのが割と終盤で、手に入れたころにはそんなに使い道ないなーみたいになる。

そこら辺はアーリーアクセス終了時にどこまで改善されるのか期待。


総評

総評としてはかなり面白い部類に入ると思う。
実際に世界的に何百万ダウンロードとされているようだしそれも頷ける。

始めたての時のワクワク感は本当に凄まじかったし、最初の航海や初めてトロルに遭遇した時の緊張感も「valheimサイコー!」ってなるレベルだった。

ただ、進めていくと粗が結構目立ってくるのでその辺がアーリーアクセス終了時にどう変わってくるのかが気になるところ。

ただ、この小容量でこのボリューム感を出した製作者はマジで天才だと思う。
今後もいろいろ追加されていくようだし、行く末が凄まじく楽しみ。



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